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参られる側にお前ももうすぐになるんだという墓からの声
7
春の色 愛を奏でる 歌う野辺 揺らぐ春の陽 黄色一色
4
微笑んで 悪意はないと 言うけれど 目の奥ひそむ 毒の棘が光る
3
春の色 愛を奏でる 歌う野辺 黄色一色 揺らぐ春の陽 陰り幻の
1
冷静で知性の武士が誠
逝
(
さ
)
る己の信念譲れぬ武士道
3
国であれ 人がする事 愛憎も 駆け引きもあり 何処に落とすか
12
連休が 明けた雨の朝 憂鬱を 一手に引き受け クリスマスローズ
6
給食は残さず食べるべきなんだああそれなのにキノコが見てる
13
春の色 愛を奏でる 歌う野辺 黄色一色 揺らぐ春の陽 陽炎立ちて その影独り
1
ドラえもんわさびになって久しいが 母の声マネ変わらずのぶ代
15
猫を撫で コーヒー淹れて ウタカタを あとは天気が 上がるのを待つ
15
一人
背負
(
しょ
)
い二人はバギーで「こんにちわ!」細い身体でたくまし 母は / 娘
24
休憩室。クッキーが置かれていたティッシュ。一枚一枚片付けていく。
1
残された夫の動画ひとつ 何度もスクロールし 声聴きに行く
14
取り出して 眺めて聴いた 「レクイエム」 モーツァルトの 最後の手紙
11
澄みし朝 小高き丘は
萌黄色
(
もえぎいろ
)
田舎の
桜蕾
(
おうらい
)
まだまだ固し
28
抽斗
(
ひきだし
)
の整理 宝探しの如 失くしたはずの 記念の硬貨
22
西の窓 沈みゆく陽を
愛
(
め
)
でた夕刻 今家々の屋根が遮る佳景
12
本当の ことを言っても 信じない 信じたいこと 信じる人たち
1
天道虫飼うと云うからアブラムシさがす菜の花畑の朝に
12
恋人と呼べずに去りし人送る横浜駅のやさしい雑踏
14
池の島松ヶ枝に立つ白鷺に 射竦まされて暫し動けず
19
混雑を 避けて近場で 見物す 呼吸ひとつ 花が満ち足り
12
川べりで 白鳥送る 人もなく 声のみで知る しばしの別れ
14
早起きの ベランダ手摺り ぬれてゐる 昨日の雨を 僕は知らない
10
鳥雲に追いかけるように二人して北へ北へと恋の逃避行
3
貧しくも思いは高くと言い訳し株は疎くて
短歌
(
うた
)
に溺れる
27
生涯を誠に捧げし
島田魁
(
巨漢の武士
)
同志を支え戦い続けり
1
嬉しきは鳥の囀ずり聞く朝と狭庭に開く花を見し午後
28
雨止みて 朝日を浴びるアスファルト 虹色光りて春の匂ひ発つ
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