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恵方巻黙して食すが定めとか独りの吾はいつも黙食
14
片道の道行きと知るまなざしの すでにここより出でて彷徨ふ
9
流れ星!あれって流れ星ですよね
!?
テレビで見るより大人しいですね!
3
街宣の車さえ見ぬ過疎の町 真冬日静かに夕映え
美
(
は
)
しき
33
わがこころなぐさめんとうたよむはひとのこころのほかにあらずや
(
試みに「ハート」の数を足してみた。二万近くに「ありがとう」です。
)
22
コンビニで 買うか迷いし 恵方巻き 冒険できず 素通りし我
22
行き帰り フロントガラス 満月を 目印にして 取引先へ
25
味染みて 煮崩れしてる ジャガイモを ホクホク食べる 遅い夕餉に
24
人生の形が円環だとすれば このドーナツも一物語
8
去りし夜 外まで響く 「オニは外!」 明日はひとり 小声で豆撒く
8
談笑が食器洗いのBGM この時間がたまらなく好きだ
11
リナックスを学びきて一年、その軌跡が五年日記の上段に見ゆ
7
あきらめず 思い貫け 砕けても 天に広がり 煌めく星に
5
付け
文
(
ふみ
)
を 結び
番
(
つが
)
えて 時を待つ 雲が流れて 弓張りの月
14
暖房ももう一人分でいいの、だからぬるくもならないアイスコーヒー
5
この部屋に占める「私」が増えた日の 少し大きくあくびをする九時
14
テーブルの 向こうに座る カサついた くちびるの君 プラネタリウム
9
解体の
義姉
(
あね
)
の棲家の家じまい嫁入り箪笥に見届けられる
24
もう役に立てそうにないから切って落としてぜんぶ忘れてくれよ
5
夕闇に何もなき道足取られ背後に忍ぶ銀色の影
17
むずかりて 泣く子の声に 似る冬の 風を抱きて 眠る
夜
(
よ
)
の月
27
子育ての 資格もなくて 訓練も なくて人類 世代交代
3
よくもまあ 素性の知れぬ 爺婆に 子供を預け 社会進出
3
恐ろしや 鬼が子供を 支配する 死屍累々の 小さな心
3
謙遜で 何もわからぬ 人間が ちょっとわかると 鬼の形相
5
人間の 真価がわかる 弱い者 小さい者に 接する態度
6
新人の 婆さんたちも 一年を 過ぎればすでに 鬼の形相
2
謎解きの 本屋に入りて 異次元の 世界観あり 夢か現か
21
スノームーン 月の呼び名は 変われども 地を照らす光 永遠(とわ)に変わらず
10
煮崩れたじゃがいももまたご愛嬌 ポトフの湯気と夫待つ夕べ
26
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