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最後まで主君と仰いだ義の人は
新選組
(
おのれたち
)
の誠の鏡
3
脚色の目立つ噂を聞きながら硬いトマトを噛んでるランチ
15
ユズの花散り往く私といない日に貴方には空を見上げて欲しい
3
高校の鞄に付けるんだって! そう! 嬉しいだって、頑張れだって!
2
少しだけ一人になって 逢いに行く 第二ボタンは要らないからさ
2
呪わせて! 此の一つだけ覚えててポケットの中揺れる告白
2
かすみたる山の端追へば川妬みわれ忘るなと水面ひかるや
8
行かないで! 門出の後の帰り道 どうか待ってて、まだそこにいて!
2
きっとそう なれるよ私、私達 お友達でも充分なんだ
2
二年越し答え合わせをさせたのに貴方は貴方でそうそのままで
2
いつまでも私の愛に気付かない貴方にはもう言うしかなかった
2
ブラインド閉め忘れたから、ほんのりと、デスクが温い、三月の午後。
8
携帯も 本も見ずただ 穏やかな 景色を眺む 各駅停車
16
百円で 買った種など 蒔いてみて どうなるものか 夏が楽しみ
3
日光と 水と温度と 種と土 弄っていれば 何かが起こる
2
いい加減 家庭菜園 一か八 できるわけない 遊びの遊び
1
一日が 一週間が 一月が 一年が過ぎ 一生が過ぎ
2
春草
(
しゅんそう
)
も震へをる 長き余寒を耐へ 数多の水仙笑ふ弥生
18
怠慢のくらしの涯や花ちらし奥歯のひとつ疼く春ゆく
11
うつむいて、歩き、仕事から帰る時、脳内に流れる『やさしくなりたい』。
6
ぽんと出す持病の薬がひとつ立つおやっと思ういい日と思う
18
色に酔ふ春の盛りに君去りし花は散りとて色も覚めなん
5
ごきげんの 朝体操の 帰り道 歩み止まらず 四キロ来ており
9
木蓮かコブシの花か迷いつつ自転車を漕ぐ鈴懸の道
20
サイゼリヤ。ノートパソコン打つ人を見ながら二個目のドリアを食べる。
3
孫らとの焼き肉愉し夢うつつ朝の目覚めの口惜しきかな
6
公園で 二人並んで 影おくり 晴れた空には 友の証が
12
たくあんを噛む音がやけに頭の中響いているよ。ラジオをつける。
8
鉄道の韻律わが身抜けゆきて乱るる魂は歌ひそめにき
6
伸びすれば関節どもがギスギスとアブラ切らすな一斉抗議
9
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