画面越し 見てたあなたが そこにいて 届かないけど 伸ばした手
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小豆煮て区切りを付けて初午はつうまと節分そして春を待つだけ
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夕映えの富士を拝める2階窓樹木が伸びて姿を隠す
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にうにう牛乳は ねことわけあい チンしてね おくちふかれて いやんいやんよ
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カーテンを開けて 光を入れましょう フルーツ二種と みかんヨーグルト
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武山の気流を捉えタカ差羽群れなし昇り西空目指す
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ふんはりと卵を覆へばスパイスの印の国めきスプーン踊るも
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噴水が落ちる間際に映し出す街は眩しく崩れていたり
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みゆき、らも どっちの中島?と問う声にアル中の「らも」重ねる誘惑 / 「今夜、すべてのバーで」
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一斉に枝を離れて飛んでゆく筆を払って散らすしぶきか/鳥
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木枯らしの冷ややかな音響き渡る 寒空続く静寂な朝
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針金をねぶったときの味がする 牡蠣の亜鉛で舌をしびらせ
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それでいい言うこと特に何もない二十歳の僕に伝える言葉
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風禿かぜかむろけふは雪夜を触れけど まろきたもとに匂ふ梅の
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神様の匂いの残るお布団を頂いているお雑煮にして
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大切な 君が生まれた 今日の日は 私の心 暖かくする
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寒風に 軒につるされ 大根の 揺れる動きが 癒しを誘う
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羽たちがみんな巣立っていきましてペラペラになるダウンジャケット
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ベランダで見上げる空は空だけはいちばんだから四十五年
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風が吹くバケツごみ箱けとばして私はこたつ一日炬燵
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情熱パッションは人並み以上と自負してる ごめんあそばせ丙午ひのえうまなの
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小寒の雨に庭木もとまどふや梢の雪やすべりおちける
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駆け込めど 片手にスマホ 残る手で 用足せますか 駅中トイレ
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俺の番人生ゲームサイコロを 振るようにして今日を引き受け
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子や婿の仕事始めに残された 我に今日から初場所来たり
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冷へし肌 包み温もる 露天風呂 夜空へ昇る 白き湯けむり
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夏、アイス 冬、缶しるこ ねだられる 娘と散歩 1歩進んで2歩下がる
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のど飴の個別包装剥けなくて咳こだまする映画館 闇
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刻々とつぎつぎ倒れ消されてく新たに駆け継ぐ命に託し
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白みゆく凍てる道行く車にはあからむ富士のあしたが乗りぬ
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