爺さんよ よぼよぼ歩き 危ないよ 道の真ん中 ブレーキを踏む
0
よぼよぼと 歩く姿は 人生の 末路と呼べり 朝日を受けて
0
老いぼれて レームダックと 呼ばれても あの爺ほど ひどくはないさ
0
生命を 育む心 あるならば 破壊慎め 野心を持たず
0
種を蒔き 発芽している その姿 眺めていれば 心穏やか
0
夜の日に歩く足音響いてる 寒さともに流れる鼓動
1
寝息まで冷え切ってます美しいメリーゴウラン春を捕らえて
0
目覚めたらどこに行こうか とりあえず海の色でも確かめようか
2
猫じゃないあたしは命の終わりまできみの前から消えてあげない
3
これもまた腐敗なのだが水底に透き通りゆく花びらの堆
2
もう帰ることはない街の空に ワームムーンはただ滲むだけ
1
車行く風よ夜空の月覆う雲をあちらへどかしてくれよ
0
ビニール傘の屍が辿り着くことでも知られるナントカ駅
0
日常のあの日の思い出よみがえる テレビに写ったあの日の出来事
1
朝 4℃ 気温上がらず午後になり哀しい雨が降り続いてる
0
仏壇にまだ置かれてるドーナツが寂しそうなあの人の顔を
0
ナボコフの『アーダ』は地獄の淡き色(老いとは一種の麻酔であろう)
4
国境なきapple music音楽は言語無くただ平等である
0
永遠に第弐位相の更新はないと知りつつ読者になる我
0
雨に濡れると穴のあくオブラートの上に載ってるような日常
1
市の人に見つかるまではチカチカと照らし続けるつもりの街灯
3
咲くまでと手と手重ねし花の芽がひらいた音信きみは三月
0
春風に尻尾靡かせ犬五匹久しぶりだね土筆を走る
1
一瞬の 出掛けた直後 春寒き 風の舞う中 詩の浮かぶ道
7
雨降って地がなんとやら 僕たちの肩に降るのは雪でいてくれ
1
春限定眠ったままで作業できる能力だとか売ってませんか
1
刺激物まみれになるより雑草のように茫々としておこう
1
よるべない悲しみいつか雨となりあなたの頬をぽつりと濡らす
7
人の眼が愉しむために咲かされているとも知らず咲き誇る花
1
とりあえず笑っただけで吹っ飛んだ過去だったから残骸なんだ
0