再会を 祈りし兄に 握られて 万年筆に 時は経りつむ
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帰り路 隠れた猫の 影追えば 影も見せずに すれ違う猫
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令和でも 顧みられる 昭和の世 いつ顧みる? 平成の世
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アンディのお墓にスープのピラミッド ドンと乗っかる度胸なアート
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持論とも呼べずに散らかる自己愛を献花にしたらわたしの葬式
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「お嬢様」五十年後もそう呼んでお側にいます約束します
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山芽吹き新緑前のとりどりの淡きみどりを飾り置けたら
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あい」で咲き 「をん」で散るらし 言の葉の 「かげ」の先には 「季語きご」ぞありける
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俗世から逃れて僕はガラパゴス独自の進化に夢を託して
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「おーい」って 青い天仰いで 問いかける なんで どうして 私を置いて 
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黒焦げの鍋並べ嫁の粗相と訴うる 記憶に抗うその声哀し
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悲しみに 一番遠く あるように 祈るだけの手で 君の髪を梳く
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新入学 母の方が ばててきた 明日の準備に 宿題お供
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イヤホンがポロリと落ちたその穴にノイズが入る暖かき風
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乳飲み子で 一生終える 人もあり 「右も左も」 何が大事か
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暑過ぎず寒過ぎぬ午後エアコンのフィルター洗って気持ちも晴れて
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ついたてに 秘めた想いも隠されど 「見えなくなったね」 君もそうなの?
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花言葉「純潔」と言う白き花 足を止め見るスノーフレーク
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星空にぶつかりもせず飛んでゆく飛行機の音夜にこだます
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「アツミゲシ」 「ナガミヒナゲシ」 毒草で 空き地があれば 花を咲かせる
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軒並みの庭に魔法をかける南風はゑ 早咲きの藤の垂るる卯月
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雄弁な嘘 最後まで綺麗に飾りきったらそれは本当になる
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八重桜 笑ってるようで ひとひらの 儚さ隠す 重ねたフリル
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ぶら下げて 持ち帰った タコ焼きと ミネストローネの 異色コラボ飯
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巣作りの 燕は強く 逞しく 排気ガスをも 物ともせずに
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青のとき一番星が瞬いてもうじき夜のとばりが下りる
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良きものを真に良きと思うなら それだけをして 良きと讃えよ
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「キミ」の名を呼べば君に似た神が成り 悪しき空論打ち砕きたる
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努力とは 返りの遅い レイテンシ 忘れた頃に 届く返礼品
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ずっと一緒と言ってはいるが 籍を同じにする気無し/どこかで聞いた常套句(都々逸)
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