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郭公
(
ほととぎす
)
待ち明かしつるうたた寝の夢かあらぬか暁の声
7
連休の最終日まだ道すひてネコ並走し
叢
(
くさむら
)
に消ゆ
13
五月晴れかなしい歌をよむときがいつかくる境目のない空
10
妻たちの尽きぬはなしは夜に咲く美女撫子は化粧濃く見ゆ
6
どういうこと
?!
清純そうな彼女から「
A
V
の真似やめて!」と言われた
6
一日が始まる時にペンは無く終わる時には修正だらけ
8
久方ぶり並んだ息子
等
(
ら
)
青年の顔捨てそれぞれの
歳月
(
とき
)
を纏う
13
連休も 変わらぬ仕事 出でたるも 覚悟決めたり 今年が最後と
8
定めとて送り送られ別れつつ春は心ぞもの憂かりける
9
気に食わぬ上司の下に就いて後
三月
(
みつき
)
経ずして遠島流罪
4
別れの
瞬間
(
とき
)
消えゆく車体 ホームにポツン残されし祖父母 手を振り続け
11
GW
(
ゴールデンウィーク
)
街の袂は 閑かなり とぎれとぎれに イベントの音が
9
現実を言葉にしたらちっぽけで文字にしたなら陳腐で安い
4
ランドセルに手足が生えて歩いてく後ろ姿を送る幸せ
25
旅の帰途 車を停めて 郊外の 満天の星
蛙
(
かわず
)
鳴く声
28
深夜便 五木寛之さんの言葉に 励まされ 今日を生きゆく
朝餉
(
あさげ
)
を支度
15
あいにくと持ってないなあ正論をシラフで吐ける
面
(
つら
)
の皮など
7
お茶だと思って飲んだ味噌汁はいつもと違う風味がする
3
歯ブラシの 替え時さえも 持て余し 日がな一日 旗日が終わる
18
朝焼けに映える水面は穏やかで水平線は空と解け合う
11
徳川園 杜の池泉を眺めひてお武家気分で茶とちまき食む
32
青ネギを トントトトンとみじん切り リズムに乗って始まる今日の日
22
文は武に勝ると信ず叡智こそ灯す明かりに闇を照らせリ
26
富士の湯に噴火の如く泣く子見て想い巡らす我も子のとき
27
軒下に 燕飛び来て巣作りの 風の優しき初夏は来たりぬ
26
日々増える身体の不調に目を瞑りこれが普通と信じて暮らす
16
悠々と あぜ道渡る猫映し 田の水ぬるみ植え付けの
時季
(
とき
)
22
柏餅つぶあん七個食卓へ口に広がる味噌のしょっぱさ
5
ゆっくりと君と寄りそい歩く
舗道
(
みち
)
君も夢だとわかっているよう
14
野良猫に こっそり告げた サプライズ キミが知ってて 俺が驚く
2
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