テレビ横デジタル時計置きながら後ろ振り向き壁時計見る
13
若き色 劇的なるも かろき音 どこにあったか緑が丘よ
8
たまさかに友とあふ日にくたびれし葱と歩けり古着など着て
10
巣立ちゆく園児、生徒に大学生 ひとまわりまた大きく育ち
9
霜柱立たぬ乾いた冬を終えやっとと思いの春彼岸入り
17
思い出は 巡る季節に 風化して この春消えた 君の面影
14
歩いてもパスでも2キロ今日は街のご機嫌うかがい駅まで歩く
7
君からの 『竹踏み』するたび 運動バカの君と共にいし 日々あたたかし
8
時経れど尽きぬ悲しみ胸底に沈めて今日も平常心で
30
余裕でき遠出の旅の思案中弥生の空へ君は翔けゆく
21
病窓に朝を告げ来る鳥の声見上げる空に朝焼けの雲
22
我の手を離さぬ君の指ほどき切なきままにICU出る/回顧
20
満開のカワズ桜をLINE送 雪積む庭の写真返信
18
春を盛る君に分けにしヒレカツの熱の伝へば桃色に染む
12
目薬を子にさす朝の春がすみ見上げる顔のいがいな近さ
15
今朝少し嬉しいことがあったんだ。電車一本早くして良かった。
7
入居前のお隣さんと 笑顔を交わし 嬉しい繋がり始まる予感
13
見惚れたらポールにぶつかる移り気な僕は倍速 繰り出せ足を
12
高尚な詩を聞くような映画観て即効寝落ち目覚めたら「fin
16
野辺の花 自然も消えて 様変わり 観光園は 人花盛り / うーん?
9
クシナダは 春の陽を浴び プラチナの 光りを放つ つるぎ のような
25
世直しに 力を尽くす youtuber  政治家たるもの 見よならえ
6
半世紀 人も空き地も 変わりたり 終の住処の意味を問いたき
9
並ぶほど愛くるしいは雀なり後光を受けてわれにおはよう
18
「一春、一旬、わたし」とふ吊り公告 吟味されたる商業の字句
15
考えのまとまらぬ時 焦らずに 脳の声を聞く 休めのサイン
24
幸運に すました顔で 身を委ねる そうしたいのに ハートはうらはら
8
音もなく踏むだ地雷はばくはつし妻はしづかに寝室へ消へ
8
やるせないせいきらめひて夜が明ける『そこのみにて光輝く』
11
ガムシンのぶれぬ武士道生き様を思うだけで胸熱くなる
5