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好きだとか 愛してるとか 言えないの? 俺の呪文は 無詠唱だよ
2
青虫は庭の敵だどと知りつつも 育てしパセリ餌と差し出す
6
「お不動さん泣いているの」と
幼
(
おさな
)
問うこんな顔して泣くのか人も
14
曲聴いて 脳内MVで 歩き出す バイクの音で 動画が終わる
1
帰ったらしようと決めた悪口も全部忘れて俺は幸せ
5
いささかの 瑕は有りとも 口ずさむ 調べ整ふ 歌ぞよろしき
9
玄武図の 絡まる蛇に 上つ世の 匠の籠めし 思ひ問はばや
8
赤白の 花水木咲く 駅前に 用あればこそ 夕べ降り立て /阪急三国駅
8
畏くも 国津御神(みかみ)の うら寂びて 地震(なゐ)頻震(しきふる)ふ 秋津島かも /2026年4月20日三陸沖地震M7.7
3
空高く舞いつつ歌うひばりの声 聴きつつ三振終わりのチャイム
4
働き手 金の力で むしり取り ふる里は失せ
「ああ上野駅」
(
★
)
★ 伊沢八郎さんのヒット曲
5
かどかどにモッコウバラの家ありて日暮れのまちを春は過ぎゆく
6
まだ卯月となりの部屋にうたた寝の夫のクシャミ二つ三っつと
15
頑張って一番きれいに光るから真砂の中から僕を見つけて
5
受診へと施設の
義姉
(
あね
)
をドライブに 何処へ行くのと繰り返し問う
16
晴天のながれる車窓にはこぶのは千の足取り千の思い出
5
湿原に 可憐に咲いた ハルリンドウ 静かな山に 清流の音
22
大ぶりのタケノコの皮ムキ取るとマッチョではなくかぐや姫様
12
春風が消えゆく昨今 無情なり想い馳せるは朧雲
4
人間を今すぐ辞めたいそんな時二人の生きざま刻んで耐える
4
前を行く若い女性がムリと言う 続く青年うつむいたまま
5
大きくは決して漕がないきみたちもいつか漕ぎ出す
鞦韆
(
ぶらんこ
)
ゆれる
8
疾風が どんより空を 消し去りて 晴天の果て 山は
燻
(
くすぶ
)
り
10
紫の雨降り
初
(
そ
)
めて
幾年
(
いくとせ
)
か彼逝きし日はあかねさしつつ(四月二十一日プリンス命日)
6
「いちおミニ」 何度も言ったきみのこと ちっちゃいけれど おっきかったね
3
明日こそ明日こそと決めながら生き長らえた ただの恥さらし
3
キャンバスに赤が弾んで
迸
(
ほとばし
)
る 心室みたいなきみのアトリエ
12
死を知らぬ子は震えながらドクターヘリに「かっこいい」と呟きたり
4
風を避け若葉マークに尾を振る小江戸の鯉のぼり
2
捩花
(
ねじばな
)
を じっと見つめる その不思議
螺旋階段
(
らせんかいだん
)
登る虫いて
7
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