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受付が診察券までかざすだけ「お願いします」を言うこともなく
20
無意識に沈んでたのかこの俺は?ふた親おくり幾星霜も
8
あなたが強く抱きしめる このまま骨まで折って愛してほしいの
3
目も耳も E判定で この先も 雇ってくれる 保証はないな
3
案の定 今年の抱負 二月目 肩こりのため 一旦休止
2
和服着た 清楚な人と すれ違い 貴女を想う 祇園の小路
17
貧乏で なにもやらない 父親に 息子の批判 グサリと刺さる
2
甘菓子を頬張るあどけなき孫は戻られぬあの春の日のきみ
10
『風桶』を
一
(
はじめ
)
から聞く暖かさ十八になる孫娘いて
8
高校生の 短歌読みして 胸キュンと 我はも一度 高校生となり
10
君のいる 朝まで少し バスを待つ ただ君想ふ 頬に春風
10
忍び寄る老化に抗いあれこれと 試して来たが 未だ効果無し
7
生き様ぞ曲げぬ武士道敬愛す鬼の副長突き進む様
5
八戸であがなひきたる八幡馬 男馬女馬を離して飾る
11
皆は言ふ人は一人で生きられぬ さふでもないと私は思ふ
12
ホッカイロ、わたしの温度で待たせてる あとで捨てるよかいろはかいろ
4
脛から血 口から椿 手には愛 北風の中走るあなたは
8
人生が終わったなんて恥を知れ!みんな同じさ崖を飛ぶんだ
6
春服は似合わぬという自負があり 覚悟したままつめたいカイロ
3
いつもなら
バレンタインデー
(
バレンタイン
)
によく荒れた冬将軍の姿が見えぬ
16
垂れていたつららも消えて晴れ渡る空色西に走る電線
17
めくるめく欲望さらけ出すなんてするもんですか嫌われるから
16
寝不足で窓の景色もぼんやりと 春霞かと見紛う朝
7
ソロキャンプ 一人で食べる ラーメンと 冬の空には 満天の星
18
ゆれながら春を待つだけ来年の君を知など知らぬ
T
シャツを干す
4
忘れ物してきたようで落ち着かず春の私はちょっとせつない
20
人集まれば とんがり帽子 丸くなり 老若男女 果実食べ / 新政権への危惧や不安 淡い希望や期待
3
明け方に川鵜の群が空覆ふ ヒッチコックの「鳥」を思ほゆ
15
遠くなる 別れの記憶 江の島は モノクロームの あざときゆらぎ/折句
10
神武このかた 否「ヒフミン」 天国で 駒を打ち込む 負け解りても
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