君だけが くれるやさしい言の葉を 探して辞書を 「あ」 行から見る 

「がんばれ」とライン返した僕の罪きっと彼にはもう届かない 

「ここ座れ」僕を隣に座らせたじいちゃんのいない3度目の夏 

真夜中に ギター爪弾く ささやかに ひとつふたつの コードしか知らねど 

「この宇宙(そら)の下では小さな悩み...」とか言おうとしたけど今日は曇りだ 

凄まじき 生き方をして 死に果てて 手元の残る 愛する人よ 

幸せは 快感などと 違うもの 永遠に続いて 増え広がりぬ 

幸せは 家族を持てば わかるもの 永遠に続けと 必死に祈る 

思い出せ 家族がいたよ 小さくて 可愛い笑顔の 幼子たちが 

悲しいと 言われついでに 出て行けと 言われそうだな 散々な目に 

一生を 走り終えたら 奇跡なり 誰も愛せず 愛されずとも 

現実を 思い返せば 体力が なくてはないも 始まらないぜ 

愛と欲 絡めば糸は 縺れつつ 解れることも あるはずもなく 

体力を つけるためにも 睡眠を 薬漬けでも 健康ですか 

古代生物たわむれる夜にガソリンスタンドでうなるトラック 

ただ答へむ 生くるに値する命など曾てなく今もまたなし 

ここよりは 昔のほうが良かったか そうは言っても、ときは戻らん 

真夜中に 地響き立てて 雨が降る 夏来りなば 梅雨の始まり 

鏡にはうすらボケした顔ありてどうでもいい日が今日も始まる 

美しく老いるだなんて嘘なのよ ほらあなた見て上弦の月 

ふと痛む心の傷は消せなくて触れないように生きる人生 

「アイツがさお前のことが好きだって」なんて冷やかす貴方が好きだよ 

頭の中サカナクションが泳ぎまわって仕方ないあなたのせい 

自分には時間が足りぬ冴えた目ととろける頭で「暗転」と書く 

牛頭ウシアタマ眼窩に覗く双眸と気障な言葉で皆を撃ち抜け 

退屈で刺激に満ちた<C'est la vie.>はどこか物欲しげな顔をして 

舞台では貴女は凛と佇んで私が知ってる傷を隠すの 

朦朧とした意識にはつきものだ縁取り光る白い三角 

ああずるい世界で一番特別な相手に向ける顔をしないで 

中立は風前でさえ危うくて斜めにかぶき揺らぎ誤魔化す