天鵞絨と猪鹿蝶にびぃどろの線香曇硝子に落下して
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人の世は くすしきものと なりぬれど うつろわぬ 梅の花
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シュワシュワと朝日に包まれ透明にゆうべのシャンパン美味しかったな
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糸車このあと百年眠るだけ春眠暁を覚えずと言うし
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神様も赤色の靴が好きなはず!まあ私ってダンスで賞とったことあるし
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一同卓へ、紅茶で乾杯本日の議題 笑ふ帽子屋 騎士にふさわしいか?
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鬼の口呑まれ目より飛びいだし「スペイン風邪にお気をつけて」
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かねてよりノスタルジアの歓楽はサンタマリアの醜聞と云ふぢゃない
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中を見て!お魚が泳いでるでしょ?お気に入りの水筒なのよあっ流れ星!
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神仏に現世のぐわんかけおきし たまなぞ無用 消ゆ、泡となりて
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カキクケコ!コオロギ焼けたタルトタタンポペプピパピヨンラリルレラッパ!
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予感してカーテンさっと開けてみる 白い世界が広がっていた❄️
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鍋の焦げ 火傷の跡も ひとつずつ 君と刻んだ 時間ときと思えば
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目をぬぐう 手首のミサンガ 濡れてるね 涙も糸も 切れぬ君の夏
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シューシューと嵐が窓から染み込んで青年はまだ冬を知らない
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生きている証知るのは痛みだけ自業自得と云わばそれまで
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日本の未来はWOWWOWだったのに今は世界を羨むばかり
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枕投げ盛り上がる上痛くないオリンピックに採用したい
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人混みに疲れぬ人を羨んで1人貪るカップラーメン
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「半世紀、何もないわ」と独り言そこから始まる記念日がある
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「いいね」より温かいのは三十一文字スマホの中に咲く花の雨
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温かい 空気流れる うたかたで 心温もり また歩き出す
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Utakataや悩み、寂しさ受け止めて泡へ包んで空へと放し
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生温い湯船の中で冷えた背が「これから乱れが来るよ」と言った
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あれもこれも俺に与えられるべきなのにと踏んでいるそれをよこせ
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競馬好き一度でいいから WIN5 夢よ叶へと泡沫神社 (単勝×5で高額配当)
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「独り」より「大勢の中」にいる時のほうが正しく孤独になれる
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欠片への欲情 歯型 積み木 肉 山であなたを見つけたときとか
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既読さえつかぬ画面の奥側に冷えたままある僕のスタンプ
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粉雪が開けた窓より舞い込んで外は真白く塗りかえられていく
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