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幾たびも神戸に行きしボランティアやはり要るなと
携帯電話
(
けいたい
)
を買う/亡夫
24
スマホから指を離してひらがなの「やすみ」を飲み干す土曜のひかり
21
湯気の向こう誰の期待も届かない場所としてある朝の珈琲
20
八戸ノ里
(
やえのさと
)
季節はずれの温い日に 司馬の書斎の小庭を歩く(司馬遼太郎記念館)
19
光る紅鮭が2切れウネウネのコンクリートジャングルを祈るように泳いで
3
同じ家の並んだ街を寒風と過ぎれば暮るる人参畑
17
他人
(
ひと
)
からの言葉を借りてつらつらと君の道など説けば星雲
7
未
(
ま
)
だ寝静まりぬ
黎明
(
れいめい
)
阪神を襲ふ震災 忘るる
勿
(
なか
)
れ/一・一七
23
トイレ行き夜具
入
(
い
)
り直後に大地震幼時の記憶鮮明にあり/阪神・淡路大震災
15
蛍光灯消す事出来ずに寝る幼時心をえぐる地震の爪痕
12
本棚の上から 広辞苑落ちてきた あやういところで 頭には当たらず>震災の記憶
20
ひたすらに亡き人読み上げ
TV
(
はこ
)
の中この世去る友泣き崩す母/阪神・淡路大震災
13
昼前に 少しブラブラ パン屋まで ドアから匂い 食指が踊る
5
親なんて自分を棚に上げないとできないものとつくづく思う
18
母さんも昔は子どもだったからうざいと思う気持ちもわかる
16
直下型宙舞う記憶脳裏には夜具しがみつき成すすべもなく/阪神・淡路大震災
16
二十歳なる光の殻を脱ぎ捨ててゆく背なまぶし 息子(むこ)に幸あれ
27
好きな子がくれた塗り絵を
吾
(
あ
)
に寄こす「きらわれたくないからもらつた」
12
父は言う 大変だったと あの地震 知らなくても 思いは馳せる
12
目が覚めて 時計を見ると 十時過ぎ 珈琲淹れつつ のびのび背伸び
6
採血のあと 痛々し ちま猫ちゃん 3.9キロ もっと食べよう
20
受験生共通テスト今日本番後ろ姿が凛々しくて
11
父親のトイレ見届けさあ寝るか矢先のニュース
31
年/追悼阪神淡路大震災
18
レアアース 「類まれなるこの
地球
(
ほし
)
」と訳してもよし 宇宙的には
15
蝋梅に見惚れる吾に枝を切り薫りがいいよと手渡しくれる
23
もう後も ないまま告げた 別れにも 彼女は一人 背を向けていた
7
土曜日の朝は フルーツ2種と決め りんごとみかんで 気合いを入れる
22
ゴミ捨てを ねこが じーっとながめてる
ようじ
(
用事
)
はなあに どこでねてたの
18
この
G
はGoogleの
G
なんだってひとつかしこくなったとキミは
21
もし生まれ 変わって やりなおせるなら 高2の夏の パーマは止める
5
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