大杉
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かじるたび飛び出していく、バーガーの真ん中のバンズ、あれはぼくです

ウニですね ガンガゼですね ウニですね ガンガゼですね ガンガゼですね
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牛鬼うしおにはわれりたればこの里は安かりたらむとぞ言いためり
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緩慢な弾の射線に躍り出てあたってみせた十九のころよ
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剣もといペンがおぼえた血の味で筆まめを知るサイコメトリィ
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何気なくぼやいた息がひとりでに三十一文字みそひともじになっていく喉
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あおぐろし 木の下闇このしたやみ重重おもおも臑毛すねげりたきぼくのアンクル
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泣きたいのはこっちのほうだと大声で泣いて馬謖はキレたらしいね
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ヤマアラシきみはとうとうぼくたちのことを言葉にしてしまったね
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メロメロのメロディライン なまぬるい風の色までピンクに染める
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こんな日はぼくたちにウがやってくる 意味を持たぬウ 形のないウ
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日常的合目的的トリアージ 例えば冷めたパンをみすてる
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南風すら潔癖で、ヘルベチカ書式みたいな輪郭の夏
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メカメカき未来の戦士サイボーグ Technological-SINGULARITY
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タワマンの窓からぽとり目薬を落として神を気取った涙
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レスバトルありをりはべるバベルの塔 怒れる神を諫めるリベラル
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クレしんで結局いちばん愛着があるキャラクター→よしながせんせい
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人為的テクトニクスは海洋を越えて世界を揺らしているね
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艶やかに生きることとか死ぬことを刻んだ石につまずく私
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《お疲れ様です!》って添えられた付箋、そのままにしてファイルに綴じた
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シルベスタ・スタローンの「スタスタ」の部分、めちゃくちゃに好き かわいいと思う
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新卒で入った会社、くるぶしの丈のパンツを履いていく梅雨
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新玉のぬめぬめしきに刃が立たずハンバグやめてサラダにした日
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忘れたいことがあるとき晩酌の麦酒は不味きゃ不味いほどいい
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ラブラブラブラブラブラブ ラブラドール・レトリーバーの毛並みのように
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海なんて見ずとも生きていけるけど死ぬにはそれが要るから行こう
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つゆほども思わぬことを壁に貼り毎朝唱える ある種の欺瞞我慢
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ラーメンがどこで食えるか知らないが酒屋のありかならわかる春
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こまどりや 今年は結局あなたとは会っていないし春も無かった
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ケロッグや シリアルキラー巣食う街 冷蔵庫には君しかいない
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この部屋をお天道様もキミも見ていないから いただきますと言わない
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