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戸口へと貼った事など無いけれど「立春大吉」なんか好きだな/鬼除けとか
15
ハクモクレン 寒さの先に 春を待つ つぼみ美し 花はまだ先
25
おかあちゃん ぽんぽんいたいの だいじょうぶ あっためたげる ちょっとはましかニャ
17
国道を制限速度で走っても見えないルールが煽る人生
8
くしゃみして 不意に漏れちゃう季節だし 吸水ポリマー必須なんです
16
手を繋げなくて悲しい 恋人じゃない人と歩く冬のアメ横
3
とことわ
(
永久
)
に 言葉だけなら いくらでも 一人芝居の ひとりよがりの
5
憧れの逃亡生活準備して サンドイッチ用お手拭きもある
4
スライムのイメージ画像はドラクエの真顔ではなく転スラの糸目
4
戰爭を 好む暴戾 隣國は 我等護るは 祖國の平和
4
立春に 眞たる午の 年來たり 安泰願ひ 參る神佛
6
徴兵制復活しても私には資格ないだろうちてしやまむ
8
君のこと好きな私が内にいて 探さないで、と別れが言わせる
11
剣をとれば一期一会の友うかぶコンクリートに靴履きでさへ
6
温度計プラスをさして立春の辻立ちよりもはやい旗振り
11
千体の観音を見ゆ回廊に居る訳も無しキアヌ・リーブス
10
世界ごと買える気がするAmazonで 短歌の本を探す指先
11
「合格」とメール届いていた今朝も鳥に施す一握の米
8
学び舎へ行けぬ娘は
春隣
(
はるとなり
)
ゆるむ蕾に希望を
抱き
(
いだき
)
21
列を
作
(
な
)
す 灯籠の
赫
(
あか
)
き
燈火
(
ともしび
)
古き和風のイルミネーション
14
早春の空樹の塔の尖端に 春告げ鳥は止まるだろうか
17
三層の劇中劇を観るような半覚醒の悩ましき朝
12
懐かしき帰らぬ人と語らえば夢は現に笑いは風に
11
満ちる月 炬燵に入りて 羊かんを 栗の寄りしぞ君へと分けむ
16
あたたかき空気がそっと身を包み振り子は元の平明に帰す
13
陽だまりの集う談笑心なき刺さる言葉は氷の世界
13
生更木の 凍てつく大地に麦踏みの ザクザクの音春近づきぬ
16
太陽も星もコンパスなるらしき 春待つ
白鳥
(
はくちょう
)
シベリア思ふ
22
聞き逃し ラジオ深夜便 朝に聞く 昭和の匂い 我、娘となる
9
冬晴れや水減るダムの底深く沈みし郷のまほろばの影
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