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白雲に 匂い立つよな 桜花 遠くから見る 桃源郷
14
美しい一枚の絵のような
黒羊駝
(
きみ
)
の姿に一目惚れ
3
毎日が ただなんとなく 過ぎてゆく 苦がないだけ ありがたいかな
9
眠い朝 目に鮮やかな みどり色 菜花の里に
春隣
(
はるとな
)
るなり
11
足を止め 朧月夜を背景に 梅を眺めつ 風に身
委
(
ゆだ
)
ぬ
28
来年度 新たな組織 改定に 頭悩ます 適材適所
19
君と我 互いのぬくもり分けあって 過ごした時間 減りゆく春へ
13
雪解けも彩り褪せしさくら草
運命
(
さだめ
)
を生きる輝きの外
28
眠りから覚める合図や梅一輪開きて庭の色づき始む
23
樹々の間に小さく聞こゆはそら耳か優し調べは春の声やも
32
降り積もる 雪に吸わるる 音もなし 霜柱踏みて待ち人来たる 灯り灯り 馬いななくや
2
ふき味噌の 香りと苦味のハーモニー 春の息吹を噛みしむる朝
25
ベランダにそそぐ
春陽
(
はるひ
)
の強さ増し庭の雪塊もちりちり昇華す
8
春寒(はるさむ)に 悔いることなし おぼろ影 陽射し影朧 夢かうつつか
3
春立ちて 花こぼれ散る 枝垂れ梅 おぼろ月夜に夜の影朧 去ぬ後ろ影
2
滝つぼに 梅の花 散る 樹つららの 雫したたり 梅の残り香
6
子の熱に眠り削りて添う母に 豆電球の明かりやわらに
25
応援と 寂しい気持ち 葛藤し 誰にも見せない 零時の涙
7
缶コーヒー ひとくち飲んで 深いと言う キミは笑うが マジだよ俺は
3
きみがいう のこったしろみは どうするの? のこったしろみに きみをかさねて
2
きみが3 しろみが4の レシピみて しろみのきもち わかるときみが
4
重だるい幕を開ければ花ばっかむやみに咲いてばかにしやがる
5
「やったか」と言ったばかりに残党の不安がわたしの寝首をかいた
4
「ダメな奴だ」と自分を呪う癖にようやく気付く夜/都々逸
3
「いつ帰ってもいいように」ドアのチェーンはいつも開いてる
2
霧ふきて 白きをまとう 冬立ち木 風の織りなす 雪衣かな
8
降り積もる 雪に吸わるる 音もなし 霜柱踏みて待ち人来たる 灯り灯り 馬いななくや 春隣
3
山深の 雪解川 岩を噛み 薄氷弾け 春を待つ 紅梅の一輪
6
波がしら 引いては寄せて 泡となる 朝霧湧きて 磯小島映え 光さし 目覚むる海に 舟を出す 静寂(しじま)を抜けて 明日(あした)を拓かん
2
寒さ返る 囲炉裏火弾け 茅葺きの 峠凍てつき 月影冴ゆる 独り酒酌む
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