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人権の 教育受けた 大人らが ホイッスル吹き 静かにしろよ
4
歳訊かれ 父はいるかと 訊かれても 耳が遠くて 会話にならず
7
新
たま
(
たまねぎ
)
をためしにひとつとってきて薄切りにして食えば美味なり
12
半額のハマチの刺身を食べている私は半額?誰か答えて
7
私がね手を上げるのはほんとでも嘘とも違うさよならなのよ
11
暗闇の
静寂
(
しじま
)
の奥に 星たちが 瞬く空は
永久
(
とこしえ
)
に続く
12
結果待ち揺らぐ心を紛らせていつもと同じ笑み交わし合う
18
君の声 波長に響く親知らず 抜いて解かれた僕への魔法
14
何見てる?身をかがめては首傾ぐ君の優しさ橙色に染まる
11
丁寧にひと櫛ひと櫛髪染めて 妻、老人会に週末デビュー
17
逃げ逃げて此処まで来たり桜樹のもと 涙拭いし
桜花
(
はな
)
の褥に
11
世の人の知れることなく曙のひとつの星の天使の通過
12
口ずさむ雨に唄えば水たまり私と音と月が揺らぐ
9
霧雨の 山の端かかり 青葉映え 春陽射すや 色濃き青葉 白銀の玉溢れ
7
話すまで三年かかりし尾張弁 今では我もその一員に
18
風もなくまっすぐに降る雨に濡れ葉桜の色しっとり染まり
12
ビルの森スーツが毛皮の猿の群れスウェット姿の僕は幽霊
8
顔紅く吐く息白く千鳥足「何がめでたい」ぽつりと呟く
8
誰しもが似ている傷を負いながら似ている夜を耐えているかも
15
缶ビール君は優しい嫌なこと流してくれるでも行かなくちゃ
8
心労が
見
(
み
)
て
呉
(
くれ
)
までも 削り取る
朽
(
く
)
ちゆく我を 誰も見ないで…
23
温む風 続く不幸に 心折れ
耐
(
た
)
へて
凌
(
しの
)
げと 背を押す
御霊
(
妻と父
)
23
アスパラの先っちょだけを噛じり喰う ごめんなさいと春に詫びつつ
16
拙きも詠むは楽しき日々のうた いいね貰って心がおどる
28
脳トレに始めし
短歌
(
うた
)
は拙いが夫亡きあとの生きた証と
25
たくあんと野沢菜漬けの桶洗い 冬の始末がひとつ終われり
19
ノコギリが要るなら貸してやるけれど付いた血糊は洗って返せ
9
街路樹の枝に掛かりし ユニフォーム 持ち主待ちつ
東風
(
こち
)
に
揺蕩
(
たゆと
)
ふ
27
漬け樽をひっくり返すと
転
(
まろ
)
び出た たくあんお前 まだ居たのかい
21
夜風
(
よかぜ
)
香る 春の星粒
掬
(
すく
)
い取り 新しき星座 空に
描
(
えが
)
かむ
24
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