お日さまを寿ぐような鳥たちの合唱うた朗らかに冬晴れの杜
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一日は初詣だぜと友が言うそのおみくじはきっと大吉
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冷えきったつま先揉んで屈伸し炬燵の中はとても暖か
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冬空に オリオン光る 寒さゆえ はく息白く 夜空に消える
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闇の中光が横を流れゆく僕も一緒についてゆきたい
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病む祖父を 憂う私の 心情は とみなりなほる 健やかなれよ
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コンシーラー 全てを隠して 真っ白に 私が守った あの日のピンク
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それぞれの 想いをかさね 同期会 セブンスコードの 静かに響き
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泥の雲 掃きて清めて 拭い取り いだきて見たき 月のかんばせ
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暗くなる 便所の中で 腰掛けて ひたすら動いて センサー認めて
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うたをよむ余裕があるならだいじょぶね良い娘さんだなぁまんまるさん
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「各停」を待ち 通過をす「急行」を見送りぬ 木枯し吹くホーム
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流星群 師走の空に 願い投げ くる年にまた 降れと祈らむ
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アマリリスと見紛うほど大輪に咲きし花瓶の百合は微笑む
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アドベント 残りと期待 反比例
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朝の友 赤らむ耳や 寒椿
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吐く息が 白息はくいきになり 季移ろふ
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人生を 背負いて登る ゴルゴタの 丘は目の前 うなだれるなよ
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老人よ 醜く笑う その顔の 皺が人生 物語るから
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失敗は 挽回できる 心地よさ 成長という 手ごたえのよさ
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面倒は いじけてみても 仕方ない ちょっと頑張れ 軽くクリアー
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バッテリー あっという間に 交換し 頑張ってるね オートバックス
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寒い朝 エンジン凍る バッテリー 交換ですね JAFの兄ちゃん
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磨きたい 心の様と センス様 100まで時が あると云うなら
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他人から どう言われても 今のとこ これでいいのだ バカボンのパパ
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体など 動かぬ時が 来るだろう 心臓止まる その日その時
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仕事など できない時も 来るだろう 年金暮らし いいじゃあないか
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少しずつ 視力失い 不安でも 明るく生きて いいかもしれず
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国道にテールランプが鬱血し人体だったらとうに死んでる
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寒い!って 俺のポッケに 手を入れた さっき手袋 してたよね
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