崩れ落ち手から飛び出た生タマゴきみも必死に抗ったのか
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その日が来たら忘れて遺書なんて残さないから祈らないでよ
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「お先に」とライトで合図する指に名前も知らぬ誰かの温度/雪国の温かさ
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可愛さに 磨きのかかった 笑顔見て 貴女を想う 幸せな時
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勤め終へ家に帰れば三千櫻グラスのなかに光が跳ねる
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君宛てのルーズリーフの書き置きの余白に託す語りえぬもの
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着信の音にトキメク日は過ぎて凪へ漂う二人一緒に
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「我儘」と詰られ慣れていたつもり そんな事ないつぶては痛い
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いつまでも今のままではいられぬと 見上げた空にため息ひとつ
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見返して自分に何があるのかと 「ちゃんとあるよ」と伝えていたい
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このままでいいのだろうかと立ち止まる 尋ねる先は我が胸の内
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気管から腹に落ちる振動があなたの音楽おとを喰らってるよう
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熊猫たちちゃんと挨拶できたかな中国語は大丈夫かな
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言ったってもう何年も会ってないし 言い訳しつつ箸渡しの骨
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外交の都合に翻弄される熊猫クマ 日本恋しと鳴いてはおらぬか
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晩御飯 冷たい氷が沈む水 そうかあなたもぼくとさよなら
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融け馴染む メルティステラと薬指 きみのいたあと さよならのあと
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冷えた手を僕のほっぺに押し当てて君が笑って僕も笑った
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寂しいといつも私をくすぐった 君は小悪魔 やさしい悪魔
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青空と同じ色した封筒を涙堪えてポストに入れた
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昨日まで世界は色に溢れてた 今日は全部が灰色だけど
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昨日まで見えてたはずの色彩が今日はなんだかモノクロみたい
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学問を叩く勇気がありませぬ 僕はあまりに無学ですから
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寂しさはいつか消えると知っている だから今だけ君を想うよ
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学級の 隣の席の 子も知らぬ 我の一面 Utakataここに隠せり
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ありふれた言葉でさえも言えなくてただ君のこと抱きしめていた
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外見や 中身がどうと 言われても  浜の真砂まさごは なみに濡れゆく
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今までの 歌を見返し 思い出す 喜怒哀楽と 日々のあれこれ
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誰よりも見つめ合ってるキミだもの わたしを一番知ってるね、キミスマホ
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ひくなみに のせる言の葉 ゆれこゆる つたうみぎわの ゆるく磯の香
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