小雪舞う 老いの一票投じ来る 願いは一つ平和な暮らし
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書く時は釣り堀みたいに屈んでる 成長ペースと机は合わない
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目覚めれば窓に飛び込む雪景色 天が促す清き一票
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如月の都心を染むる追ひ雪や 心配す母の電話の声
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「あ、雪だ」スマホのフィルムに一つだけぽつりと落ちてきた結晶で
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カサついた くちびるから出る 言の葉よ 日が変わるまで 止まないように
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太陽じゃ 照らしてくれない 路さえも 今日は輝く 積もりし雪よ
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投票と買い物 徒歩で吹雪の中 懐かしいねと道産子夫婦ふたり /大雪警報発令中
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やんだならいつもの道を見に行こう池を梅の木を雪の景色を
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怒りという冷たい服を脱げぬまま猫の無罪に指をうずめる
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「おめでとう」と言うたび口が切れていく 嫉妬はのみこむためのカミソリ
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推しじゃない曲聞こえても雑音に聞こえる今は推し押しまくる
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朝起きて五秒でブロック手にする子このまま好きを抱き続けて
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降る雪の 白きを眺む あかつきに こころばめれば またの年けれ
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なんぼでも 答えますよと AIの 鼻高々な 囁き聞こえ
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君と僕 青春恋歌は 朱夏を越え 白秋を彩る人生讃歌
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夜遅く 霰降ったと キミの言ふ パラパラパラと 窓を叩く音
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甘いりんごと ドーナツで朝をはじめよう いつもどおりに ねこはにぎやか
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雪国に暮らす息子の雪情報つい見てしまう一日何度も
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誰もが皆 心優しい 世界なら 大声もも 張らずにいれる
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パソコンのロゴ現れぬ症状に電源抜きて一日またむ
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ご自由にどうぞ殴っていくらでも響きも倒れもしませんけれど
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東京に 雪降り子らは 破顔する おむすび大の 雪だるまなり
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桜雨 涙隠して 背を向ける 愛だと信じ 手を離した今日
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薄桃の花びら震わせ寒風の中 花開いたこと悔やむ寒桜
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ドア開けてよもやの景色は雪の中 不意に異世界 僕を惑わせ
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なんにでも付けれるくせにかっこつく便利な言葉その名も「勇気」
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水飲んでこめかみ指で押してみる昨夜の請求書だな、酒だ
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かざす手に沁みゆく暖はしんしんとほのかな雪の火をゆらしつつ
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楽したいただそれだけの気持ちから「差別」を「区別」にすりかえるんだ
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