地吹雪のやみて鳥らは眠れるか宵闇の灯に光る粉雪
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お疲れと いたはる湯加減 バスタイム たいも心も ほぐさるる宵
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干上がって 茶色だらけの ダムの底 いにしえの村 姿寂しく
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一点の 汚濁もなりし 水道に 亀裂が入る 国家の如く
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ラーメンのストーリーズに即いいね 緩慢な死へそっと一押し
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浅草寺 知らぬ話で 花咲かせ   私はすでに 我が家恋しき
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カップへと琥珀の滴る音さへも 君待つ時を満たしてゆかむ
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伝えたい幾多の想い 言えぬまま 看取りし父の春がまた巡りて  (父の命日に寄せて)
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その花を咲かせる種はどこにある? 追い求めても見つからぬまま ②
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人生に再び咲かせたい花は ほんのりと清楚に香る花 ①
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国家社会主義ドイツ労働者党と 彼等の理想はとても似ている
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AIが 瞬時に提示 夕飯の レシピを頼り ピンチをしのぐ
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働いた経験もない遊民の 企業敵視の幼稚な言説
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白い地図自分とみんなで描いてく、その地図の名を人生と言う
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駆け抜ける選手がつくる突風は熱狂という渦を生み出す
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人生は紆余曲折の連続で くたびれたならもう無理するな
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紅のくれない水に溶けてく絵の具たち知らない内に染まったぼくら
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人のせい? おのれ省みて反省? どちらにしてもその人の生
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「あいうえお」みんなはじめに習うのに いつまで経ってもわからない「あい」
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雲やぶれ差し込む希望ひかりつかもうと越えて行く山 山そして山
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いつまでも回れ回れよ風車今この現世、忘れるように
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黒板の試験終了タイマーの一秒間の永遠の時間
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白黒じゃつけれないほど世の中はグレーのものが入り乱れてる
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生きてると暗い闇夜もあるけれど、それでもいつか暁は来る
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戦争と 災害とでは どれも嫌 戦争よりも 災害がマシ
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どんどん上がる 承認欲求 褒められる それで言いなり それだけは嫌
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だとしたら国会論議答弁が楽しいかもね言い訳逃れ
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何時も死ぬる覚悟は此処に有り二十九年の絶海孤島
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ひたひたと廊下の奥のその先に 立たせちゃならぬ呼んでもならぬ
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訪れし小樽運河はまぼろしか 四十路半ばのイエスタデイに似て
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