この胸の熱き重みの正体は「逢えて良かった」と告げる一瞬
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ガスと塵 圧縮したら原始星 負の感情も圧縮、圧縮
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明日の朝おいしいごはんを食べるため ここでやめとこ今夜の酒は
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受験生 全力投球 最後まで 諦めないで 桜咲かせて
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孤独だわ宇宙に煌めく星々は極低温の真空だもの (ほぼ絶対零度)
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鎮魂のラッパの音色を胸に抱き命の燈火燃やしてゆかん
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うどんすき鶏と生麩と白菜と 餅とえび芋これが上方かみがた 
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もう君の目を見ることもできなくて痛み以外は信じられない
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5歳から強制されたサバイバルゲームじゃないただのサバイバル
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人生のOSアップデート中 キルアでいうところの針抜けそう
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誠実であることは呼吸私が私であるためのこと
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標本のニジイロクワガタの黄金 私も彼のように死にたい
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勤務中 プリン 脳裏に浮かびけり 帰途にコンビニ寄り お土産に
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我が妻ををんなとおもふ寒の入り夜のとばりの窓をうつ風
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消しゴムの 角がまぶしい 今夜だな 努力はすでに 答案にいる
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おさなごに わかってるってば! 言い返し わかってない親 日本代表
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年寄りが 俺に何かを 言っている え?この俺が 見えるんですか
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ガソリンが尽きてることを知りつつアクセル踏みつけ泣き叫ぶこと
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チビ猫が 夕焼けみてる 黄昏時 うしろすがたを 写真とりたい
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ひとり飲む酒のしずかな熱(ほとぼ)りよ 蕎麦屋の隅に歌の芽を待つ
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忘れゆく父の瞳の澄みゆきて幼子のごとき父を抱きしむ
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頑張れはもう聞きあきたはずだからいちご大福そっと手渡す
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「人は死ぬ」あらゆる人の最終話 善悪すらも彼岸に消える
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気がつけば 一・一七が 目前に あの日あの時 神戸の受験生
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風と歌い踊り疲れて木々の葉が眠る公園 私は一人
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さあ着いた半年ぶりの大阪や 呑む気満々五時から呑むでぇ
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越前と近江を越えて雷鳥は 摂津の国にちゃんと着いたり
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いくつもの 眠れぬ夜を 乗り越えて 赤く滲んだ手 いざ本番へ/先輩方、頑張って下さい…!
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高3生 決意を胸に あとにした 教室に光 しづかに満ちる/明日、共通テスト本番
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雷鳥は京のみやこに舞ひおりて 賀茂の水辺に羽を休めり
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