どうしたらこんなにうまく詠めるのと眠られぬ夜の遠虎落笛(とおもがりぶえ)
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泣きながら腕に噛みつく吾子を抱き白き歯のあとその背をさすり
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窓辺にて微睡まどろむ猫を 起こさずにコロコロ使ひ しづかに掃除/粘着カーペットクリーナー😺猫の日
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虫よろしく 日々を蠢く 僕の眼は 鳥のように 魚のようにと
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かなしみの しみ落とすため 探すことば 本に齧り付く ぼくは紙魚
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ずっとずっと 人生讃歌を 探してた 最近出逢えた 詠んでもいいんだ
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駅舎出て 荷物抱えて 五十分 辿り着き我が家 手足が痛し
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師遺せし 「本質以外は柔軟に」 春日のような 言葉と笑顔
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どのようなローテーションでご利用か二匹の猫と三つのトイレ/どれも盛況
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そうだよね 真面目すぎると損だよね さぞかしあなたは不真面目なのね
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のぼせると脱いでは冷えて戸惑って寒かったもので慣れないもので
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わからない、なにをしたいか できるのか 見知らぬ路を左に曲がる
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Utakataで気づく君の日 ずっとずーっと  癒されてきた君にありがとう
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凍える朝 連なるつらら 軒の下 つらさに漏れた 小声の波形
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歌があるくらいなんだしそこここでやってるんだろ猫踏んじゃった/猫の日
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猫の日に 外は暖か 野良ニャンも みんな幸せに なりますように/猫の日
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席を去る人のせなにし履歴とはたれかと共に在りし日ならむ
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一冬ひとふゆを共に歩みし雪靴のぽこぽこ響くアスファルトかな
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弾ける泡 アイスクリームと さくらんぼ 茶会の話題は 愛すクリムト
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なぜだろう趣味は人間観察と言った途端に距離を置かれた
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花小屋の おばあちゃんの あかぎれを 春めく風が  やさしくなぞる
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お刺身を食べてアクティブうちの亀 冬眠しない啓蟄知らず
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どんな時にも列はくめんだろうと突っ込んでみるドレミの歌に
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捨てられて 親を知らない この猫は お婆(吾の母)の事を 母と思ひて😺
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畑 出はた いずる 長靴履いた 指先に るる物有り 湯たんぽのふた /見つかった!後編 完
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あおぞらにじめんからとびこんできえてしまうとりをくしゃみせずみた
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言の葉を白く裏切る已然形 ドグマは深き闇に潜めば
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息子らと離れて暮らすことにより 互いを案ずる絆強まりぬ
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息子らに 老い先の対処あれこれと 切々に説かれ 気持ち前向く
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初鳴きのウグイス聞きつつ朝散歩  雪の富士にも春はすぐそこ
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