権門の 衰微招きし 頼通は 何と詫びけむ 父にあの世で /3月2日藤原頼通忌日
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強くなれ ちょっとぐらいは 強くなれ 慣れてしまえば 上手くやれると
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人間に この世にありて 休みなく 次から次へ 悩みが続く
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レーザーを 眼に充てる 処置を待つ うららかな春 恐怖と不安
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弱きものに 力を振るう 横暴を 神は許さじ 回教も耶蘇教も /イラン攻撃
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トランプの 語源は勝利 さりながら イランの賭けは そうはなるまい /トランプ大統領の賭け
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そんなこと しては駄目よと トランプを 母は厳しく 諭さざりけむ /イラン攻撃
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チャドル召す あの方は今 ご無事かと BBCに 涙ぐみたり /テヘラン攻撃BBC放送
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好きだった地元のツレが父になる わたしは昨日金髪にした
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期限切れ 期限間近の 食品の 溢れる巣窟 飽食の蔵
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大型車 巧みに操る その腕は 華奢でしなやか 若きドライバー
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素人の俺に言わんでジャバジャバと思考回路は畏怖文止まり
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苦痛とは 経験だよと 軽口を 叩いた後に 痛い経験
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背と腹が 筋肉痛で 動けない 畑耕す そして翌日
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キャンディの包み紙まで桜色 今日のチラシもどこもかしこも
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冬茜 くれない燃える 筋雲や 消えゆくあとに 冬銀河
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静けしや 水の音のみ 夏深し 水碧く透み 木漏れ陽射して 嶺碧く
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水やればナデシコそだちきのふまで遊んでゐた子が学校やすむ
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冬凍る 足跡絶えて しじまかな おろし風吹き 白銀の舞い 凍てつく木立 雫滴る 君旅立ちて 窓辺凍る 雪解けて 君の影立つや 
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階段を一個飛ばしでいく春の初出勤のをのこの背中
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さうかもう、下の子だけと行く園のヤマアカガエルのひとみはつぶら
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物置に立てかけられた杖二本こわれた傘とゴミの日に出す
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鼻筋に母の仕度で白を塗りはっぴまとひて神の児となり
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気を揉んだ 朝食抜きの検査終え 帰宅と同時に冷蔵庫開け
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やることがあれやこれやと多すぎてまだ朝食にたどりつけない
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報道の「死亡」が夜には「殺害」と変わる単語の不穏な空気
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寝るときに 足にそおっと あご乗せる ねこの愛しさ 日々替え難く
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「やめるんだバイキンマン!」と言う君に分からぬだろう彼の孤独は
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初鳴きの鶯の声つたなくて梅も笑って花びら散らす
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蒼穹へ消えゆく糸のひとすじを 誰か紡がん青の続きを
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