大杉
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かじるたび飛び出していく、バーガーの真ん中のバンズ、あれはぼくです

転生を神へと願う気易さと生まれ変わることの難しさ
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この街に桜並木はあらぬので枕に匂い含ませ持ち来い
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蜚蠊ごきぶりや 背広の影縞かげしま消えるまで隠れて暮らす みかん箱の底
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ひと房のむしられた花 蕊だけが枝に残って上を向きおる
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朝もやの晴れぬ中ならあの顔も思い出せそうで口が乾く
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知らぬ街、駅前のカプセルの中、リヴァイアサンに飲まれてくこと
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仮想ヴァーチャルに割り込む通知 画面端、現実リアルがこびりついているとこ
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本棚に住まわせていた魔女の杖、今はKindleのペンにしている
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ぼくたちのサハクィエルとて嫉妬する青いお尻で空を塗ってこ
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冥府より出しがごとき濁流も拒む堰なき海の泡沫
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出立の朝に綻ぶ味蕾にはグリドルくらいがちょうど不味いよ
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壁掛けのSchadenfreudeゴハンのお供 憎らしいお前の貌を西日が燃やす
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君の体表をコインで削ったら登美彦のヒロインが出てきた
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早起きのケサランパサラン窓の外Aquariumのメダル筐体
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快速の窓を駆け抜ける木の電信柱よ 父を知っているかい
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上がらない雨はないって言うけどさ、生存バイアス終わってないもんはさ、確かめようが無くない?、そういうことでしょ
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迷信jinxも貫きたれば教理dogmaなり よんはいらぬぞきたる卯月よ
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お月さま、白粉おしろいぬってさしあげる。クマがひどいわ、夜更かし駄目メッよ。
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はっきり聞こえた。メトロの車内で、喧騒の向こう側から。「ブシモ♪」
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幾重にも私を包むオブラート、君の胃液で溶けて、おしまい
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いつか黒猫がすわっていたとこにとまって爪をいじるカラスよ
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究極のレシピぞ我も極めばや 二日に 一饋 いっき食へば足るらし
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すっかりかすれたブレーキ音を出すようになった自転車(4さい)
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お魚さん、当方、油ですけども、心あります。揚がってかない?
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泣いてない泣いてないまだ別にこのラーメンもなくなるわけじゃない
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飲み込んだ捨てゼリフから染み出した毒素のせいでおなかをこわす
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狼を気取るにはまだ月齢が若すぎるから、ニンニクも食う
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三月のぼくらはアニメになりがちで、吹く噴く芽吹く鳴く泣く、ぬく
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くつひもは踊り出せども散り散りになることはなし かたや桜は
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ぼさぼさの毛並みのままでいる幼鳥ぼくにてっきり巣立ちなど来ぬのかと
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