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何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
17
来た道を戻ったとこで帰れない こちらにもなく あちらにもない
4
西行の歌を
諳
(
そら
)
んじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
7
生命の息吹 緑をほころばす わたしはその
桜
(
はな
)
も好きです
3
一昨日より一分多く話せたし、天気も良いし、今日は良い日だ。
4
春浅しサイドガラスで風に耐え羽を震わす蜂ひとつおり
11
空青く
桜
(
はな
)
も
笑
(
え
)
みたり三日ぶりに街が目覚めたような朝
5
にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の葉桜
19
通院の日にテレワークは有難し ねこのおひるをやる人がいる
20
遠き日を 思い巡るは せせらぎの 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 川の音ね消えゆき 夏終わる
2
ファンヒーター
(
ストーブ
)
が鳴いているので母さんの世話朝仕事3時間経ち
13
故もなく焦燥の闇這い寄りて歳経るごとに我食み砕かれ
8
薔薇みたい野生のキャベツ僕の色ロマンチックは遠くの畑
5
甘さ沁みる 祖母の言葉と シルベーヌ 祖父の背中に 道標得る
4
叶わぬと知りつつ祈る掌はただあたたかき血潮の流れ
7
うつむいて浮き世の泥に埋まるとき生まれたことの虚ろに問うて
5
姑の植え残したる椿の木赤と緑が春の陽はじく
18
立ち寄り湯人のまばらな薬湯に知らぬ媼と桜を語る
21
桜舞い欅は芽吹くさわさわと御宮をわたる風の依代
13
団塊の端にも春はひかり満つ 妻と
訪
(
おとな
)
うたまゆらの
桜
(
はな
)
14
昔日
(
せきじつ
)
の 幾多の苦悩消えていく 我気遣う息子 母でよかった
18
なんだかね自分の息をかいでるようでむかしの
短歌
(
うた
)
はちょっと照れます
18
遠くから愛でるだけもう散っちゃった桜にきみに触れたかったな
16
唯
(
ただ
)
ひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
14
花の
枝
(
え
)
を振り散らすよな北風に コート無しの身固く縮まり
19
気が付けば真円となる月ありて
月読
(
アルテミス
)
の船今一廻り
24
月明かり部屋の中まで差し込んで今夜は春を纏って寝よう
25
帽子かぶりベンチコート着てマスクして杉林下のゴミ収集場へ
13
ただいまと扉ひらくとおひなさま おかえりなさいと母のまなざし
13
帰路の宵 待受を閉づ漆黒のスマホ液晶に 映る月影
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