Utakata
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香月董花
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冬越しの破れたてはは立ちかねて
木
(
こ
)
の根にとまるほろほろの
翅
(
はね
)
7
冬になれば冬ごもりせむ春来れば春待ちわびて浮かぶ歌かた
6
いにしえのエルドのけもの 呼び声に
去
(
い
)
にてかえらむ その呼び声に〈妖女サイベルの呼び声〉
5
いつの日かいくさは絶えて阿修羅なる三面六臂もいのりに伏すや
10
いま来むと 待つよりほかは きかざりし 君のすがたの思いがけなさ
6
葉は落ちてあきらかなるは やどりぎの たまに見るこそ面白きかな
9
この頃は子ねずみひとつめずらしく しざりしざりに道を分けあう
8
辺塞の老のさきもり賽振れば 幕間のすきにささめ雪もる〈#寒の字禁止〉
8
待つ人は駆け足きたるつむじ風白線内に軽く息巻く
9
夕寂びの枯れのからすは 問うもなく訊ねもなくて その錆び声に
10
転輪の果てをたどりていつの日か朽葉に
埋
(
うず
)
み寝みいるかも
8
一服のいいを含めるたてまえに口端に上す小唄端唄も
8
虎や虎 いかなる御手のたわむれに
木
(
こ
)
の下闇に置きたるこの
仔
(
こ
)
8
虎よ虎 藪の闇間にまぎろいて その
驚異
(
おどろき
)
の現れなるか
7
傾げたる かしら巡らし かつ見れば はしぶとからす 斜にかまえる
10
ひらめいて道のおもてに留まるは またたく間にもありといわずやも
7
人波をひらめき寄するしじみ蝶 裏と返して石に混じるや
10
金木つけ金輪の箍の たがえせず吾が
守
(
も
)
る際も 人に逢はむか〈#金輪際 -「鉗着け」〉
5
ひよと鳴く可愛げなるも なくもなく 窓に待つねもしらねずの空
9
古びたる隣家は
破
(
や
)
りて 新しきマンション立たむ 日に日に立たむ
14
いにしえに女王ありとは伝えたる塚も築きし そのかみひとは
7
いにしえの女王は失せぬ たわむれに小蛇も恋いし そのひとかみに
7
こんぜんとかぼちゃも芋も大鍋のたぎつ市中にわれも混じらば
9
この道のつつじの花は 時もなく いまをさつきと咲いて迷える
11
靴先に舞い落つものは 枯れ色のそれと見る間に いなご舞い立つ
9
遠き日の初恋なれば 人の名も顔も覚えず 処も知らず
12
なにごとも上の空なるなりゆきに眺めも果てぬ秋のきぬ雲
11
天体は
静寂
(
しじま
)
の空に恨まるる 風と夜とが争う街を
4
銀杏の降り落つ頃のこの通り 行きも難儀とかえりみる道
10
天つ神 イリスの神の使いしてふみも留める夢の夜殿ぞ
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