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街中の空き家棲み処となりたるや轢かれし
鼬
(
いたち
)
子らのありしや
9
街路樹の長き枝
萌
(
めぐ
)
みぬ若葉 バス通りに 緑のトンネル
23
さり気なく 軍国主義が 近づいて つつがなきこと 悪しき予兆 ★「軍国主義」=「無関心」
8
街中に棲みにし
鼬
(
いたち
)
轢かれたり投げ入れられるゴミ収集車
10
烏さん 何か
咥
(
くわ
)
えて 巣作りか 朝に昼なに 勤勉なりし
13
生い茂る雑草の奥朽ち果てた荒屋さえも眩しく映る
5
あめのあさ アンモニャイトの ねこ眺む ひとり足りぬよ 段ボールかな
19
ラジオからカセットへ落としたアオハルにクリックひとつアクセスしたり
8
旅の空 朧月夜の 桜散る 幾山越えて 大海渡り 夢追いかけて 桜咲けども 散るぬるは 心静けし
3
この山の 「形・濃淡 」 ブロッコリー 新緑の頃 食べて候
13
ひんやりな布マスク数の少なさに夏日でかすめどまだまだ四月
16
哥らしき 哥は詠めども よき哥ぞ 年経(ふ)るなべに 詠みかたき知る
9
そよ風に髪をふわりとなびかせて足取り軽き春の坂道
12
猫族に なき醜態と 竈猫(かまどねこ) 耳目を凝らす 夫婦喧嘩に /『吾輩は猫~』
10
早く寝て 明日に備えむ ガラス戸の 亀虫消えて 夜ぞくだちける
9
山ほどの 借金による 豊かさの 揺らぎてついに 武器に手を出す /武器輸出緩和
10
帰る雁 泣きしたたり 冴ゆる空 風吹き荒び 魂透き通して 静心
3
梅の木は 緑を増して 若々し 花を落として 自由を謳歌
14
他人が思い通りに動かぬと牙を剥ける奴になど負けぬ
5
夕焼けの 陽の矢射し 水際に 引いては寄せる貝殻ひとつ 拾いてこぼれ 独り戯れ 茜空
3
皐月晴れ飛行機雲が線を引く魚も追わぬ舟が一艘
7
七十路のプレイリストに流れくる🎵 だけど僕たち若者がいる
9
無花果
(
いちじく
)
の木がある家で育ったら
い
(
・
)
つしか
地軸
(
・・・
)
は禁忌を冒し (平屋の庭に)
12
フレッシュな 青き
香
(
か
)
のする 校庭に 自動草取りラジコンカー
7
雨男
(
レインマン
)
と 並んで歩く 男との 狭間に見ゆる 傘の幻
6
微睡のゴルフ疲れや 黄砂飛ぶ 春の終わりは『東京砂漠』
10
水に火に追われし人の今朝の顔 覆う手に既に苦は刻まれし
11
情熱や夢や正義や何やかや 用量用法お守りください
8
川縁は 熊にとっての 生活路 この世は檻無き動物園 (※)エゴイズム=自己中心
8
生ゴミで肥料を作り 資源収集工夫して ゴミ袋減
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