Utakata
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きみに「もういい」と言われた歌で世界を驚かせるつもりだった
6
親切な「おすすめです」の一言に隠れた住所はヒルズあたりか
11
どっかと言えば左の方が弱い乳首でバッテリーを抱いて首都圏の朝
4
たましいをふたつ守りつづけた乳房ふたつ揺らしてその人が走る 回る 笑う
3
手に入れるだけで満足していたが手放すまでが人生だった
13
インド刺繍 その美しさ 魅了され 遠い異国に 思いを馳せる
25
格差拡がり 優しさは変容す 「憐れみ蔑み憎しみ」へと
12
人の世と 猫の世つなぐ 縁側で 冬用毛布をたたんで くしゃみ
29
気にせずに いられた時の 懐かしく 祭りの陰で 武器売る準備
26
晴れやかな 歓喜と平和の祭典を ガザから眺む 人々想う
26
セロトニン 増やして心 健康に 太陽浴びて 季節を歩く
9
中国人 来なくていいと 皆の声 何を今更 マスコミ騒ぐ
13
軽トラに 婆さま乗せて 聴く声は 春唄いする 今もうぐいす
14
婆さんよ! 笑うくちびる 目に焼いて 枝垂れ桜の 花は散らさじ
4
字が見えず 老眼鏡を ともに掛け めがね姿を ふたり笑わん
16
百均にノーベル賞をあげようぞ「もろこし百円」僕は平和だ
12
今はもう 昔のような うぐいすの 声で鳴けずも やはりうぐいす
7
何度でも
パック
(
牛乳
)
の軍勢攻めてくる「百を超えたか」怠惰の神よ
10
頸筋に 小春日和の ぬるき風 君の匂いを 纏い知らせる
9
風運ぶ花粉をまとう干し物を必死で払う軟弱な腕
22
幼日
(
おさなひ
)
に部屋の片隅ボクひとり涙の跡は深きに眠り
20
いちごやらミニトマトやらの商標™️は愛らしいのが流行りと見たり
11
アルパカも 花粉症に なるのかな
黒羊駝
(
あの子
)
もクシャミ 連発してたな
6
みな寄ればこの川狭し かはせみも
水面
(
みなも
)
に鴨も子鷺さわぐも
12
夕立に二人濡れゆく放課後の 底に眠らす折りたたみ傘
11
人のまま進化を遂げた
アサシン
(
殺し屋
)
の笑みはグサッと「君は素敵だ・・」
10
ロボットになった笑顔はカクカクだ会話が途切れるフリーズタイム
12
スーパーに久方ぶりに行き見れば品の爆値に目玉飛び出る
27
砕かれた器のように美しさ欠けている空強き風吹く
8
歌にする これが私に 合った型 痛かったことも 聴いてUtakata
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