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まほろばの春の国ゆくこどもらに二輪三輪
桜
(
はな
)
の寄り添う
13
飯くれと絡みつく猫足元にこんがらがって歩けもしない
24
朝の卓 卵とパンと 珈琲と ラナンキュラスの花言葉を
7
この道がまた交わると信じるよ君はあっちへ僕はこっちへ
7
俺達は明日死ぬかもしれないぜもっと命を粗末に扱え
4
「
何歳
(
いくつ
)
までバイトをするの?どうするの?」夢が遠くて夢が遠くて
5
近藤勇
(
大将
)
の
永眠
(
ねむ
)
る大地に真っ直ぐに伸びる
血梅
(
ちばい
)
は彼の生き様
7
ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
13
眠るのも怖くはないね、この蜜が悪夢を溶かすお薬ならば
8
積み重なった悔いの層一枚づつ剥がしてくれるのは 子の笑顔ありがとうのひとこと
4
旬の味 実家から届く
晩白柚
(
バンペイユ
)
無心で果汁 啜るヴァンパイア
7
お彼岸の助手席の祖父その顔は どの
遠足
(
ピクニック
)
より春の輝き
19
土曜日の朝は身体をほどく日でナマケモノ的スピードでゆく
22
もうこの道は通学路じゃなくただの道になるよ君のいない道
8
快晴を 悠々と渡る 白い雲 真白のシャツで 進路行く者
9
彼岸だが一面白の雪景色今日も墓には行かぬ土曜日
19
三連休 土曜出勤
露
(
つゆ
)
知らず 凍てつく朝に 仕事向かう
15
短歌という ゲームでもらった ハートの数 死を先延ばす 残機の数
7
美しい 頭が裂けそう 美しい 永遠の相 苦笑し生きる
4
大皿に アスパラ菜花さやえんどう 彩りサラダ 春ひとりじめ
16
起きぬけに ラジオのあさこ 耳にして 休みの空気 コーヒーと共に
8
空き缶をジェンガのように積み立てて一気に崩すそんな妄想
10
春分
(
しゅんぶん
)
を 過ぎて日差しに
力
(
ちから
)
あり
零度
(
れいど
)
まで浮く 朝の気温は
16
「フラレたら飲もう」と決めてた高い酒。フラレそうだから飲んでしまった。
9
出発の朝は一面銀世界 懐かしさ込めぎゅっと踏み締む
24
梅の
路
(
ろ
)
に
春雨
(
はるさめ
)
降りし
涙
(
るい
)
流す
紅
(
べに
)
指
(
さ
)
す
頬
(
ほお
)
を
撫
(
な
)
で過ぎてゆく
16
寒さ返る 囲炉裏火弾け 茅葺きの 峠凍てつき 月影冴ゆる 独り酒酌み 山音やまね泣き濡れ
5
いや、いける。筋肉が落ちか弱いが「進め!」と鼓舞し歩き続ける
19
清貧で正しきことを知る人とまた歩けてる今年この春も
8
晩年は
床
(
とこ
)
に伏す祖父 病名も知らぬまま 耳に残る
咳
(
しわぶき
)
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