薄曇り 雨は去りにし窓辺にて アンモニャイトが ふたつ並びぬ
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忙しいは 会いたくないの 裏返し 見苦しいから 本音で話して
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つらき日の できごとすべて シャンプーの 泡に預けて 涙ごと流す
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至らぬ点も 多いけど その心 ほつれていたら 縫ってあげたい
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美しく老いる予定をキャンセルしイタい私で生きる楽しさ
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ひっそりと二人で開くお祝いで生まれた意味を知る誕生日
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安定剤、睡眠導入剤バイバイ、キラキラ「WATASI」デビューはまぢか
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指先の小さな怪我に二十日はつか間不自由をせり食事の支度
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ちとせ経ぬさくらの青葉わたる風輪をゑがき舞ふ鳶のはねいろ
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モミジの葉先 懸命にすが雨雫あましずく  やがて力尽きぽとりと落ちゆく
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君のこと やっと忘れた頃に何故 思い出すのか あの夜の事
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散歩にはなるべく人の居ない道好めば熊も同じ心根/か?
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貴方には ただ一時ひとときの 遊びでも 忘れられない 思い出となり
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貴方だけ 想っていても 現実は ただ待ち続けてる 独りぼっちで
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真夜中に 喉の渇きを ふと覚え 火照った軀に 君想いいる
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こんなでも お前はええ 女やと 君以外の男は 言ってくれるの
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彼女あのひとの 居ない時なら 電話とる それが答えと 知っていたのに
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逢えなくて 逢えないままに 時が過ぎ 多分このまま 逢えないままね
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アオガエル足元ピコリ草揺れる緑鮮やか清明な朝
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嫁さんの 寝返りチョップ 喉に受け 今日も静かに 朝を迎える
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野分去れど梅雨前線居座りて 湿った朝のひきわり納豆
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できるなら涙の玉を数珠にして柩に入れて送りたかった
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マル経の真理あれども未完の書 続き論ずる天才いまだ /宮沢様
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田に水を引けば夜な夜な蛙鳴き緑を渡る風も涼しい
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台風の去りし後 しづかなる夜半よわ 穏やかな風と更待月さらまちづき
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くらやみに めがなれてきて みえたのは つくえのうえの とまったとけい
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夜と朝 繋がりあって 円のよう 時間を覗いた ような気がした
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あの夜は だんだん溶けて 朝ぼらけ 縛った帯は 静かに解けて
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新聞で脅迫文をつくるみたいに慎重にかつ大胆に
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あなたって わたしのどこが 好きなのよ 鼻のカタチさ なんなのよそれ
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