手札事故
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129

思ってもいなければ詠む必要もないそらごとを無理やり歌う

たたみこみをれば一朶のグルテンにも智の生じ得る非線形性
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まばらながら星がなおさらまぶしくてProfunctorの眼鏡をかける
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ひとむれにヒスタミン受容体うごめきつつ縺れては歩き出す
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不整脈のごと通知音、永遠の愛はたとえば関節に毒
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Flügelつばさてふに脚長く腰高く地震なゐなき地にて成れるなりかな
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もだ、それはありふれた珍味のような、ちがうな、すこしのどがかわいた
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慾望するところすべてがねむりをるデッキボトムを刻む、夢まず
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「ほんとうのこと」という比喩。むきだしの「まこと」から目をそむけるための
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まるでアヒルのように泳ぎつ草をみアヒルのように啼く影を追う
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ゴアトランス空のボトルもてあそぶ小春日プードルに後輪あり
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境界にて感覚されし刺激なる一塊の棘皮てふ我
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追い風こそ悪辣に吹け flex bg-夜爪-ハイポニキウム
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月食にかこつけて熱燗をすすり、人という不合理にかじかむ
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曇天になほ橋頭堡またたくや我が手を引ける躍度ジャーク月色
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歌が帰してゆくと同時に生まれいづるところなるなり我らが泡は
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最初はただ音楽が好きだっただけで例えば歌はそうじゃなかった
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何食わぬ顔で信号はポッ立ち、ふわり、一本の古傷になる
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僕はkawaiiく居たいんだと言い、八硝基立方烷オクタニトロキュバンのようにほほえむ
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おあいにくながら乱数表よりも歌が不得手な身・身・身でしてね
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ありがとうございます。あの何か他に訊きたいことはアブラカタブラ
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形式の虹霓にぶっとばされないよう構えて膝をゆるめる
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盤上に手が飽和サチるとき遠くからざらついたシャコンヌがきこえる
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抗ヒスタミン剤の世代を数えている手毬唄または朝焼け
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光速の一億分の一倍におけるウラシマ効果の多少
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仙骨マウスパッド・正解バナナボート・即席探偵ノート
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しらくもの8はちぶ12はちぶさんれん同時演奏コンフレを幻想とよぶこと
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其はアルファケンタウリより訪れるに赤デカンタのみ干して帰れり
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妄執は再誕すパラノイア・リバース。以てわが舞いと為し、懐中に鋭利なる有り
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どうせこのように眠られない夜ならシドの星にて明かしたかった
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感熱紙ゆえすりきれながらささやかな価値をぼやかしながら堆積
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