締め付けの酷い頭にドロップキック これって感電じゃないんですか?
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庭先に 鳩訪れて クルポッポ 幸先よろし そんな気がする
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桜舞う 引いては寄せる 薄墨の 夜風身に沁み 遠き古里 重なりぬ
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弾よりも速き我らのエイトマン光を越ゆる武器なき頃は
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まだ推すか 身も金も灰 積もれども いのち焦がすを きるとぞ呼ぶ
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多人種の 飛ぶ脳空か 都に密す 高きビル裂く 未知「道」が消す過去
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月も無き闇夜にひとつ声ぞする寝言云ふらし人めくうぐいす
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笑ってる 健康のため 人のため 泣いているのも明日のために
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君のせい 続けてしまう砂時計ひっくり返してピラミッド
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今日のことあれやこれやと聞いてやるただそれだけでよかったと知る
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ライブにて推し活す如 いっせいに陽を見て開く 酢漿草カタバミの花
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品性を 損なう歌を 読まぬ君 一粒胤の 御子の居るらし
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仕留めたる 鼠をくわえ 見せにくる 健気な猫と 共にありし日
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荒草(あらくさ)を 少し引き抜き 花清き 馬酔木を供ふ 父母の奥津城
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片足を あげて孔雀の 凜と立つ 一鳳(いっぽう )の図は 薔薇をあしらう /森一鳳筆孔雀図
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ぼんやりと空に浮かぶは淡色の吹きゆく春の夢にみた雲
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引き金に 指先かけて うずくまる 男に人の 深き淵見る 「プライベートライアン」オマージュ
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戦場で ピアフに耳を 澄まし間に 鈍色の空に 大地がきしむ 「プライベートライアン」オマージュ
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持たぬわれ飢えもありやとよぎるなり済民の世の空蝉なれば
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先輩の 人形みたいな その瞳 丁寧にくり抜き喰らいたくなる
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鳥や虫 受粉者のため咲いてるが 勝手にめでる ヒトが疎まし
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AIが 決して言わない一言は 「またその話!」 だから好きだな
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起きたらば ベッドの上に ぼーるさん ちま猫ちゃんが あしょんで遊んでいたの
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池掃除おこぼれなんて思うのか間近まぢか見守るカラスは二羽なり
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僕のことあなたはきっと忘れてる虚ろな瞳透明な空
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石ころは 転がりやがて 丸くなる そんなわたしに なりたくなくて
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いくつもの 空をくぐりて 咲く花に 身悶えるよな 手の中の種
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買ってきてと頼んだものはなにもかも忘れてカヌレ買ってきてくれた
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ひとつだけ 赤きアネモネ 風に揺れ 菜種に染まる朝の庭先
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「Watch me if you can.」と呟いた 透明人間みたいなおれだ
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