Utakata
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まるや
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日常短歌と創作三国志短歌
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絵葉書の中にしかないふるさとを土産として売るサービスエリア
11
気付いてた前を行くぼくの背に向けてあなたが舌を出していたこと
6
休み明け急に大人びたえみちゃんの肩になんかのつぼみがついてる
7
きみたちはなないろの種 列を成し未来をつめたランドセルがゆく
11
年老いたいぬとならんで横になり声をきいてる ちゃんときこえる
7
これまではあなたに手渡しできたのに「書類はすべてpdfで」
10
きみはいま改札のない駅を発つ景色になってく一両編成
11
思い出を踏みにじりたくてできるだけドラマチックな別れを演じた
4
元カレとその恋人と妹と今の彼氏が相席してる
3
赤ピンクむらさきの傘が埋めつくす夢のような国、夢で会ったきみ
7
おとなりは揚げ物らしい忍び込む匂いに屈さず飲むスムージー
9
未練ごと断ち切った髪が散らばってサロンの床は呪いで満ちる
10
流星は夜行列車 叶わないねがいが肩を寄せ合い眠る
9
金曜日彼女らしくない失策で矜持の黒が目尻に滲む
2
どの町も交替制で夜が来て孤独のノルマを引き受けている
3
電球の替え方なんて知らなくてまだ暗いままのあなたがいた部屋
8
泣かないで かがやく昼の庭を降り夜の玉座をえらんだ月よ
6
桜 ただそこで咲いててそれだけできみと別れる口実になる
3
先送りしてきたきみの泣き顔が呪いに変わる決別のメール
2
しあわせは小さくなってく石鹼がひきかえに生むふたりぶんの泡
4
画用紙にならべて貼った紅い葉がぼくらの背を押す秋の教室
4
天国の門は見えない加速する呼吸にどれだけ急かされようと
6
雨の日も花柄のワンピ纏うひとなまえは春子アタシの親友
7
届かない高さにあったトースター母の想いとつめたい食パン
9
前の車を追ってくださいどこか遠くへ導け県外ナンバー
4
昨晩の名残を拭う春の風ざらつくシーツが終わりを告げる
4
勤務医の胸ポケットからはみ出した三色ペンの折れたクリップ
4
ごろ寝する大きな背中が呼び覚ます三歩後ろを追いかけた日々
9
すずめの声 夜明けとともに夏は往く答え合わせが終わってないのに
7
ずれていく公転軌道に気付けずにぬるくなってたぼくを焼く熱
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