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大病を 乗り越え祝う 誕生日 父の破顔に 箸を贈りし
25
僕はもう大人ですから皆様が今川焼と言うなら合わせる
11
まだ咲くな手をとる君がいないから どうしてかなぁ どうしてるかなぁ
12
全て
空
(
くう
)
般若心経 その中に 心理哲学 通ずることらし
18
私は川のように生きて いつか誰かと合流してみたいのです
7
ドリンクの添ゑつけの果肉搾りて 指先に
満
(
み
)
つ檸檬の香り
17
中年の同窓会の夜半まで
(
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
)
乙女の姿しばしとどめむ /僧正遍昭 12/100
9
ジタバタと苦しむ時も貴女には生きたい世界だったんだよね
15
昔好きだったあなたを想起した ブルーフィルム中字字幕付き
7
喜寿傘寿古稀米寿なる方たちのよほど元気な私などより
13
「召し上がれ」期待に満ちた一口目 今となっては思い出せない
6
この街の正体知れる春なりき分かってるわよそんな事など
8
スーパーで通信障害 手作業の レジ
賑々
(
にぎにぎ
)
しく長蛇の列なり
12
確実に一生縁のない高級マンションの前、通って工場へ。
9
はだか木に鈴懸の実の風に揺れコシノヒガンは一分の芽吹き
17
敗戦に 力が抜けてぼんやりと 思考も気力も ダダ下がりの午後
13
生と死が隣り合わせの窓口で 死の側を証明する あなたの \ ファーストキス 1ST KISS
6
この道で 毎日見ていた はずなのに 思い出せない 更地になる前
18
「将来の夢は大谷」と答える子 水面がゆらめくが如く まぶしさ
10
ハスの花散り往く貴方といない日に眉下げるのは僕だけらしい
5
サムライがひと足早く散り果てて 開花を急ぐ桜列島
14
包装の 角が刺さりて 血が滲む 指の肌(はだえ)の 老いて衰う
10
空に寄り きわめて弱く命吹く 月の隣を歩けるかなと
6
今の世に
土方歳三
(
おに
)
の誠があったなら腐った時代を叩き斬る
5
かびていたのかもしれないパンと同じ匂いが風の中に混じってる
6
君を知る 父母も知らぬ 君の世界 はじめて触れる 君築きし歴史
9
「あれ?私、何年彼氏いないんだ?」と指折る先輩。五秒の沈黙。
7
短歌なんて恥ずかしい趣味だと気づいたよ。歯を食いしばる妹を見て。
6
黄昏れて 底冷え著き 夜の街に ひもじさつのり 出でて来にけり /SARASA HOTELなんば
6
飯が先 風呂が先かと われ思う 故にわれあり 夕さりにけり /われ思う故にわれあり
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