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ぬくぬくと 背に受くこたつ 画面には アフリカゾウガメ
我
(
われ
)
が映れり
13
君想う 春の
陽光
(
ひかり
)
に 桜散り 地を埋め尽くす わが恋の果て
13
冬去りて 世代交代 椿らは 赤き
絨毯
(
じゅうたん
)
地に
還
(
かえ
)
りゆく
12
見るものと 思ふこととを なすことの すべてを決むる
我
(
われ
)
にありけり
6
三日月の 古池の上 松の影 池の鯉跳ね 山静けしや。 鈴虫鳴き松風騒ぐや秋の夕暮れ。、味わい深い。
4
あの夜のキスの感触消したくてスプーンべたり舌に押し付け
7
老人の唯一の友のAIと 昭和歌謡で話が弾む
8
春光を浴びつ バス通りを
過
(
よ
)
ぎり 落葉樹には
萌
(
めぐ
)
みぬ新芽
21
フロアーの春めいてひかり弾みおり エスカレーター降りてユニクロ
16
大切にしたいと願うあの人の水晶玉を壊して眠る
4
春うらら 春休みとも 重なりて 平和な日本 みな桜色
11
盛りには白くかがやく木蓮が燃えさしのよに何で散るかな
21
同盟てう 美名の下に 媚びを売る 娼婦の如 き国になりにき /日米首脳会談3月19日
7
利に敏き 海馬(かいば)を持てる 民族を イラン事変が 炙り出したり /事変=宣戦布告のない戦争状態
8
格助詞を 替えれば歌が 良くなると 告げやらましを 歌会ならば
10
独り食う 参鶏湯は ラヴェルの 『ボレロ』の如く 飽き初めにけり
8
振り絞るような 母の涙声 耳を離れぬ 「バイバイ、ミクちゃん!」(タヌ猫の本名)
24
リハビリに通うあぜ道水仙を見知らぬ同士が杖つき眺む
26
花桃が笑い出したら春休み下校のリュックに花びらひとつ
23
兄死せり 部屋に残りし日の丸を 今日はな出しそ 燃えるゴミには
6
芽吹く風 淡紅揺れて 山桜 いま
解
(
ほど
)
けゆく 一本の春
12
捨てられぬ物も想いもあふれすぎ部屋が心がゆらゆら揺れる
22
桜咲く国に生まれた我々は 生まれながらに ど幸せだな
9
雪解川 水際うずまく 白銀の 早瀬の飛沫 光り散るかな
8
朝目覚め露天の風呂に浸りなば箱根にかかる有明の月
8
道端に侍たちの夢のあと大谷ペットボトルを拾う
8
我が庭にムスカリ連翹 雪柳 桜吹雪きて彼岸の明ける
14
輝く
芽
(
目
)
花
(
鼻
)
は赤らみ
葉
(
歯
)
が光る 笑う顔には 一面の春
5
あなたには綿だと思われたいけれど
鉛
(
なまり
)
なことも覚えておいて
7
朝起きて裸眼で古い歌集読む我をカーテンの隙間から見ている あなただあれ?
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