生涯ではじめて君との約束を小指じゃなくて薬指でする
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スナックで 知り合った人 皆あだ名 お通夜の晩に 本名を知る
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ビジネスの顔で棒読み本当はあの時みたく笑い合いたい
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付き合って 結婚をして 子どもいて まだ下の名で キミを呼べない
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作っては比べて作りまた比べ 好きで終われぬ 終わらぬ創作
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今日もまた やさしい人の朗らかな挨拶だけで生き延びていた
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再調査 済めば一刻 再稼働 我の人生の 基準値知らず
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争点が 絞り絞られ こぼれ落ち 声なき声は 闇に消え去り
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一生の 振り子を持つは 運命と 知れども今は 君に預ける
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飛行機の 音が近づき 遠ざかる 70キロ先 仙台空港
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忘れたよ 大阪万博 マスコット ああ「ミャクミャク」だ 覚えてる?
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国のため 自分のために 生きる世に 人の未来は 消えてありなむ
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永遠に 同じ空間 過ごしたい 塵になりたる 命なれども
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現代の 経済格差 表出す オリンピックは 差別の祭典
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熱狂が 苦悩を超える 人達の 蜜啜りたる 息が絶えても
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キモいかなこんなアニメが好きなんて 人目気にしてラバスト外した
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突然の 奇襲の如き 衆院選 「1941」 思い出したる
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神仏も 責任取れぬ メルトダウン 「原発」が頭を垂れて懺悔する
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粉雪は 祖父が降らせて くれたのさ みな大好きな おじいちゃんよ
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「原発」は 瀕死の中で 叫びたる 「皆逃げろ!」 「さっさと逃げろ!」と
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うれしきはイチナナパー(17800円)でパソコンを手に入れしこと。中古なれども
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レコードの音がだんだんデカくなる聞きたくないこと多すぎるから
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晩酌のお湯割り美味く呑めるなら冷え込む午後の散歩も楽し
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今までとこれから先をそれぞれに眺められてる今ここに立つ
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一人立つ景色を見つつ少しだけ 置いて離れた地を懐かしむ
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雪が降る 積もり溶けたり 凍ったり 多くなければ 多くなければ 
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『素面』と書いて『シラフ』と読むと知った午後 ひとり想像を楽しまん
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辛そうに 云いきる君を 感じみて 気付いているのに 気付かぬ振りを
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励ましにつかない既読、三十分 あなたはわたしを求めてないね
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表にいるのが生きていること それなら裏はしんでいること?
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