同じよに初シチューなうち多かろと十二月並みと冷え込んだ日に
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米は米 されど新米 その旨味 頭を垂れる 王者の貫禄
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形容詞名詞助詞名詞助詞動詞 中身が無くても私になった
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目の前の斑紅葉へ触れもみず姉の顔など思い浮かべる
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秋の陽に背を押されおりはた立てば晴耕雨読の亡父ちち訪れ
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幼日をさなびはたにあと追い赤とんぼ抱きとめし亡父ちち遠きにありて
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雨模様重い空気に沈みゆく金木犀の香は濃くありて
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やわらかに乾いた頬に沁みとおる秋の日差しの心地よさかな
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われわれを構成している素粒子が揺らぎわれわれが揺らぐ わぉーーーん
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車窓には短歌うたの題材散らばりて少し残さる稲穂の意味など
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友の庭訪えばとりどり菊の花 八重の芙蓉に秋の陽注ぐ
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席譲り執拗な声にうなづきてラッシュの車両、秋に貝殻
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あの橋を渡ると貴女に会えるはず画面の景は新釧路川
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丘のうへ墓場や寒し北風に 供への花は疾ふに枯れたり
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快晴哉 ねこ母の大事な 舞台衣装 よく乾かして 良い色合いに(200円のスカートですけど、超お気に入り🥰
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想像の三倍以上の本で出迎える。同棲が始まる。
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気紛れな 小雨の音を 聴きながら 休日の日に はなまるつけた
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字を読むにいちいち眼鏡でこに上ぐ 2.0の若き眼もがも
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デュアリズム 全体公開してみたり ダムとも会員でなくとも聴けます>愛瑠翔様へ。もしお暇があれば😸🎤
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雲を追う鳥を見つめた道のりに勇者は誓う「僕が守るさ」
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友人と コロナの話になりにけり 不意に降り来る 落雷のやう
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ふゆべっど冬ベッドのよさを ことしも おもいだし おふたりさまで ねこだんごのきせつ季節(昨日から)
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ここにいる、と痛みで知らせるまるで筋肉みたいなひとよさらば
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医者なれば白内障と気づきしもまだ大丈夫と先送りの日々
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パラパラと窓叩く 冷たき雨声うせひ聴き ホットミルクのぬくよる
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わざ うるは無用むよう たま きみためこそ まことこころ
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手のひらの ちっちゃなホクロ 手をピンと 伸ばさなければ すぐに埋もれて
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「葉っぱもん いらんがな」 言うたから ベーコン焼いた レタスを添えた
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雨露を 味方につけて 今日も咲く 雨ニモマケズ 風ニモマケズ
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海渡り帰りきたるや小鴨らが線引く水面に秋風の色
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