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白桃の種のまわりをなめている舌で触れれば傷はつかない
5
吾
(
われ
)
の
目
(
め
)
はよわいて
細
(
こま
)
き
字
(
じ
)
が
読
(
よ
)
めずされとて
吾
(
われ
)
もルビ
振
(
ふ
)
る
矛盾
(
むじゅん
)
9
また新たに 羽ばたくために すこし充電 新しい朝が またやってきた(今日は動物病院)
14
にうにう
(
牛乳
)
も いただくように なったのよ おくちふかれて いやニャンだけど
13
カリカリカリ 朝から頼もし ねこゴハン おかあちゃんも がんばって食べる
19
初対面の 四つの坊やに 問はるるは 「なに学生?」とぞ お子は正直(笑)>教会にて
15
この窓は オリオンが走る
帆
(
※大六角
)
を立てて 昨夜は月を 追いかけていた
22
知らぬ土地にも工場や家々があり人がいて暮らし行き交う
10
生きるのはしんどいことだしかしまだ飯が旨いと白寿の祖母が
23
親なるは 殊に母は いつの日も 子どものことを 気にかける生物
7
優しさを 持つ前は皆 鈍色の 齧ってちぎり 君に与える
7
らっきょうは疲れた時に欲しいもの 無性に食べたし炒飯にのせ(ひさかた乃さんに同感)
11
ああこれはきっと夢ですさかさまに回り続ける回転木馬
9
帰途の車窓 師走の宵は 既に闇 映るは乗客
微睡
(
まどろ
)
む席
19
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷しかりけり
4
卵巻き昔は甘い派だったけど大阪行ってしょっぱい派です
8
雪原のような白鍵さまよひて悲しき調べ一人辿りぬ
9
いたずらにテレビに映る飽食の時代の終わり間もなくみえる
9
「
黄金
(
おうごん
)
のジパング」ここぞ大銀杏 木のもと仰げば
黄金
(
こがね
)
の渦巻く
24
いつ頃か 白髪混じりの我が髪も ロマンスグレイ穏やか染まる
19
整形とハリの先生真逆言ふ気持ち泳ぎて画像に目凝らす
27
見上げれば朝の光は柔らかに飛ぶ鳥の羽黄色の落ち葉
15
激動の日々はいつしか過ぎて行き光を纏い冬の日優し
16
コンビニの 手前で拾った 手袋を 店員さんに 託して帰る
8
結局は朝三時まで作業して徹夜のつもりが眠くなるもの
23
永遠に 君の援助を し続ける! 火炎ヒーラー 魔女に求婚
5
(
我思う まだ我を見ぬ かの若蔵 汝が心を知らで 孰か生を知る
)
4
愛されているかもしれぬと希望めく息吐く君よ鍵ちゃりちゃりと
9
輝きの名前冠する僕の星 閉じ込めてみてほんとにいいの?
5
(
花ひとつ 花びらひとつ 栄華去る 人摘みてゆく もう枯れし花
)
5
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