澪標
10
8
投稿数
61

終わらない夜を夢に見て眠り続けよう
受験生から浪人生になりました。理系にしか読めないような歌を詠みたい
▶︎大学生になりました。

田園もわたしだけの秘密基地も ここで待ってて、さよならふるさと
9
やわらかな春の光よ見ていてね 今からわたし幸せになるの
8
きみに会う予定がわたしの睡眠剤 やわいときめきかかえて眠る
14
きみの好きな音楽聴く気になった時 この人が好きと強く感じる
8
ひとは思う 死が物語の終わりだと 死ぬまで終わらぬとは限らないのに
5
お別れはなにも言わずに微笑みたい だってアウトロはピアノソロがいい
7
伸びた髪切らずに纏め黒リボン きみがリボンの子と呼んでくれたから
6
一年のトッププレイリストから 流れるのすべて君とのあの日々
9
花粉症 詰まった鼻腔ごくたまに くぐり抜けてく、キンモクセイが
8
木枯らしが冷たい鼻と熱い頬 紅く染めるのは冬への恋慕
11
愛着と渦巻く感情ファルマコン きみを愛でた LD₅₀だけ
5
頬撫でる風が冷たく感じた時 その瞬間が夏の終わり
6
こがらしが溢れる涙冷たくする ぶっきらぼうなやさしさ感じて
9
花粉飛べど煌めく秋旻見るだけで 許せてしまう狡猾な秋へ
6
終末よ訪れるなら今日この日 二人の幸せ願う来世も
6
見知らぬ人の幸せ願う短冊の となりであなたの幸せ願う
10
教養のないわたくしの語彙不足のせい 言語化に伴う矮小化が憎い
6
明けぬ夜ないこの世界の仕組みのせい ゆめゆめ眠れず、夢も見られず
8
若い母の苦労をこめた英和辞典 慈しむように表紙を捲る
11
ありふれた愛の言葉じゃないけれど 死ぬ迄おそろいの空気吸っていて
6
雨止めど終わらぬ晴れもないからさ お気に入りの傘、またねと仕舞う
9
単調な七小節を過ごしても たまに雨降り、季節は移り
5
卒業前 閑散とした教室に はじめて響く換気扇の音
11
明けぬ夜ないと大人は言うけれど 終わらぬ夜を夢見て眠る
16
窓の外 わたしを魅せた黄金色 白銀に変わり、いつしか消えて
9
我儘な幸福に縋るわたしとは ここでお別れ だいすきでした
4
女子高生、最後の季節訪れて 蝶々結びでマフラーデビュー
9
駿台の二日の気遣い無下にして 共テ模試後に通常授業
7
一期一会 バスで出会ったおばあちゃんの くれたぬくもりコーヒー手に握りしめ
11
片恋を始めたときから伸ばしてる 黒髪ついに貴女に追いつき
8