水たまり探して踊る我々は水に生まれた生物だから
6
寂しさを もやいに変えて 高波も 繋ぎて進む 二隻の舟は
10
手をつなぎ排水溝をジャンプするそんな元気が意外とあった
5
安息をまあるい箱に入れておく桃もう一度望み通りに
4
歌うこと好きなんだって takataのルール変わっても一度思う
17
はずれゐて 太鼓の音の微かなり くらやみ祭りに 夏の始まる
15
日本国 第二のコロナに備えたし 致死率高い 「ハンタウィルス」(※)人種交流と気候変動が感染症を拡げる。 変異すれば怖い
10
不意に意思持ちたる寝癖SOソー CUTEキュート惰性がボブに昇格した日
6
二、三羽の水鳥みずとりやすむ池静か深い空虚に吾のみが立つ
5
葬式で 実はいい人 だったとか 絶対言うなよ 恥ずかしいから
5
こどもの日ふと思ひたち草取りす墓石もなき終の棲家で
10
三日間 同じ夢見る 我のため 絵画風にて プレゼントされ
12
おさなごの腕に残りし点滴の 痕の数だけ後悔がある
16
この店は アタリですよと 後輩が それハズレだろ? 生ガキの店
5
夏らしい イヤリングの画 届きし夜 どれが似合か 貴女の笑顔
16
連休は皆断捨離に目覚めるか買取長蛇のブックオフかな
6
窓を開け夜風を頬に受けながら遠く見やれば海に月影
9
ジーンズの 腿で擦って キミに投げ 梨でやっても カッコつかない
3
睨み合ふ剣の太刀すじ見極めてジリリジリリと刹那に懸けて
9
こどもの日ごちそう素材のスーパーに母と二人の妙な気まずさ
6
そんなにも立派なことを言う人がこんな屋台でなぜ飲んでんの
8
風呂の蓋開けて目を射る青の草 菖蒲の茎に鼻を押しつけ
13
畦に沿う清き流れの灌漑路白き花叢オランダガラシ
20
挽肉と 豆腐を混ぜた ハンバーグ 和風仕立てで 初夏の一品ひとしな
21
歌に燃ゆ情の炎に焼かるれば白き灰さへ念のゆらめき
7
失えど 変わらぬ日々と 口にした 昨日の僕を 決してやりたい
3
荷造りを終えてしまえば母さんの「おかわりは?」すら胸に刺さるな
25
公園の芝 駆け回る幼な子に吾子らの面影ふと重ねたり
21
美しき星の要塞 «五稜郭» 今や桜の麗し名所
19
孤の風に吹かれし大地に種を蒔く幸に疎まれ生くとすれども
8