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朝食の支度のじゃまを やめたねこ 楽だけれどね らしくないんだ
20
うらやまし、おばちゃんたちはカンパイって 駅弁アテに朝ビール呑み
17
一打差も勝てば嬉しき負け悔し 飛ばぬ白球止まらぬ破顔
12
桃色の河津桜の連なりてカップ掠める白球 そよぐ
16
飛ばぬのはクラブのせいと言い訳す 風のせいさと言い張る朋と
11
雪解けの水は盈ちたり千曲川 頒けて欲しかな乾きのダムへ
21
今日もまた病院通いの道すがら 徳なき振る舞い淀む心よ
6
テーブルの上で応援歌の合唱 仕事頑張る君を知ってる
7
インクの
香
(
か
)
フェロモン辿る本の虫 活字の森にお花摘んでる
15
軽井沢しらかば林の名残り雪 眼を灼くほどに反射する白
20
枯れ草の 生い茂る地に 風吹きて 復興の種 蒔かれたりおり
10
弥生晴れ浅間の山の綿帽子 散りた綿毛かこぶし花咲く
20
今朝はまた気圧配置に救われた昇る朝陽よ我の援軍
11
ビル風にコートの襟をかきよせる 大気はなおも警策を打つ
19
雨音は されど水しぶき立つ道路 大小兼ねた交響楽
10
啓蟄の近し今宵は
十六夜
(
いざよい
)
の
明
(
さや
)
か 雨の
昨夜
(
よべ
)
は ワームムーン
24
ストレートなげてしまったまっすぐな月を見てたらいてもたまらず
14
履歴書に貼った写真は笑ってた。その時は未来を知らなかったから。
11
「お互いにブスは損だね」そんなLINE受け取り私は強い酒飲む。
13
祖父がくれた無印良品の袋にはヘルパーさんが握ったおにぎりが。
8
靴下が意外と派手なことを知る。何気なく組み替えられたその脚。
8
今日の空は、あの頃毎日保健室の窓から見ていた空と同じだ。
9
「さよなら」と送ったスマホが、枕元、一瞬震えて再び静寂。
5
充電がなくなりそうだ。あの人のx閉じて、星でも見よう。
6
ピーピーと 鳴く椋鳥に 「うっせぇー」と 怒鳴るおっさん あなたがうるさいです
10
目の前の美し顔のおんなの娘 鼻すする時ちょっと変顔
11
ひな壇のかたづけられし和室には神棚と仏壇のみが鎮座す
8
油価騰がり陰で笑うはたれあらん バーコード髪風になびかせ
14
しわよせて僕の話で嫌な顔、しないで欲しいブラジルにいても
4
沈黙で
誠
(
ぎ
)
を通した
組長
(
ぶし
)
ひとり 飄々と生き仲間のもとへ
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