Utakata
登録
Login
サイトのご案内
香月董花
フォロー
11
フォロワー
11
投稿数
142
心象をつくります 現代語の頭脚韻とリフレイン
作歌作業所
https://z.wikiwiki.jp/katka/topic/9
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
次 ›
最後 »
雨の間を夜ゆく街のひややかに手びさし透かし光まばゆき
7
一日
(
いちじつ
)
の雨は一夜に流れ去り 群れ雲ゆきて 夜に雨ふる
7
人なれて近きにとまる古めじろ一目の間またたきに立つ
8
足早に夏は来るらしこの頃も古うぐいすのとよむ葦原
9
長らえば憂きよの
軛
(
くびき
)
きりもなく過ぎての春は夢のかぎりに 〈くびきりぎす〉
6
逢わむ夜を思えば逢わむ飛ぶ鳥のはばたく夢につづく街の灯 〈あおばずく〉
9
ほととぎす思いのそらに行きすぎて夜風を遠く音にきくとき
5
建て替えの工事は明けて立ち替わり軒端を覗くつばめ忙し
9
誰ぞ待つ街の通りに帰り来む隣どなりのつばめ睦まじ
8
あけがたの網戸に影は草の葉か夜風に寄するくさかげろうか
8
くまばちは
斥候
(
ものみ
)
くまなし この者は花ぬすびとかあくまで怪し
6
銀幕の空に一すじ吹き流れつばめの跡は
光斑
(
ひかり
)
の影か
6
いつからと聞くともなくてしじゅうから空の下なる屋根の上にも
8
物憂
(
ものう
)
にも午後の天気は聴くからに雨 雨 雨と止むに止まれず
8
花咲けば花を羨み 鳥の音と鳥の命に思い慰む
4
種いもの芽ぶきの夢もためらいも ひとつひとつに今は転がる
6
冬越しの破れたてはは立ちかねて
木
(
こ
)
の根にとまるほろほろの
翅
(
はね
)
5
冬になれば冬ごもりせむ春来れば春待ちわびて浮かぶ歌かた
4
いつの日かいくさは絶えて阿修羅なる三面六臂もいのりに伏すや
8
いま来むと 待つよりほかは きかざりし 君のすがたの思いがけなさ
4
葉は落ちてあきらかなるは やどりぎの たまに見るこそ面白きかな
6
この頃は子ねずみひとつめずらしく しざりしざりに道を分けあう
7
辺塞の老のさきもり賽振れば 幕間のすきにささめ雪もる〈#寒の字禁止〉
6
待つ人は駆け足きたるつむじ風白線内に軽く息巻く
8
夕寂びの枯れのからすは 問うもなく訊ねもなくて その錆び声に
8
転輪の果てをたどりていつの日か朽葉に
埋
(
うず
)
み寝みいるかも
6
一服のいいを含めるたてまえに口端に上す小唄端唄も
6
虎や虎 いかなる御手のたわむれに
木
(
こ
)
の下闇に置きたるこの
仔
(
こ
)
8
虎よ虎 藪の闇間にまぎろいて その
驚異
(
おどろき
)
の現れなるか
6
傾げたる かしら巡らし かつ見れば はしぶとからす 斜にかまえる
9
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
次 ›
最後 »