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ある時に ふと亡き父が居ないこと もう会えないこと 強く感じる
13
なに成さず褒章無縁なればこそ心平らに有り難きかな
13
ふと怖くなる鼻に
入
(
い
)
る冷えた風黒い波だけ水平線だけ
7
水銀の禍まがしきを振り下ろす体温計の熱日の記憶
9
朝陽射し つづら折越え 谷深く 白雲走る 日高く昇り ひまわりの花 咲き綻ぶ
5
桜巡り十年ぶりに会ふひとがふたりもいるなんて三月
9
銃声はきこへて来ない非正規も正規もならび牛丼たべる
10
心だけ君に贈るよこころだけ君はそのままそのままでいい
11
今の世で鬼の誠が報われし 二人の主君家族になりて /徳川・松平両家の御縁に寄せて
6
冒険をしようと手を引く
君
(
うた
)
につれ時空を価値を
生物
(
いのち
)
を超えて
13
「うまい棒」思わず「うまか棒」と言うあなた九州出身ですね
14
テーブルを見上げ狙うはアジの開き 我と目が合いしゅんと目
逸
(
そ
)
らし
14
人生は三万六千五百円憐れむ勿れ哀しむ勿れ
7
行く道も 向かう所も 其々が 決めるところに すべての理由
5
ひたすらに 天を仰ぎて 弛まずに 義を行えば 悩むことなし
4
学生服 友と
燥
(
はしゃ
)
いだ あの頃に もう戻れない 戻りたくても
29
店先で見つけたタラの芽フキノトウ 春を彩る食卓に添え
16
気味悪い 罪の泥沼 渡り船 下を覗けば 呑み込まれそう
3
『羽衣』の 「クセ」始まりて やうやうに 朝より続く 鬱がおさまる
6
「相棒」の最終回の予告見て 春が来るんだ毎年想う
24
信じてる 信じてるふりしてるだけ その区別は 神のみぞ知る
7
しっかりと 窓を閉めても 聞こえ来る 金切り声に 今朝は苛立つ
6
向こうより 近づいて来る 小面が すれ違う頃 山姥になる /能面の女
7
膀胱を 空っぽにして 家を出で 身は飄々と 野辺の径行く
6
某証券 騙るメールが 寝てる間に 欠かさず届き 朝が始まる
8
そないこと やばうないかと 耳打ちし 鼻毛抜くボスへ ちらと目をやる
4
啓蟄の 鼻毛抜く是非 白熱し もう間にあわぬ 切迫性○○
3
啓蟄 の虫の如くに 退院す(俳句) /毛虫の如く 嫌われぬよう(付句)
7
はからずも一人の時間ネトフリでサザンの曲のボリューム上げて
17
鶏肉を切る頃ちゃんと溶けているぐらいの春がお勝手来てた
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