今年もねMVPを連れ合いに幾星霜の連続授賞
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晩秋の 古都の紅葉もみじを 超えゆける 燃える音色に 胸を染めゆく
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春生まれのに 秋の花 教えつつ 入院への道 急ぎ足にて
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行く秋の陽だまりの中さわやかに空色朝顔風に揺れおり
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ストレッチ三倍暖の下着着て吾はモジモジスースーすたあ
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日は過ぎて 年も去らんと 霜月の  夜鳴く鹿に 詩ぞ応えん
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妄想す南の国は楽だけど頭ポカポカ歌が詠めない
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係累はありがたくなほわずらわしティッシュがうまく取れずに怒る
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存在する場所なのに 今まさにそこにいるのに 美しい大自然の中は最大の現実逃避エスケープ
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帰ろうよ いやだいやだと逃げまどい 風に舞ってる 紅葉のおてて
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街路樹が 色づくスピード 追い越して 私の心が 君に染まった
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足早に変わる葉色をつらまえず腐りたなびく枯葉の鴉
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過激な俗語スラングでなく 優しい言の葉で貴方を包み込む様に褒め称えたい
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関数を並べて僕の落書きはまだうっすらと見える黒板
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太陽が照りつける午後 淡い虹色に光る細い髪を 一本一本と眺めるのが好き
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チケットは 無事に譲渡が 完了す またの機会を待ちます またね>Adoちゃんライブ「よだか」
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チビ猫の においのついた まくらさん 「すたんばい」です いっしょにいこう
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けさはねぇ ゴハンをいっぱい たべたのよ カリカリゴハンも たべられたのよ😸
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みちびきの光よ声よ魂の奥まで届け朝日に届け
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巣箱からさきひな 手でくるむ 死んではおらず かすかに鳴きぬ/幼き頃に飼っていたセキセイインコ
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ガソリンの税率かはる冬むかへこつち下げればあつちとび出す
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係累はわずらはしくもありがたく日の出とともに道は混みゆく
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動かない在庫がきゆうに動くとき年末年始のはやい足音
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おとなしく体育座りするあの子は膝裏にかみさまを飼っている
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「お通じは?」 ナースに聞かれた オババンが 50%50パーです ⋯って意味わからない
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岬下り 浜を歩かば海の家 氷の文字見し 早も懐かし
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あと4時間 インスタ・タイムも そこそこに ちま猫ちゃんと なるべく一緒に
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くもり空 あいにく月は 見えねども ほのかに明るい そこにいるねと
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あらたまの茜さす空澄み渡り憂き世のおりを染める東雲しののめ
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かまどから離れぬままの母せかす匂いに待てぬ腹鳴る夕餉 / 追憶 五人きょうだい
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