目覚むれば 頬撫でゆけり 春風や
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突っ伏して 筆の進まぬ 目借時めかりどき
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春ゆくをまわり道せむ 手を繋ぎ月の蒼きに追ひかけられたし
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ホームラン どんな場面も 文句無し 勢いづいて 全部持ってく
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啓蟄の 天道虫や はねひらく
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頬つたう涙は花粉のせいだけで乾きし暮らしに涙少なし
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爆撃の 煙立ち立つ バクー見て 思い出だしぬ 雨寒き宿 /2016年10月24日バクー雨Guest House Inn
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隻眼の 妖怪の如 地下鉄は トンネル内ゆ 駅に近づく /大阪メトロ中央線堺筋本町駅
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地上より 奈落の底へ 向かうかに 大阪メトロ 地下へ下りぬ /堺筋線柴島駅→天神橋筋六丁目駅
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雨風と散る花びらの悪戯か車のボディが花柄の様
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旅立ちに君とおんなじ靴を履く こんな惨めで会えない為に
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まっすぐな学ぶ姿勢の眩しかり小さき歌会の仲間のことば
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そこにある メトロノームは 嘘つきだ Take Fiveを 奏でたいんだ
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セピア草 匂ひに惑ゑば玄関へ 訪ふ先生ボクと通園
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ため息を隠すみたいなキャスターが溶ける弥生の空のあざとさ
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数十年 悲喜交々も 共にして 引き続き 今後も よろしくね
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トマトやら バナナを入れて ぐつぐつと 闇鍋つつく 今日は何の日
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好きなだけホームランを打ってください 私も好きなだけ鮭を食う
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混乱と 焦燥の日々 いい方に 行っているとは 信じられずに
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夜道にて 作歌に腐心し ぶつぶつと 呟き歩く 不審人物
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闇鍋の 食材買いに 訪れた ついで教えて 生物の本
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強風で ゴーゴーいう日 年取った 女性が二人 5階に来る
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世の中の 不条理を前に 筆を取り 腕まくり挑む ルネマグリット
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春になり 枯葉の下の 球根が 目覚めて伸ばす 水仙の葉っぱ
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親四人看取りしあとの暮らし向きいずれは終わる穏やかな日々
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涙する 悲しみさえも 食いしばり 負けるものかと 静かに立てり
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彼岸花まだ青し葉に春の雨ホトケノザ咲き庭に色添え
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まだ寒い 風の吹く日に エンドウの 白い花咲き 実が膨らんで
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炊きたての熱いごはんに塩たらこ 海苔で包んで頬張りたしや
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ひとりでも 生きていけると 用意した 鍋をつつく 傷口はひらく
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