Utakata
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きいろ
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のんびりにんげん🐌
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辛うじて生きていますと 便箋の文字から見え透く おとこの邪心
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ささくれた心がすべてをだめにした あなたと私とあの子の関係
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寂しさが徐々にカラダを締めつける あなたのせいだと言わんばかりに
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かんたんに手に入らないものが好き ダイヤモンドもスキナオトコも
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なぜ人は死ぬんだろうと問いかけて 小さじいっぱいの涙をこぼす
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教鞭に立つ貴方は教室の彼方に広がる海を見ていた
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終わりゆくあなたとの暮らし 夏は過ぎ 蝉が一匹しんでいます
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駆け落ちは夢のまた夢 懸命にはたらくあなたの背中を見つめて
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さらさらの シーツはひかりを反射して 天の川でねているみたい
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果てしなく 続く廊下が怖かった なにも知らない幼きわたし
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縛られて 犬の目つきになるおとこ かつてはわたしを従えており
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ネクタイで 縛り付けられ 初めての エクスタシーはあなたと迎える
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にんげんは なんで理性をもつのかと 問われて 思わずキスした夕べ
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もっとくれ 甘い声でささやかれ ナイフのように突き刺した夕べ
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孤独とはだれもが抱えるものであり、空の星々も例外でない
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廊下から うわさのアイツがあらわれて あたしの中でさわぐキューピット
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かんぜんな 大人になってしまわぬよう 今日もひそかに夜あそびをする
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ときどきさ あすがこわくなるんだよ あなたの細い手をぢつとみる
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じんせいはどこまでいっても青々としている草原みたいでこわい
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レジ打ちを おぼえたてのきみだから わたしゆっくりお財布だすね
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頑なにうなじみせないきみだけど 一度だけみえた、蝶々のタトゥー
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このさきも ずっとおまへといたいから かわすくちびるは風のよう
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身寄りなく、追い出されて、歌舞伎町 あとはカラスの餌になるだけ
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学校が行けない子供の手のひらにさらさら星の砂を落とす
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襟足が整えられた首すじをみつめる君のひとみは優しい
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しあってさおれらなにするドッヂする? おれはデートだからいけないわ
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あなたとはつきあえないよのひと言で、涙が手足に刺さって痛い
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しなければいけない仕事があるあたし、あなたとハーゲンダッツが食いたし
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きみは歌人 になるために生き延びる どれだけ明日が遠くにあれども
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もしどんな生き物にわたしうまれても、一人ぼっちのような気がする
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