Utakata
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まるや
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日常短歌と創作三国志短歌
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詰め込んだ後悔たちが置き去りにされた晦日のごみステーション
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知っててもできないことがある きみのつむじを撫でた北風を食む
6
もう誰もいい子のわたしを求めない 丁重な謝辞ですり減るトークン
4
ささやきが耳穴に満ちる 御社名を聞き返すたび高くなる波
4
まだここにいたいと言えずきみに手を引かれるままに置き去る結論
6
閉じる輪をつらぬくプリウス 陽光はその助手席にも等しくおちる
6
きんいろで星空を折る 光らないほかのすべてと引き換えにして
6
いつだってやさしくありたい溢さずにシュークリームを食べきってみたい
5
シャンプーをしてもらうときの口角のポジション取りが定まらなくて
8
対となるグラスに挿したひまわりに見せつけるビール また夏が逝く
7
はつ恋のかがやきみたい尾を引いてこの街を目指す星くずの群れ
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言ったってわからないよね別々の銀河生まれのぼくらだ 触れてよ
10
「いま行くよ」いつもそうやって大切なシーンを見逃す チャンネルが変わる、
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連鎖する遠吠え 月はいぬだけに出航時刻を告げて飛び立つ
6
きみが抱くとけない氷をすこしずつ砕くよ好きなシロップを言って
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たぶんそう部分的にそう満月がふるえる声の輪郭を暴く
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ぼくよりも先に行ってね燃え尽きるきみの最後のひかりを抱きたい
10
ぼくらまだ裸足でウサギを追っている目に見えるものがすべての星で
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信仰を試すみたいに横たわるセミはいのりの姿をしていた
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役にたつことを言わなきゃ 脱出のふねはぼくらの数にたりない
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たぶんまた有耶無耶になるあなたから愛してるって言われてしまえば
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かたくなな心の壁を破壊して暴かれたねがい 責任をとって
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もうすこし生きてみようよ駅前のドトールもまだふんばってるし
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行けばまあなんとかなるよ令和だし手ぶらで入れる病棟もあるし
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かなしみの輪郭をたどる汗 風よ大三角まできみを連れてゆけ
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お向かいでセミが鳴いてる この道のこちら側は春、まだそばにいて
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不器用なわたしの耳が選べない 風 救急車 いぬ きみの声
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結論から話せないわたし二十年あなたのそばで囀ってきた
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冷風をたまわる夕べ 省エネの文字がわたしと地球をゆるす
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1Kを引き裂く朝日が玄関のサンダルまで伸び別れを促す
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