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目がかすむ ダブルパンチの 薬漬け 雨がしとしと 涙のように
4
かすれはて横断歩道の縞はなく誰も渡らず誰も渡れず
14
一回で口に入れたり目玉焼こぼれた皿の黄身を舐め取る
16
春にまたひと足近くなるために 恵みの雨が大地潤し
9
全力でくだらないことやっているアイツはたぶんすごく尊い
18
取り戻す!塵の翼は二枚じゃないターンで全開「雨をぶち抜け!」
7
三ヶ月 会えない時は 不安なり
羊駝達
(
あの子ら
)
は吾を 覚えているか
4
飼い主のいない家猫になるべく来月分の診断書たち
5
AIが詠んだ歌だと味気ない そう思うならナイショにします
9
以下で詠む短歌は全てAIが作ったのかも カミングスーン
5
マジックの タネを直接 マジシャンに 聞くのと同じ ことをしている
5
春の陽気の
冷
(
さ
)
むる曇天の宵 ホットチャイラテ飲みつ待つバス/ミルクティー
17
言の葉の渦巻く海に漕ぎ出せば千五百首は泡沫の波
16
息ひそめ生きあぐねきし言の葉の千五百首は泡沫の露
9
まほろばの春という名の君と往く旅の余白に歌ぞ置きなむ
16
メールなし
L
I
N
E
もなければ
U
t
a
k
a
t
a
も
無一物中無尽蔵
(
何もなければ幾らでもあり
)
9
針を止め欠伸のひとつ伸びをして夜の明けたるにひとりと思ふ
14
後悔の時間の宿る木のあれば三日の間ほど蔭休みたし
18
「山笑う」春は嬉しきことなれど 白富士の姿変わるは寂し
11
つまらないことは考えなくていいビールが言って「いいね」の予感
17
バーボンの花の香りや春一番 「微笑がえし」鼻歌にして
21
ウクライナ侵攻四年目に入りて敵も味方もみんな被害者
12
夜明けまへ代車が照らすいつもより少し黄いろいいつもゆく道
6
千年を行きつ戻りつ揺さぶられ
私
(
わたくし
)
だけの「いいね」を刻む
8
ぜいたくなノート一首を一ページしるし余白の余韻五冊目
10
天気痛 あちこち痛む 頭に目 首に肩に腰 挙げたら切りがない
5
庭の隅
二十年
(
はたとせ
)
共の古鍬よ出番失せては病を憂う
26
春の雨 肌に戯れ付き 物悲し 恵みの雨は 別れの雨か
15
冬の暮れ ともしび灯る 路地裏の 酒瓶重し 母待つ家の ともし影
2
風冴ゆる 岩うえ落ちる 雪解水 氷鏡映える 雪解の碧さかな
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