Utakata
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tamara
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雑踏の中で光になりかけたのはあなたのせいよ
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フィルムを切り貼りして体温で温める私のレンズみたいな硝子球
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壁の光が綺麗でうとうとしていたお昼と夢の中で会いましょう
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あげた花を枯らさないあなたとの間に流れる音量よこのままで
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持ってる弱さも抱えて海へと続く道 泥付きのサンダルは白くなって
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キャンバスに塗り重ねた層で今日は寝ます 明日は晴れますように
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黒鍵の栞が奏でる最終楽章 仕舞われた棚に余韻は残って
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「あ、蜃気楼」って言った瞬間に冬が来て持ってたアイスが溶けません
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仏が手ですくった中に我らゐて君がほくろの眩しさを知りぬ
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カントリーロードと追風 いつか全部持って帰るまでお元気で
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月の芯に隠れる赤色を握ってどこまでも 新鮮な足は遠く軽く
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長く眠っていたフキノトウが春を思い出して立ち上がれば雪はにかんで
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古びた学舎の割れたガラスに映る私の目にこの街の栄華は続いて
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冬のセピア色の高速に句読点みたいなひこうき雲が遠さがって乾く
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殺伐とした砂漠の中で君は雨水のようにたまって頬を濡らす
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またねがない部分にある卒業 枝分かれの影にいつかの愛は潜んで
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夜中に見る何年も会ってない友人の毎日の足跡に少しの承認
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整理整頓してるのに無重力空間だから雑に見えてしまう愛です
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君がメトロノームだから僕はジャズにもクラシックにもなれる
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見てしまう今より遠くに投げる未来 流れる川はいつもここに
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湖に眠る木もかつて名前があって今は子供たちの家になっている
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生きづらいから表現する居場所を作る親知らずだって抜く
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半分透明になって人の夢に生きたら獏と呼んでください
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どんなに考えても3分後には忘れてしまう僕たち遺伝子の乗り物
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体に合わない魂抱えて走る高速 遠くにかすむ名前があったビルは
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早朝の渋谷は鳩もキャスト 冬の気配がして急ぐ足が
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下着でベランダ出てみれば 僕たちどこにでもあるスノードーム
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アイライン滲む本日の天気予報 水は溢れる寸前で
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きっと誰かにとっての心の風景 エンドロールは一瞬にて
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はっさく剥いてもらうと嬉しくないですか ガタガタの梨食べながら思い出せば
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鳩がお尻を振っている それぞれが手繰り寄せた縁があって
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