まあさくま
2
1
投稿数
21
想い出は儚く散りぬ花吹雪 青葉が照らす反対車線
12
差し出すを躊躇われるはボロボロの エコバッグ見て「お入れしますか?」
6
変わる世も変わらぬ我もいずれ散る 霜柱張る地面に溶けて
11
戦利品、暴君の腹を肥やすのみ メークアメリカグレートアゲイン
8
音沙汰がないのは幸せだからだと 信じているよ雪に似た君
12
最果ての地で君の名前を叫ぶには あと半歩分、想いが足りない
10
衆愚化の海に揉まれる人波を 眺める我も飛沫の一つか
13
からっ風肌切るようなこの夜は あの日の痛みもこんなのだったか。
10
愛し君ずっと幸せでいてくれと 願ったその夜わがままを言う
12
夏を越し寒さに果てた我が友の 墓標に積もるは金木犀(子どもの頃飼ってたクワガタ虫です。)
10
何ものも虚しく思うこの夜は 仏教辞典を抱きしめて寝る
11
永遠という概念が欲しくって 文字だけ置いた君の掌
10
私のね本当に行きたい所は ビルが囲ったあの青の果て
7
供養塔足もとに咲く曼珠沙華 赤白赤と君へと繋げて
12
秋分の日も過ぎ咲いた花が言う まだ開いてます、彼の岸の門。
8
覚めぬもの、と信じていた年月も 一炊の夢と気づいた今は
9
会社にて首から提げる身分証 帰属という名の枷となりけり
14
懐かしき未知の昭和はどんな時代? 何も知らぬよ末期の生まれは
10
食用の菊をかじると香り立つ 逝ったあなたを飾った匂い
17
滅びゆくその日はきっと猛暑日で 冷凍庫に置く大事な想い
11
軍国に生きたかつての青年は 「優しく在れ」と我が祖父となり
17