たった今 Bluetoothで ペアリング 去年の記憶を 君が再生
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魂はもうぼろぼろなのに それらしき服と声と笑みをまとう
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忘れてた 言葉をキミが レンチンし 去年の夏が 今夜のごはん
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感性の 鐘が鳴らねば 一句とも できぬ短歌の 恐ろしさかな
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雪かきの苦労なき冬 後にした町より届く雪の風景
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いい歌をつくり作ったその手柄誰かに取られクソ炎上
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簡単にクレゲで獲ったぬいよりも掴みきれないわたしのハート
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灼と冷 超えしその先 名は消えて 汗に流れし ただ在る自分
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渡り鳥 国境越えて 羽ばたきて 世界平和を 託してみたし
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焼き魚ここまで綺麗に食べるとは匠の技だ 弟子入りしたい
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マフラーと 上着を着なよ あとカイロ 受験生だし 外寒いから
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あゝ君はエナジー満ちて香る花 炎のよふな強さを秘めて
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亡き父の 遺したノート 手に取りて 寡黙な父の 想い今知る
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この疲れ汚れにあらず生の証 泥を蹴りつつ我が家へ帰らむ
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平行線交わらぬまま居心地の良き安寧の日を静かに重ね
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我が赤のセーターと色が一緒と 赤のブーツを履ひて来し友
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健康の タメと思って ジム通い 走りに走って 半月板損傷
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鳥の声途絶えし朝の吹雪なりわが家の芯をスープで熱てらす
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核心の謎は明かさず最終回 残る余韻に枝葉が伸びて
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フラペチーノで頓服を呑み込んだこの良薬は甘いだろうか
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解散し 君が残した 空き缶の 中身をすする 気持ちを抑えた
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雪の舞う空に 洗濯もいいからさ ねこたち抱いて ホットミルクでも
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もうそんなに 必死に練習しなくていい 高く飛ぶため 少し休もう
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AIと語り合ったり小一時間 日曜朝に珈琲薫る
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ひたすらに乾燥に耐えるこの地よりひたすら雪に耐える地を思う
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まどろむ猫 規則正しく 上下する 背中に手をあて 平穏を共有す
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キミにだけ トリミング前の 絵を見せる この方がいい? 俺もそう思う
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合鍵を? いつでもドアは 開いてるよ それを言うのは キミが初めて
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「コメントにいちいち反応しなくてもいいんだよ」と言う、君は神か
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正論を 言ってしまった 我総理I'm sorry 曖昧模糊で 済んだ話を
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