なにもかもキマダラカメムシに見える マジ許せない すべてが怖い
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うわの空拾う落とし物白髪ネギ家と逆の方向へ歩く
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知らぬ街 靴音までも 素っ気なく 系列店の ネオンに和む
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紫外線対策の如 新緑をまとふ街路樹 南風はゑ揺蕩たゆと
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抱擁を 思いおこせる 抑揚に ヴェヌスの丘は 誰待ち望む
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期限切れ 鎮痛薬を 服用す ひと月ならば 大丈夫かなと
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真夏日に肩を叩かれ振り返り春の背中を見送る夕べ
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アイス棒の傾きに溶けてく時間があってほら春はあけぼの
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去勢され君はいい子になりました それを喜ぶ人を憎めよ
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好きなだけ居たいのならば居ればいい この国からは僕は出て行く
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にぎってるものを離して生きてると吠えるああわたしは
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コロナから飲み会ネットセルフレジ 見てるだけなの? 次の惨事を
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春惜しみ 野の花でて樹々あおぎ 春の残り香 胸いっぱいに吸う
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この鰭を止めたら沈んでしまうから泳ぎ続けるまぐろのように
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連日の行軍のせい痛む脚ゆっくりでいいただ止まらずに
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葉桜の桃と緑を眺めつつおだんごかじる餅色の雲
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自分では わからぬ心の 苦しみに ボーダーラインと 線が引かれし
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小手毬の 白き小さな 花びらに 夕風そよと 優しく吹けり
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瓢箪の湧き水を飲む僕の傍 溺れたシダを掬ふ手白く
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膝痛め踊りかなわぬ身となりて 裏方に徹す春のお祭り
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海溝マリアナの唸る闇には噴出孔ナノな泡のせ海へ広がり
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チコちゃんに叱られる前にググるカス社用PC届け退職
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深夜2時 絵文字が透ける 膨れっ面 天井のシミ 頭巡らす
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外国の女の子たち訪ね来てつつじの庭で国際交流
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膏薬を貼ってる腕はまくれずに長袖シャツの散歩は暑い
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光る空 タンポポの綿毛 風に乗り 子らの笑声 連れて飛んでいく
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寂しさも寂しさのまま老いてゆく死にゆく人を見守るように
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ドアの鍵みんな違ってよかったね 秘密を抱えてカレーなど食べて
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終わる春 午後の珈琲 あの流行歌はやりうた聴いているふたりに薫る
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深海は真っ暗闇でサバイバルゆえに輝く光は生まれ
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