払暁の雷鳴に目覚めて神棚の水と塩を替へあまた願へり
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業火這う赤い布団に浮き沈み 乳掻きむしる遊女悲しき
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おい下僕 犬だ犬いる他の犬! 問答無用 我を引きて犬
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時流れ 年明け妻の 三周忌 春には父の 一周忌… /寺に依頼す
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朝の窓開いて今日も遠く立つ桜紅葉さくらもみじの輝きに会う
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始めよう悔いのない選択をして生き埋めになる最期を拒む
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名も知らぬ木に艶々と赤き実や 名も知らぬ鳥梢渡りぬ
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ひと様の花壇眺めて昼散歩陽に照らされし赤きマンリョウ
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師走端 我聞きたるは ミポリンの 歌声耳に 一年過ぎ感ず
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割れた爪に絡まる髪からからのくちびるにしみこむのは涙
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大丈夫だよって言ってほしいけど言ってほしくないよ
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リビングの壁にあなたの影みつけ 師走の低い朝陽のしわざ
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もうじきに寒波来たると知る術を尋ねてみたい 舞う雪虫に
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週明けて全快とまで言えぬ身に慈悲深きかな師走の陽光 /20
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朝との境界線に照らされて我が主役とばかりのしっぽ
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君はもしかしてぼくの虹彩のカラーコードを知っているのか?
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眼差しはビーム 数秒前にはもう通り過ぎているような恋
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初耳の待降節のカレンダー 日めくり式の福袋かな?
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未来とか考えるのも嫌だから 明後日くらいで終わりにしたい /2025.07.25
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都市ガスを 装うDM 許すまじ プロパンガスに 万払ってるのに
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首落ちて朽ちゆく花の眼裏に 愛され咲いた椿の大樹
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重き物 心にありて 歌にせば 東雲しののめあけに かせは外れり
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枯れ葉散る間もなく 枝を落とされり 街路樹の剪定 理髪の如
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豚汁の昨日の残りに焼鮭を入れて気分は石狩鍋で
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らっきょうが食べたい ふっと思ったら何がなんでもらっきょう食べたい
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似ているね。波紋を生んで駆けるきみ。沈む運命にある水切りに。
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陽光を挟んで走る山手線 降り落つ枯葉が天使のように
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スーパーでカレーをつくる気になった そんな余裕も無かったこと知る
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バースデー忘年会かクリスマス春夏秋に生まれていたら
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コウモリがドアを開けたらまっしぐら🦇便利屋を待つポンコツ姉妹/家にいるのよ😭😭😭
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