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小学六年生煮える欲さえも愛と嘯く僕が貴女の!(
処女
(
きす
)
を奪った、何て大袈裟)
2
ブッフェとは呼ばずバイキングというホテルで今夜家族と過ごす
7
ため息とともにトイレに入ったら、便座冷たくて、ついに泣きそう。
3
見知らぬ場所で勝手に死んだりしないでね あなたの命はわたしが測るの
4
ゴミの日に軽くなってるはずなのに なぜか部屋には物が増えてる
17
雨けぶる土色景色
畔
(
あぜ
)
の肩肩身狭そにへばりつく雪
15
生き死にを「あなたに委ねる」と言う君は 笑顔でこの世をたゆたう天使
4
ヒリヒリの 局面に立つ 細き背を 守りたまふや 雲上にをり
10
母さんの好きな花だね山桜ここならきっときれいに見える
21
真ん中の姉は似ている
亡き母
(
かあさん
)
にだから読まない僕の歌など
13
家裏の雪よ秋まで解けないで さすれば夏も涼しかろうに/雑草も生えないし!
11
仄白きソメイヨシノの二、三輪 早咲き桜の紅き喧騒
14
ドナドナがリフレインして坂のうえ白い建物母を送りし
14
もし逮捕されたら少女ではなくて女と呼ばれる歳になること
13
年度末 猫の手さえ 借りたいな ふわふわ肉球 何が出来るや
12
山肌が淡いピンクに染まるのももうすぐだよとお墓に話す
17
ゴロゴロと河原の石とじゃがいもは丸くなったり毒を持ったり
14
混み混みの イオンで気づく 春休み 子らの笑声に 周り明るし
11
山せまり川が流れてふるさとの駅はもうじき二時間の旅
20
標準語しゃべる男の声だけがローカル列車の旅をじゃまする
17
好き嫌い「憎悪」は枯らす木の幹を「
慈美
(
じみ
)
」は梢に小鳥を呼んで
13
白バイに ビビり散らかした その帰り 切符を切られる 人を見て笑う
4
「違います」 キッパリと言う くちびると 反比例する キミの眉尻
11
卒業を見守る親の列長く親の歩みも一段落か
10
大切にしてもらったね先生にいつかどこかでまた会いたいね
7
見つめられ見つめ返すと「邪魔!」の声 後ろが見えぬと妻の叱責
13
空腹にガタゴト響く鉄路なり 廃止されてた車内販売
15
雨上がり 見上げた空が青いから 首肩の凝りストレッチする
19
野花詠み妻偲ぶひと我に沁む はじめて知った「狐の剃刀」/キツネのカミソリ
6
陽だまりで柔軟剤がいつもより やわらかになる春先の芝
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