半月を見上げて路上の缶チューハイ 思い浮かぶは柿の種かな
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巨大な蚊に刺されたみたい 注射痕 歪な丸に腫れてて痒い
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晩秋の 窓に散る葉はインテリア 決して生き物の亡骸ではなく
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毛羽立った絨毯のよう 秋の暮れ 使い古しの落葉たちが
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昆布出汁に生姜絞り汁入れるだけ卒業生の知恵を借ります
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血圧が母の痴呆を進めてるせめて私は「昆布生姜茶」
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卒業生残したレシピの効能で吾も実行昆布生姜茶
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あの頃は良かったなんて言うようにいつの間にやらなってしまった
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意味がない生を生き抜く最後までそのことだけに意味があるから
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うたかたの句ごとに深き物語窓に雪あり心温か
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朝毎に雀にとパン屑まけば痩せ狸来てそれを漁れり
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休日は人に蘇る日である卵ご飯を音立てて食う
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イカロスの蝋とわかりし子育ても 低く自由に羽ばたけ空に
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今日来てる母さん今はどのレベル見極めてからする御接客/認知症
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競争にそろそろ負けてもいいだろう過ぎ来し年を数えて思う
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タヌ猫が おててでおみずを のんでいる 写真撮りたや トイレ行きたや
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カーテンあけ 青リンゴ がぶりと丸かじり 散歩行きたく うずうずソワソワ
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あさがくる またあたらしい朝が来る 今日も笑って 生きていこうぜ
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キャビネット空っぽだけど朝鍵を開けて帰りに閉めるお仕事
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胡麻酢和え。酢と思てたら 白だしドバァー 虚無が創りだす 黒い卵焼き。 / 黒ゴマだった🙄
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霜月の夜空 冴へをる 一等星 南に土星 フォーマルハウト/魚座の一等星(フォーマルハウト)
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霜月の夜空 冴へをる 夕餉後ゆうげあと 南に土星 上弦の月
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人前で聴けない曲を聴いてから社内のプレイリストを作る
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石蕗の笑顔に押され病院の門をくぐりぬ抗癌の朝
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控え目に 片隅に咲く 秋の薔薇 みなぎる赤色 パワー受け取る
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肉まんの 手の中伝わる温もりに コンビニ帰りに霜柱踏む 
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一日の 初めに貴女を 想う時 笑顔と仕草 理想の女神
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風に乗り学校チャイムの聞こへ来る の一限目家庭科実習
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実家って なんでもあるね 古い写真 長女猫あのこの写真も また見つけたよ
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幸せな夢と悲しい現実は乖離している巻き戻せない
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