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雨上がり気温上昇
靄
(
もや
)
の中 再び春へ一直線の朝
10
ゆずりあい 言ってるヤツは ゆずらない ゆずってるとこ 見たことがない
2
新選組二人の組長その眼光で新時代をどう見たのか
4
食卓に ガラス細工の雛人形 ちらし寿司で 大人の雛まつり
22
風は勝手にぬるくなり目の奥をよごされて歪む春の陽光
5
揚げ麺に八宝菜をかけたもの 「皿うどん」とはたれが名付けし
15
あちこちに 葬儀屋看板 目に留まり 死もまた日常の中にある
10
忘れずにご苦労さんと呟けば迷惑メールひと休みかな
3
サブスクのようだね、多分僕たちは 日々のくらしを課金にかへて
11
薮睨む前髪越しに春北斗ポケットの中ぐうを握る
6
幕末の鬼と風雲児酒酌み交わす そんな姿が浮かんで消える
4
咲き初めし
辛夷
(
こぶし
)
ふるえる春寒に園より流るひな祭りの歌
27
ひ孫見ず逝きし父の
姿
(
かたち
)
なり 息子の背中 桃の節句に
17
「思し召し 聞こし召し」 お布施は文化 新興宗教拝金主義
4
広告の 桜 旅立ち おめでとう 明るき文言弥生に踊る
27
格好つけ 苦きコーヒー飲み干した 十五の頃が甘く蘇へる
18
志し半ばで散った志士たちの 望んだ明日が来たならば
5
我歩く動かぬ車連なりて 見えた先には横転した車
3
関東は何やら雪が降るようで 降ってないって?まぁ、気をつけて
2
弁当の二時間近くの遅れにも文句をいわぬは男じゃないか
5
部屋のすみ加湿器のイルミ変わる色慰霊の母は癒をもらえと
3
嫌なヤツは 顔も名前も 忘れちゃう 向こうはそうでも なさそうだけど
3
午年は六十九になるけれど三十九の食欲ありて
7
半返しの小さきノートに願い事流星流れ叶いしねがい
4
愛おしきレモンの日々は遠くなり淡い香りの名残惜しさよ
8
明日を待つ春雨の日の夜は長く冬の香りを懐かしみけり
13
君のよこ僕でいいならLet's Goいっしょに走ろう人生ともに
3
邪魔になり冷たくしたら後悔のレコードばかり聴く引き篭もり
17
みんなから祝ってもらった誕生日アッという間の 一年間に
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今月はホワイトデーの月だから君に贈らん短歌を数首
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