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月を見て! いまからあなたに告白をしたいの一緒に月を見上げて
4
榕庵
(
宇田川
)
は言葉を
仰山
(
ぎょうさん
)
よう編んだ僕も編みたいひとつだけでも (細胞、結晶、法則、酸素など多数)
13
外に出て 攻める気持ちも つかの間の 上着なしの 自分を責める
4
公園の鳩や雀は人に慣れ無人のベンチが止まり木がわり
12
寒さにも三年越しの胡蝶蘭 花芽をつけて光へ伸びる
15
分断が煽る憎悪と偏見に呑まれちゃダメだ目を覚まさなきゃ
16
原発の疑念残した再稼働あの福島の教訓生かせ
19
街中で やっと見つけた ボクの
オアシス
(
銭湯
)
亡者群がり 今日は疲れた
5
降り積もる雪よりしろいその頬に消えない傷をつけてみたいわ
5
アマプラで 休日とんで 後悔も 来週ネトフリ その後ヨウツベ
5
懐かしき亡母の甘露煮 金柑のたわわなる実は冬天に映ゆ
24
ひらひらと雪舞い落ちる露天風呂 寒波さなかの命の洗濯
21
人の溝 陰で油を注ぐ人 職場にもいて火種くすぶり
16
常緑に紛れ飛び交うメジロ二羽 見つけて嬉し冬日向かな
29
いつか君が地獄に来ると信じてるから 本望と言い聞かせてる
6
海の上 延々流るる鳥の川 群れなす気流いざ北西へ
16
皿洗う私の対面(といめん) ねえやめて? ゾンビ映画を今つけないで?
9
月が綺麗 貴方が示すその月は 三日月 満月 それとも私
8
意識して声を覚ゆる冬ぬくし 風が優しく名前教える
7
イントロを知らない恋の歌のよう 春がゆっくり時を奏でる
12
いつからか 勝ったら負けと いう遊び ずっとやってる 勝つのが嫌い
5
ジーパンの君しか知らぬ友達の震える喪服 薄い三日月
23
草臥れたシューズを労る頑張れなかった駄目な私の代わりに
9
巻き添へを食らふも 悪気の無き人を許し 運の無き事と笑ふ
22
夕方に心をたくさん乗せながら鱗光らせ走る電車
12
冷ややかな 世間の風に 慣れ過ぎて 生温い風 居心地悪い
5
午前5時 うきうき顔で おしり振る 息子よ朝はまだ先だ
11
野苺の 野で初めて 君に会いし朝 良きことで今日が 埋まる気がして
19
肌色の 湯呑茶碗の底の
澱
(
おり
)
煎茶の香りが 瞼に触れる
9
初対面 話していると 知るご縁 つながるつながる これぞ縁か
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