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白米は少し残して昼飯用 庶民は難民ここはジパング
15
ふるさとの 青空跨ぐ 雲の嶺 野を駆けて 影朧追いし 男の児
3
ふるさとの 青空跨ぐ 雲の嶺 野を駆けて 影朧追いし 男の児 時代は巡る この道の 踏みしめる 砂利の音だけ いま響く
1
樹つらら 雫したたり 宝剣の 端(は)に朝日さす 銀嶺の鉾(ほこ)
5
日昇りて 晴れゆく嶺に 日は満ちて 陽炎ゆるる その影菩薩かな
3
雪像の 山のなだれに 道しるべ 霧吹きわたり 樹の雪衣( ゆきころも) 道無き道の つがい影
3
いつの間にわれを気遣う年になり孫は手をふり家を出てゆく
20
「もういい」と夫のことば遮りて目の前の河みないふりする
15
種が落つ器の音は桜色 種がいっぱいポンカンだから
13
この怒り湯ぶねに流せるはずもなく夜空見上げて怒鳴ってみたし
19
感覚で投じる票の危うさよ思考を捨てる流浪の文化
22
春寒(はるさむ)に 悔いることなし 君の影 朝の陽射しは 夢かうつつか
3
風騒ぐ春よ僕らを運んでけ愛しい君に出会える場所へ
15
冬椿花の色さえぼやけてしまう絞り開放焦点は君
4
南風
(
はえ
)
吹きて予報は伝ふ五月並み ベランダに出て確かめてみる
21
除雪目印
(
めじるし
)
の棒のテープははためいて曇り空行く白鳥幾多
22
春来たり 水の冷たさ 和らいで 朝の空気も 私に優しい
12
押し入れの闇に目をあく雛人形 光の日々を遥かに見つむ
26
暮れ六つの公園 春一番吹く 北に見ゆるは 北斗七星
22
パソコンの画面を泳ぐ222。しばし考え日付と気づく
12
ちょっと前 雑草魂 はて今は 個性と防御 サボテン魂
13
忘れてた 窓うつ
雨音
(
あまおと
)
目がさめて 凍土をとかす 歓喜の水の
音
(
ね
)
31
収集のヴィンテージデニムに一億円芸能人らしぶっ飛ぶ価値観
28
ようやくにカフェインハイの醒めたれば
静寂
(
しじま
)
に疼く
消去
(
デリート
)
念慮
12
推敲の堂々巡りの木阿弥に螺子とは知らず一歩進みぬ
15
おもひよりはやきながれの事の端をすくわむとあむ言の葉のあみ
14
もう
蒼瞳
(
きみ
)
は ご長寿羊駝 元気でも 変わりはないか 毎日心配
6
日野にある 鬼の資料館 行きたいが あおり運転怖し 二の足を踏む
5
薄紅の 霞たなびく山裾の 眠れる森も目を覚ましゆく
21
誰しもが 訪う歳を意識せず 気付けば大人 どころか夫なう
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