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ストーブを点けて観ている Tシャツの誰かの春と同じ国とは
24
外見じゃわからないのよ恋愛もみかんも甘いか酸っぱいかなんて
12
土手の端の薄紫の群生のにら花の星一つ恋しき
23
春の宵 夜桜みつる 朧月 今宵一夜の 旅の空 旅路の果ては故郷(さと)の秋 幾山越えて
6
春ゆきて蓮華の池に降るはなのひかり揺蕩う ささなみの立つ
14
「春のせい」そんな言い訳詰め込んで二つ目最中に手が伸びる午後
27
6人でグループLINE作ったよ 四六時中が着信祭り
22
葉桜となりにけるかもわが恋はふりにしのちも世はあをくして [ 題詠 葉桜]
8
工場でずっと雑誌を積み上げる機械のように 機械でやれよ
8
洗い立てコップに残る口紅が罰らしいよね 早く出てくよ
9
静寂の中で思うのは自分の中であり外であり中間
5
トンネルの暗さに足がすくむけど留まるままで暮らせはしない
9
砕けては傷付きつつも底を見た後には空を見上げて進む
8
ぶち当たり砕けるのだと知りつつも進む他には無いのでしょうね
7
落ち込んだ日々を知らない知り合いに打たれ強いと揶揄され困る
7
落ち込んでいつもの通り時が経ちいつもの通りまた前向きに
6
健康を思いサプリを飲むけれどお供がコーラで「それな」となる
6
本を積み端から読んで行くけれど知りたい事は尽きないでいる
6
「今」にこそ集中しろと言うけれど時はふわふわ掴み切れない
8
休日の小春日和に身を任せ過去も想うし未来も描く
9
闇の中 白き鳥
幾重
(
いくえ
)
の枝に居て 我を見下ろす 木蓮の花
22
紫と 黄金の混じる あわいには 黄昏どきの 夢か現の お題「あわい」
6
カリカリとミルを回してモカ港へ旅の気分で頭覚ゆ朝
21
休日の 昼寝効果を 実感す 足取り軽く 散歩に出掛け
22
今吸ったばかりの生き血
滴
(
したた
)
らせて闇に浮かんで唄う唇
11
廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
15
ギュッとして ふんわり毛並みに顔うずめ 君のぬくもり こころ
緩
(
ゆる
)
びて
21
煤けてるシャッター降ろし日曜の商店街は微睡みの中
19
吠えて子の巣立ち促し遠ざかる母の目に見し強き優しさ
22
例えろと言われても散り際の桜ほどさびしくて 何にも似ない色はないのです
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