Utakata
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大杉
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かじるたび飛び出していく、バーガーの真ん中のバンズ、あれはぼくです
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色や花、光に仮託しなければこと
葉
(
ば
)
にならん無垢なよろこび
6
体温と同じ温度の微温湯に体を濡らし少し冷めたり
3
夕刻の東の空の満月はあの子の眼にも似て円ら
4
ゆく川の流れは絶えて枯れねども落葉湛えて風に流さる
3
詠まなくちゃいけないじゃなく詠まなくちゃ生けないだけのことだったのか
5
ラーメンでたとえて言えば臭すぎて休みの日しか食べれない人
3
雲燃える そして地球が裏返る 明日わかるさ明日のコトは
4
久方
(
ひさかた
)
の
天童
(
てんどう
)
去りていかで我起き出づべきや君なき月で
2
春すぎて夏きにけらし しろたへの美少女キャラの水着ぞ着たる
3
【つらみ】川、岩に裂かれて虚無で草→後で合流するのエモすぎ
5
ぞりぞりとひげをさすってふと気付く 五月の
黴
(
かび
)
があごに生えおり
5
近ごろは
冗句
(
じょうく
)
も言わずうつむきてせめて散りぬる桜は踏まじ
2
捻
(
ひね
)
くれた頭を
捻
(
ひね
)
り
放
(
ひ
)
り出してまた引っ込める
歌詠
(
うたよみ
)
便秘
2
歌泡
(
うたかた
)
の流れは常に絶へずしてもとの水より清く激しく
3
驚安
(
きょうやす
)
の警戒色のレジ袋 くらしの中をペンギンが飛ぶ
3
昨日まで触れあいそうな距離にいた君はこころの中の結晶
5
もしぼくが声をかけたらあの人は 片想いは可能性のまま
3
どす黒い
怨恨
(
ルサンチマン
)
を
懐
(
いだ
)
かせてなおも輝くきみのしろい歯
4
白壁に雨がつたって泣きじゃくるおらが
学舎
(
キャンパス
)
また会う日まで
3
春雨に流れた花がビニ傘に貼りついていま返り咲きかな
2
珈琲の無糖に慣れてきた舌がたまらなく
嫌
(
や
)
でバナナ・オ・レの日
3
あこがれた日々は終わって黒い春田舎に帰る荷物は重し
7
かんたんな服でつっかけ擦り歩き春のよどみをかき混ぜている
4
花の発情期の香りただよへば
上気
(
のぼ
)
せる顔をマスクで隠す
3
人はパンのみに生くるに非らず 例:ショパン・パンドラ・パンダ・パンティ
3
出立の熱も喉元過ぎゆけば別れの辛さばかり胸焼く
2
徹夜あけ朝方すでに炎上の気配漂う熱き
口腔
(
こうこう
)
2
完全に何の非もなく仕方なく苦しみもなく退場したい
4
春風に無色無臭で
融
(
と
)
ける
様
(
よ
)
に散りゆくことが将来の夢
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会議室独りで借りて靴を脱ぎ床に仰向け
灯
(
あかり
)
眺める
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