遊歩道 頭上に一つ ユスリカの 夏たてる 雌待ちの蚊柱
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雌待ちの 蚊柱くぐる 人の群れ いづこより来たりて いづこへと去りぬ
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jubilee 星座が遠く離れるたびに地価は上がる、うまくいかないね
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洗剤の量を間違え部屋中がフローラルな僕になってゆく午後
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わたし線各駅停車 全駅にスイッチバックあるようなもの
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梅の園 春の夕暮れ 来てみれば 山の端かすみ 香りぞ溢れけり 朧月
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力より 均衡バランスだよと 教えられ ぶつくさ言うも 「YOGA ヨ ガ 」に精出す
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脳トレで 「 ✊・✌・✋グーチョキパー 」 効き目あり もちろん足指 ジャンケンです
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真っ白な 大雪山だいせつざんの稜線と 目線があえば 洗われるまなこ
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あいしてる そんなテンプレ 落ちると 思ってるなら ないわダーリン
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足曳きの花の追っかけ四日間 恵みの春は深き眠りへ
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優しさが 我が身に届く この香り 思わず手に取る 柔軟剤かな
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春寒に草むしり置き日帰り湯 炭酸風呂に皺肌喜ぶ😀
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春秋も知らぬ常盤ときはの山隠れ花も紅葉も見ずは長閑のどけし
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教科書を 使わぬ算数 課外授業 子らも少女も 足もとはずみて
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オシメする間ももどかしく季ちがいの木瓜ぼけも咲いてる俳句の会へ
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東京の双子パンダの帰りゆく「人寄せパンダ」と辞書に遺して  [題詠 東京]
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南丹の 事件報道 間延びして 救われないよ 地元の人たち
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おさ」にして 争いの種 撒き散らし 血で血を洗う 世界再編
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公園で駆けるおさな子 後を追うじいじの笑顔に 緑の風吹き
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カラオケのなぜに歌えぬプロの如喉の力みにさよならはいつ
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依存などわれにあらじと嘯けど刻一刻の大谷を推す
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寝返りを打つたび揺れる胸の内 もう辞めてやる ここは我慢だ
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朝陽射す 垣根しなだれ 朝顔の  陽背負いその影 薄れ消えゆく 暮れなずむ
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しらべこそ歌がいのちと思ひなばわが耳問ふてうたひ続けむ
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春の宵 霞かかりて  朧月  その影射し 桜舞い散り  水なき空に 花いかだ
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生きる道同種同族同じ顔はずせない枷止めれない嘘
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君の笑顔幸福すべて嬉しいの私だっておんなじなのに
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故郷に向かふ列車に身を預けに戻りゆく旅始まりし
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公園を 螺旋を描き ツバメ二羽 風を切り裂き 曲技飛行
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