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「来ないで」と隠れて書いたお手紙をもらう六月第三日曜
6
先生も 偉い人でも 正体は ただの人間 わかりあえるよ
4
深夜
2
時 テレビに映る 漆黒は 私の心を 映し出してる
6
夢見るのに 性別なんか 要らなくて 白馬に乗るは ニュートラルなの
2
僕は寝る 死体のように いつの日か 白馬に乗った
お姫様
(
ひと
)
がくるまで
3
父の日でしばらくぶりに来た息子
父子
(
おやこ
)
の会話弾んで止まらず
3
自室まで届く家族の笑い声 妙に寂しく響く日もある
10
求道者 中途半端な 我が身だが 神は等しく 愛してくださる
3
礼拝堂 生花が我に 語りかけ 「おかえりなさい また来てくれたね」
4
きみはマメなのでボケて撮りそこねた写真はごみ箱からも消し去る
2
葉桜を形見にのこす春惜しみ 雲雀にきそううぐいすの声
4
かなしみを 煮詰めた緑の夜の海 全てを脱いで底に行きたい
6
好きな物キライになんてなれなくてだからフッタのマルゲリータで
3
上﨟と女王陛下の情愛は叙事詩となりて上演される
2
畑にて、一面ネギの葉、整列し、まるで大きな、デッキブラシだ
2
紫陽花が彩る 睦月のチアダンス 指差し笑うこどもの笑顔
4
ジリジリと 西陽さしてる 猫の額 草勢い生えて 夏をむかえる
5
書評家が他の歌人をえらんでる(俺の短歌を読んでないだけ)
2
しらじらと 十字架きった どくだみは 含みを根っこに 隠し広がる
4
くらやみの中で惹かれた光にも 焦がされていくおろかな骸
2
しらじらと どくだみの切る 十字架じゃ 解毒できない 七つの大罪
1
干からびてゆく紫陽花に似た恋もすべては夏に食い尽くされる
4
孤独とはだれもが抱えるものであり、空の星々も例外でない
4
チーズバーグディッシュの皿は下げられてただ告白を待ちあうふたり
4
帰りつき ねこたちの顔に 書いてある 「おかえりにゃさい オヤツまだかな?」
6
買わないと当たらないから買ってみる 当たる気しなくてやっぱり当たらず
3
中距離を 移動する日は お下げにて 頭の真後ろ 涼しかりけり
3
今生は さわりたくなかった 西洋史 ウルフィラ紹介 小塩節先生見ちゃった / 「銀文字聖書の謎」
1
蒸し蒸しと 虫が出るから この季節 ムシューダかけて 快晴を待つ
2
さくらんぼ 枝がおらぬよ ジンジャーエール 何処へ行ったか 暑さで避暑に?
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