社員証入れるケースにキティちゃんのシール貼ってるあの子はハタチ。
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引きこもり 解決されず 三十年 今形変え 孤立死となり / 孤独死 ≠ 孤立死
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串刺しの 十字架2本杖にして 歩いていくよ 道に迷わず
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はみ出した でかチチよりも谷間から チラッと見えるちっぱいがいい / だがそれがいい
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令和ではカットされてる来賓紹介 何者なのかあすこの方々
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すすり泣く 生徒父兄に 感化され こんなん泣くわ答辞の言葉
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手放しに良かった良かったじゃあないけれど それでも贈るよ「ありがとう」
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一言じゃとても足りないだとしても 贈る言葉は「おめでとう」
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そうだよね三年教師も泣いている 一年間の打ち上げだものね
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ほどきたる古着の紐を玩具にし 鼠の尾に見立てじゃるる猫
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値上がりは 二十円です。 灯油です。 赤紙みたいな 葉書一葉いちよう / 氷点下つづく
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あれこれと孫たちの好物考えて いそいそ動くしあわせな朝
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ゴム毬のごと 弾むこころ運び来る 息子家族の里帰り嬉し
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今日が来た春眠覚めて眉重く牛乳パック傾けて飲む
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短歌咲く 場所を探して みたところ 居心地のよい 此処に辿り着く  
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「動けない」 「お金もないよ」 有事とは 人の暮らしを 顕わにしたり
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花壇の 白い水仙 三色の チューリップに 主役奪われ
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去る子らに光りを願う心さへ凍てつくままに寒風を聞く
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残雪の庭にはあれど日向にはすでに福寿草一輪あらはる
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悲しみて戦地の鳥は見るだろか そこで傷つく大地と人を
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求めても求めてもまた求めても与えようとせぬ君のプライド
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直向きに ただ直向きに歩みきて 悔いなき人生ひとよ吾は生きらん
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ひよ叫ぶカラスの群れに身を隠し去ればすぐに絶叫再開
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便利でも明るい街に住む不便 不便でもここでいい
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得ないこだわり捨てられず 疲れるだけの一日始まる
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街灯に浮かぶ枯れ木を眺めては 生命力の強さを感じる 
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暴言を吐いた本人雲隠れ 謝る上司誠意感じず
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ミサイルはミサの頭上に降り注ぐ葡萄酒の血を拭う間もなく
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淡々と ただ淡々と 続けてる やりたい事を ただ淡々と
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残命は 日々為すことの 帰結点 もやもや払い ぼちぼち行こか
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