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このクスリ 効かなくなったら どうします 先のことだが 見通し持ちたい
7
見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
16
公道の 勝手に草刈り 枝払い 自由に生きる 社会貢献
6
髪睫毛 眉毛も抜けし 抗癌剤 ウイッグツケマに 眉シールして
13
ガンマーカー ひとけた続く いいことだ イチネンニネン 生けそうな気分
6
温泉気分の入浴剤寒風に乗って香ると暖まる気がする
6
罅
(
ひび
)
割れた バス停のベンチの端にガムテープ 絆創膏の如
17
レアアース 消費減税 嫌中論 夢を切り売り墓穴ホルホル
4
姿見えねど 囂(かまびす)しい 紅梅の 枝わたりたる 小鳥ありけり
12
「一」足せば「辛い」気持ちは「幸せ」に 下は向かない前に進もう
20
春冷えに白く膨らむ花たちを束ねて行かむ清き風待ち
12
アルパカの 唯一持ってる 写真集
黒羊駝
(
あの子
)
と
蒼瞳羊駝
(
あの子
)
だったらいいのに
7
本当に 困っている人 水のような影のような空気のような
10
春よ来い 頭上にあおぞら背に陽浴び 駆け回る子らの笑声響け
12
惰性だぜペダルを踏めよ炎脚だ日々を駆け抜く馬と懸けねば
11
じっと耳すませ 聴いてごらん 彼方から東風(こちかぜ)吹いて 春連れてくる
13
「本当に好きなんですか?」時雨降る「それってただの同居人じゃん」
6
もの言はず追ひ越してゆく息子の背ほのと匂ひて犬見まはせり
16
隣人の訃報知らせるドアホンのひそやかに鳴り 春待つ夕べ
17
正月の飾り片付け空いた場所 ちさき雛人形 ちょこんと鎮座す
15
十三時過ぎて出られぬ布と布の間たまる重いぬくもり
6
「冬が好きなんです冬に死んだから」夏に死ぬのも悪くはないよ
6
樹木にも 変声期あり 春夏秋冬この地球(ほし)の歌奏でおり
12
影伸びて 光たる街 目を細め 陽射し背に受け 本を読みたり
9
去年より早く減っていくバスソルトの分だけ彼が暖かくなる
8
姫は抱く傷をおいたる剣闘士 二人の肩に祝福の音を #りくりゅう
9
あと
一日
(
ひとひ
)
辛抱せよと 如月の寒波を越ゆる
毛糸
(
ニット
)
と共に
25
夏が来る捨ててあるような室外機 衣干すてふ 天の香具山 /持統天皇 2/100
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靴箱を 整理しスキマ 作ったら 空いた空間 心のゆとり
21
頭がね珈琲飲んでズキンとね浮かんできたねピンピンコロリ
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