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しなやかにうつろふ水を見つめつつ流れの果てに夢を解き放つ
7
わくちんを すませてやれやれ つかれたね うでまくらさんで ねんねするニャ
12
春風よ いつまでも疼くこの心 そっと包んで 癒しておくれ
21
また不意に 寄せて返すこの悲しみは われら家族を しばらく去らぬ
21
暇
(
いとま
)
あり 読書しようと 意気込めど わずか十分 やる気は失せて
10
春よ来い 呼ばれてすぐに 行くものか 季節の意思は 思春期のよう
19
傷が付き触れると落ちる背の
鱗
(
うろこ
)
一つ一つを拾いてあるく
13
すべてを貫く普遍の原理 数学 あなたは遠いということ
4
内定も卒論もただの紙だけど 僕は震える
肉体
(
ひと
)
としている
23
枯れた花 そこに美を見る者にだけ 自然は真の姿を見せる
8
牛乳のパックを白い
衝立
(
ついたて
)
に豆苗そわせて春の陽増し増し
21
居た場所に もう居ないこと 追いかける 言葉はゆっくり 植物に似て
24
また増えた大統領の得意技 ディールとフェイクそして殺人
8
曇り空どうかわたしの心まで圧し潰すなよお願いだから
16
パンクした 自転車かかえ
田舎道
(
カントリーロード
)
行きはよいよい 帰りは怖い
8
道化師が 再びあった いじり屋は 今は丸く よき後輩
5
三月に 物整理する 春休み 懐かしいもの またお目にかかる
10
今思う 好きといって おけばなと 彼女のふるさと 浜松にて
6
廃業の 塗装屋の壁に 残されし アンパンマンとミッキーのあか
13
最近の 若い人は マニュアルで 人助けても 心あらずに
5
キミが詠む 短歌の俺は 生きてたり 死んでたりする キミの気分で
6
譲れない決めたその目は輝いて自分のポリシー 心に旗立て
8
朝食の片付けせぬまま 遠き日に想い巡らす 日曜の朝
16
あの人は、申し訳ないけど、ロッキーか、ブルース・リーに殴られてほしい。
8
バッカじゃない? なんでわたしに 言わないの? キミが現れ 泣きそうになる
11
日溜まりの テラスに留まる 夫婦鳩 歩むすがた 光り輝く
7
昔日
(
せきじつ
)
の夜 冷気入らぬよう布団の端 トントン叩く母の手の記憶
14
甲子園 女子高生の 君が代 その歌声に 美しき曲と知る
12
春もみじ紅き新芽の妙なるや朝陽に愛でし仲なればこそ
18
ぶきっちょで上手くできずにべそかいた白詰草の乙女の
冠
(
ティアラ
)
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