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膝の上 うっとり眠る わが
猫
(
こ
)
撫で 明日も明後日も 一緒にいよう
22
四桁の印字されし明細票二つ折りにすれば 足元降るサービス券
4
様々な 人間模様 描かれて 雲の流るる 冬の夕焼け
22
放課後の音とにおいが好きだった心パンパンだったあの頃
14
冬と春繰り返すよに降っちゃ消え降っては消えてこの冬の雪
19
わたしから色とかたちを奪っておいて 言葉だけよと残した神様
6
五時間目 隣で眠る 君を見る 今日は起きると 言っていたのに
9
ドブ川といわれようとも隅田川 きみに溺れてオフィーリアになる
5
ほとほとと心つかれて白い花 息の白さがかすむくらいに
8
雲ちぎり洗濯物をさらわんと
悪童
(
わらし
)
は歌う 名は寒太郎
21
「いってきます」手紙を置いて駆けてく友達の輪の広がり感じ
6
ライバルにふかく一礼 将棋にて優勝決めた小三の子は
21
一瞬だけ 全て忘れてみたくって 寝逃げに走る ねこのおやつまで
19
いつ見ても満面の笑みで立っている
カーネル・サンダース
(
白髪紳士
)
寒さに耐えて
7
若干も人に成りたり歩みそむ おのが開きし 扉の幸あれ
12
愛しても 愛されぬなら さらにまた 深く愛する 愛の精錬
5
相手から 愛されたいと 思うなら 愛することが 自明の原理
4
よく知らぬカタカナ並ぶスライドに神妙顔して頷くだけの日
6
自分だけ取り残された囚われたあの日の放課後まだ輝いて
4
叶わない 望みを持つな 絶望の 先に射してる 希望の光
4
錯乱の色した髪で夜の街走る女を見ていた三日月
5
生きてれば ただそれだけで 丸儲け 明石家さんま いいことを言う
5
強風の運び来る 春
紛
(
まが
)
ひの暖 片腕にて 出番を待つ
上衣
(
うはぎ
)
19
愛情をじっくりことこと煮ていたら 転寝で焦がし 喧嘩、仲直り
7
どんよりと 灰色の雲 垂れ下がり 心も沈む 真冬の正午
6
ウイスキーの温もりとアルコールで消えない冷たい記憶を抱きしめて
4
傘立てに残された傘色褪せて帰る場所なら既に忘れた
8
覚悟して 隣の家の 不祥事に 首を突っ込み やけどしてまで
5
凍える夜 融雪剤を撒く
凍結防止剤散布車
(
きみ
)
を 我 ヒーローと呼び讃えたい
11
取り残されたしめ縄は帰る場所など持たないようで
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