七竹
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テクニカルライター、元翻訳者。固くて具体的でブレのない言葉から、曖昧で解釈がいくらでもできる言葉にここではスイッチしてます。
今年は百人一首の本歌取りをしています。解説のリンクはこちら。
https://hyakunin.stardust31.com/yaku-itiran.html

水をいれたコップのような完成が言葉で出来ず釘で文字書く
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プリクラを貼った履歴書で大丈夫です住所も電話もわかる範囲で
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五反田の「ブラック企業資料館」の語り部となる この世続けば
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人里の轍踏み分け鳴く熊の声におののき窓を閉め切る奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき /リライト
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「限りなく透明に近いブルー」は涙なの?海辺の街で悲しみ拾う
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雨降りは涙隠すのに丁度良い 過去に向かって傘を差す街
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病院で二度と会えない帰り際目薬としての涙を溜める
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象の鼻を哲学的に分析しロボット作る仕事がしたい
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「今シーズン待ちに待ってた初舞台」折りじわの付くチノパンを履く
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携帯が震えてほしい一心で罵詈雑言の売買をする
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茜色外骨格の君を焼き外を剥き取り本質を得る
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一人旅隣の隣の駅に行く川と中華と過剰な旅情
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健康が不良なくせにおおかたの知らないものに怯えてしまう
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人里の轍踏み分け鳴く熊の声聞くときぞ山は悲しく
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「楽しかった。また今度会おうありがとう」芸術的に傘が消えてる
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掬い取る三日月の影を栞にし鉄道に乗る帰る明日に
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高速のトイレ休憩置き去りに 修学旅行が一人始まる
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青空と無縁な迷彩色である夕方優雅に誘蛾灯で消ゆ
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「自転車のけんけん乗りを次世代に」校内放送の校長先生
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「イナバウアーを覚えるよりは簡単です」Ruby講師は画面見て言う ※Rubyは国産のプログラミング言語
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虚無僧になる夜を迎える 虚無の中にすら何かあるのか
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終端が近づく。茄子を育てたい。区民農園申し込みする
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納豆を食べる程度の気構えでぜひ面接にいらしてください
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池袋に通勤する鳩 荒川のゴルフコースに孵る卵が
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汚れてもいい心にて来てください 社保寮完備明るい職場
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明瞭に誰の役にも立たない日 ガチャを一つ引く、天使を
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髪型を鳥のトサカに見立てると見える世界が少し優しい
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鍵かけて蛇口の形のかな文字を探す。明日は漁火の日で
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八月は六日九日十五日 言葉は祈りで風に溶けてく /上の句はこの時期によく詠まれる俳句
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圧縮され続ける客用の羽毛布団 私は誰かを世話し続けたい
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