「うわ あの子 マジで瞬時にヘラるやん」 その陰口の無惨さ 酷さ
3
いなかった 私を全て受け入れてくれる誰かは 終わり 始まる
6
美味いもん 食ってナンボの 人生と わが狸腹 肯定してみる
24
密かなる 自慢のくびれ 今は無く 狸の如き 腹を見つめる
19
たまさかの曼荼羅織りなす始めたて諧謔曲スケルツォ弾く指、夢中でふたり
6
自然界 般若の顔を 見せる今 先進国が 道筋示す
13
雪洞ぼんぼりの まろあかりに 伏す君の 手弱女たおやめの如き 長き睫毛よ
17
天気予報見ては溜め息 皆既月食 観測す予定日は雨/明日の宵
24
遠き街 背負いて戻る 夕暮れに 母の笑みあり 湯気立つ食卓
7
レーザーを 受けて自宅に 帰ったら ポテチを食べて 悪を一散
3
今度こそ私のままで恋をして幸せつかむはずだったのに
10
一日一通 ルールの穴を掻い潜り 徐々に生長するメッセージ
4
如月の名残りのがんも半分こ おでん仕舞いは春の合図と
25
春の朝 山の端霞て おぼろ月 陽射し影朧 夢かうつつか  春を待つ
4
価値観は相対ゆえにドローなりされど歴史は大砲を撃つ
14
みひらいて移ろいを知る桜花 蕾は怖くなかったろうか
6
お雛様お内裏様と並ぶ位置一年ごとに入れ替えてみる
11
ひな人形鮮やか色が定番も この頃人気は淡い色合い
11
ゴミ箱を空にするたび明け暮れの息・風・温度・足跡かすみ
12
国際法 踏みつけにする トランプの 「壮絶な怒り」は イラン側にも /イラン攻撃作戦名「壮絶な怒り」
9
戦争は 同じ場面の 繰り返し 「破壊 殺戮 避難 報復」
16
地球外知的生物必ずやいるとされるが見た人は無し
6
艶やかな桜色した雛の寿司 男子も便乗これで酒呑も
21
晴天の強い西日があぶり出す打ち寄せられた床隅のゴミ
19
夢に成り果てた我が恋 雑魚極め 嗚呼もう君に吹くな春風
10
トランプの トランプによる トランプのためだけなる イラン攻撃
9
かろうじてぶらさがってる男たち 転んでいるが落ちたくなくて
7
ひな祭り お内裏様と お雛様を 頭に乗せた 羊駝がお出迎え
4
目を瞑り 水族館が 目に浮かぶ 眠りを誘う 「マリンバ」の音
12
使い終わった詰め替え用の食器用洗剤だけが私の家事を褒めてくれた
8