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陸橋を渡る列車の窓うつす川瀬つつみぬ蒼き夕暮れ
19
望んでる 答えを聞くまで 繰り返し わかっていても 尋ねてしまう
15
曇天に見上ぐ桜で雨宿り奥の枝先ヒヨドリが来て
20
忘れゆく瞼の裏に啓翁桜まだ描けてる、まだ描けてる
5
自作歌の暗唱率はどれくらい?愛とキャパとが足りないようで
13
細やかな雫に濡れる花びらの映す雲色ほのかに淡く
12
勘違いしたまんま離れた二人 白桃のワンピースは溶けた
5
午前中の雨が嘘みたいに晴れた午後。嘘と言ってよ。あんなに濡れたのに。
5
腐った世に 正々堂々 生きていく 泥にまみれても 曇りなき心で お題「正」
6
ポラリスに生まれた君もこの星を見詰めて歌う永遠「とわ」の情熱
12
春ゆけば蕊のやうやう紅らみて幼な子愛でるときの惜しけり
10
桜蕾
(
おうらい
)
に降り注ぎぬ 恵みの雨 潤ひて 満開まで待ちぬ
21
スーパーの 待合喫茶に 聞こゆ声 病と年金 身に詰まる午後
15
期待せぬときに雨は降るものと 納得をして
桜
(
はな
)
は散りゆく
7
調子乗り 万能感に 酔っていた ケガして沁みる 未熟な自分
7
通院をメインディッシュに一日を盛りつけている老後のふたり
22
寒戻り内ボア猫の手触りの上着まといて君恋し朝
14
病院へハート舞う風 並木道 帰りにケーキ春のご褒美
18
幼子
(
おさなご
)
が 調子はずれの アンパンマン 口ずさむとき 平和宿りぬ
15
まわりには 馬鹿ばかりと 言いながら 己の馬鹿を 神棚に飾る お題「馬鹿」
8
萎るるを知らず散りたき桜花散り敷くものは涙なりけり
8
チビ猫の 寝ぼけて うにゃうにゃいう声を 聞きながら飲む 朝のカフェオレ
22
タイでんぷなしではご飯食べないと 子供のころに わがまま言った
10
C
h
r
o
m
e
の左に
M
L
B
を置き千々に乱るる右の
U
t
a
k
a
t
a
8
春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
25
「一月は行く二月逃げ三月は去る」とことわざまで残るほど/同感
17
ソリュブルの意味噛みしめて溶かす朝 卯月に始む「あさイチ」のわざ
9
死化粧紅の赤さに母を見しビスクドール冷たい手にぎる
11
言霊を信じて願い唱えるも夢見草散る叶わぬ願い
14
小鳥の巣に小さな命籠の中に生まれ育む小さな世界
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