クロネコで届けられたる蒲焼を解凍すれば子らからの愛
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購いし玉葱の苗絡んだ根世の人模様倣ってるよう
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街なかで 何かを見ては 五、七、五ではと ついつい数え てしまう様に…
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息切れで秋を独占したような気分がしたとメッセージきた
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久方に落ち着きの秋戻りきて 国営昭和記念公園
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ぬるき湯に浸かりて ゆるき幸詠う 忘却の路 そっともどりつ
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文字数が合わずに検索 図らずも知らぬ言葉を知れる楽しさ
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本棚の 見えるところに あったのに 気づかぬうちに なくなっていた
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拾っても掃いて吸ってもいたる場所湧いて出てくる猫砂の粒
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結ばれて 子育てをして 離婚して 引越したけど 同じ町内
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急行が 止まるくらいが いいんだわ 都会の余白 時空の隙間
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熱帯に育ったバナナ冷やすなと異動の君があおるバーボン
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実家の部屋は私のノスタルジーショップ 過去に囲まれて眠るのだ
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赤い実の 色づき具合が グラデーション 魔除けの南天 実家のそばにも
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ベランダに米粒置けば食べに来る雀のお宿はお寺の竹薮
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いいにく1129の日なのに 魚をつつきたる 秋刀魚のわら焼き はらわた旨し
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気になってしまう金額 ご褒美デイと決めたのに
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サブカルを 梨園に広めし 亀蔵丈 一酸化炭素シビレガス襲い 惜しむ晩秋
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晴れ晴れと今日に花咲く勝利かな愛馬駆け抜け見事なハナ差
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魂を売ってでも金欲しいけど腐ってるから誰も買わない
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メンタルの嵐に荒ぶ我が心 行き交う〝母〟が超えた壁見る
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なんとまぁ多くのゴミを出す命フロアにかけたコロコロを見て
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冬支度 終えたるのちの好天を 晴れが余ったと先人の言い
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実の如くあかく染まりをる柿の葉 揺らすは風か ついばむ鳥か
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正義とか 法律守る 人間が 愛を失う 地獄のお沙汰
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ただ一人 とぼとぼ歩く 冬の道 誰も会わない 地獄のお沙汰
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真面目だね 草一本も 落ち度なし うわべはきれい 地獄のお沙汰
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弾丸や 監視カメラが 作動する 戦々恐々 地獄のお沙汰
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取り締まれ 監視を強め 不祥事を 起こさぬように 地獄のお沙汰
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甘くない この世の中で 生きてゆく 甘い人間 標的にされ
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