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「あー」とか「うん」日曜朝のパンケーキ カーテンだけがふくらんでいる
7
春の海 霞み渡りて 風光る 富士の雪嶺 凍つ風吹きて 白雲走り。幾山越えて 旅人独り
3
「ただいま」と 「いってきます」の その間 眠れず 開く『大河の一滴』
7
燻り吹け君と見たいなこの月を 横にいたなら月など見んか
4
雨上がり冷たい風に根負けし思わず留める上着のボタン
13
五月雨に耳傾ける歪んだり壊れたりする心を洗う
17
冷たい手バケツひとつに
襤褸布
(
ぼろぬの
)
の恨み深まる水もしたゝる
5
月のため外に出るのも億劫で綺麗でしたと嘘つきと成る
6
あったかい日のあとにまた寒い夜酒蒸し作り昆布茶を飲み
9
治らないわけじゃなくって治したくないから抉った もう別の傷
7
彼のひとは 五月の鯉の吹き流し 取り残された心臓ひとつ
5
街灯にユスリカの群れ 東京にまだ居場所のない四月の僕ら
11
三十詩
(
看板に
)
ときめく詠い手多いほど泡沫晴れるハッピーアワード
8
往来の絶えた通りをからっぽの郵便箱が否認している
11
じわじわと追いつめてやる敵陣にと金部隊をどんどん送る
5
目に見えぬ 何かに追われ 日々の中 会いたい人に 会っていますか
14
銃口を 向ける仇は 幼き日 我と遊びし パン屋の息子
14
強き風 波の飛沫に舞ふ鼓動 武者は甲板髪を靡かせ
9
風光る 花の木の下 桜散り 葉桜茂れる 匂いむせびて 果たせぬ想い やるせなく
3
衣替え 麻のシャツにはアイロンを ビール片手にハンガー眺める
6
春の海 霞み渡りて 風光る 富士の雪嶺 凍つ風吹きて 白雲走り 旅の空
5
「水の色は水色ですか」と問うている 朝日を弾く水面を見ている
9
御仏を 刻む二人の 魂に 因果の果てを 見つむ火の鳥
12
レモン梅ゆずに洋梨西瓜桃 酒の味付け心洗って
6
沈みゆく心に色があるのなら きっと深くて深い紺色
6
気づかいの小鉢ひとつを持て余し君にすすめる 月、満ち満ちて
14
意を汲めば「広告
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なき世の心地良さ」飾る短歌は清らかに映え
9
懐かしき母校の前の桜の木闇にまぎれて校歌を歌う
6
ロジックは「Utakataいいね」と言われたい立ち上げ人の熱きエールで
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蛙鳴く里山の宿台無しに 女房がんがんテレビをつける
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