今のうち やりたいことも できるだけ できることから やったもん勝ち
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飯時にくれというので納豆を猫につき出す目が✕になる
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言葉数 少ない父の しゃんとしろ 税務署前で 聞こえ来るかな
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吾の指を 噛んでキックの 猫ゴロは 嫉妬している 恋の夜かな 「詠み直しましたすいません」
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強風へ 上下左右に 弧を描き まにまに岸の 樹へ消ゆ雲雀
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一キャラは 零点二グラム 赤く透く ルビーへ流す 汗も煌めく
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満開の 躑躅の囲む 百日紅 枝に夜露の 落ちる朝かな
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ぞはるなる かすみらまし月頃つきごろに  かたらひにめむ らばをかしき
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換気扇 ONで近所に 飛び立てり 我の夜食の ソース焼きそば
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いたずらの 子供の明日の 弁当の おかず少なし 母へ沈黙
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ポー君て 異国の人?に いやあのポー と してるバイトに車内爆笑 「詠み直しましたすいません」
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ベタベタは 嫌いだけれど 世話好きの 僕らはきっと 猫と似ている
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買ってきた一リットルの炭酸が弱まってきてサワーだいなし
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一大事 小赤がついに産卵す にわかおバァは慌てふためく
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早朝の植田に映る山影を踏みしめていくからすが一羽
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エアコンのフィルター掃除しなくちゃな あっという間にまた夏が来る
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君の声想い出すたび涙する お願いも一度名前を呼んで
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いろいろな憂さを抱えて貼り付けた笑顔の裏の重たい身体
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寂しいな大邸宅の取り壊し壁にランプがぽつんと残り
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早くしないと先に実をつけますよ 庭の檸檬の花はゆらりと
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寝る前に ルーチンとしてヨーグルト とろりと深くねる床と一緒に
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ため息が出るなら淡い幸福しあわせになってあの子に届いてほしい
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まだ春も受け止めてない あの人を探してる間に桜は散って
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変な奴 またも出てきた きりがなし 俺も変だと みんなが思う
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この道は 誰も通らぬ 道なれど 見た目が悪い お掃除するか
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あと少し 残り少ない 人生を そんなひっそり 楽しむなんて
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満ち足りたいのちの毛並み撫ぜるときエデンの風に撫ぜられており
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定年後 特別なき日々 連休も 粛々しゅくしゅくとして  丁寧に生く
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おべっかを使いポイント稼いでるこれがいわゆるポイ活ですか
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竹を切る ただそれだけが 楽しくて 痙攣してる 右手を押さえ
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