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雪だけですべてを覆う冬の夜こんなに白く失われるなら
17
雪だから細くなりゆく路地歩きすれ違う人袖すり合わせて
21
原っぱに 取り残されて 俺は言う 演技指導が 厳し過ぎたか
5
かたくなに よるをはじいて てをのばす ぬくもりのたり よるべなき月
10
泣きながら産まれてきたね それでいい 無理に笑わずスープを啜る
18
◯×の絵文字に想いを溶け込ませ、モールス符号で「好き」を吐き出す。
4
宇宙空間に投げた愛が流れ星になって私の目を彩るまで
3
趣味ですら 一生懸命 努力して 磨き上げれば 他人に役立ち
3
のんびりと 趣味に明け暮れ ああ呑気 暮らしていれば 時間の浪費
4
塵だから 塵に帰ると 言われたら 額に汗して 働き続け
3
高齢者 ただで田畑 貸し与え 自給自足で 日本を救え
3
焼け野原だったであろう いつもなら見向きもしない雑草が咲く
12
み吉野に われ問ふ鳥の来たりなば 袖振り示し給べ 山桜
16
手指だけは妣譲りだとすべすべの六っつの手のひら姉と見比べ
21
「円満にお別れしました」そうですか、強がんなよ。てか聞いてないし。
6
街頭の演説の中通るとき過緊張する身がひきしまる(笑)
15
本棚に並ぶ中から選んでる 見たいもの見る誰も咎めず
6
おだやかな日々の暮らしをかみしめる しみじみ思うなんと尊い/平和
7
散歩道いつものルート公園は傍で演説ちょっとやかまし
9
スパ銭の帰りのバスは待たされて体冷して帰ってきたんだ
10
下の名で 俺を呼ぶのは 親だけで 他の奴らは 苗字にさん付け
4
雪捨て場 砂場に作る山のごと崩す運命されど懸命
17
つらつらと 歎き恨み 吐き捨てど 君の無き世 未だ拒みつ
6
渋谷駅 思い起こせば 我が心 忠犬めくとは 思はぞなりけり
7
店の名の 入ったマッチに 火をつけて 落とす灰皿 誰も居ぬ家
7
やわらかき種ひそませて頬に風 君とバス待つ二月一日
20
肝っ玉母になれぬを責めつつも 手羽先煮込む鍋の静けさ
18
やわらかく煮える卵に託すなり ごめんと言えぬ私の愛を
22
降臨す天使のつもり地上には適さないから羽根も無し
9
ただ在りて何事も無し花が咲いてはしおれるように
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