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明け方に川鵜の群が空覆ふ ヒッチコックの「鳥」を思ほゆ
15
遠くなる 別れの記憶 江の島は モノクロームの あざときゆらぎ/折句
10
神武このかた 否「ヒフミン」 天国で 駒を打ち込む 負け解りても
4
アスリートの演技に神の声聞く 舞台降りれば ただ微笑まし
4
吾れ見つめ顔近づけしアルパカや想いがあふれ笑顔もあふれ
5
靴下濡らす 朝の雪 日没に 時間を残し 道乾きたる
7
設定を 3度落として 温みたる 陽射し入り込む 家ド真ん中
8
暮れ六つや 天辺に
出
(
い
)
づオリオンに 近し冬の終はりを感づぬ/午後六時
20
看取られず 死に至ること 稀ならず 仮に同居し 家族なれども
7
人間と 自然の距離が 遠ざかり 技術革新 進みたりなむ
5
肥大化す 五輪の行方 日常と 人と自然の 先にあり
4
選挙戦 まさに戦で 戦略や 戦術足りて 人戦えり
5
定数削減越しにみる 対立と独裁体制 声もなく
4
短歌とは 俺にとっては 啖呵やねん 思ったことを 言葉にのせて
7
煮詰まった 頭を冷やし 屋上で 朝焼見つめ 深呼吸する
22
雪だるまサングラスかけラケットを持たせて映す孫の青春
23
窓越しに 見送る我が子と ハイタッチ 冷えた薄板 挟むぬくもり
10
雪解けの カタクリの花ひっそりと 薄紫に春待ちわびて
19
加速して形にせよと宣えば一刀両断 少数の声
20
火曜までみじんこだったふりをするうそもほうべん 千本桜/折句
9
池
畔
(
ほとり
)
じっと鳥待つカメラマン無音の時をひととき享受す
25
ソワソワす軽トラ見つけ全員集合牧草準備待てずに食べる
6
アルパカのチャームポイント前髪が切り落とされてラマに見えたし
3
午前3時 お腹の重みで目が覚める 君は爆睡 我は眠れず
9
目が覚めて起きてもいいか久しぶり邪魔しないようお湯を沸かす
5
猫拾い別生物がやってきて異次元の動犬と驚く
5
降りてくる言の葉をこの両の手で 受け止めんとし 空へと伸ばす
7
抜け落ちた真夜中の時君と居るありがとうって言わないけれど
5
冬
(
ふゆ
)
朝
(
あさ
)
の凍てつく道を散歩する君は四輪吾は二輪
6
美しく 優雅にうたう その姿 あなたはずっと 私のかみさま
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