大杉
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かじるたび飛び出していく、バーガーの真ん中のバンズ、あれはぼくです

花の発情期の香りただよへば上気のぼせる顔をマスクで隠す
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人はパンのみに生くるに非らず 例:ショパン・パンドラ・パンダ・パンティ
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出立の熱も喉元過ぎゆけば別れの辛さばかり胸焼く
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徹夜あけ朝方すでに炎上の気配漂う熱き口腔こうこう
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完全に何の非もなく仕方なく苦しみもなく退場したい
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春風に無色無臭でけるに散りゆくことが将来の夢
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会議室独りで借りて靴を脱ぎ床に仰向けあかり眺める
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ジョイント音ごとに嵐が腹の中洗濯槽になったみたいに
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極太麺しあわせ脳汁あふれ出す食体験を《慈漏じろう》と呼ぼう
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いとけなさ 胸がきゅーっとキュートアグレッション 突つく小指にぷに・・めくっぺ
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ヴィーナスとジュピター今日もランデヴー ビルの谷間で西陽が灼ける
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バニラ味じつは砂糖と牛乳に香りをふっただけの人生
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六万で2LDKにも住める 地方異動に花束ひとつ
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なにもかも知らないままに君のそら探しに行ける猫になりたい
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好き人といると自分のなとこがレリーフコイン・プレスマシーン
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雪花せっかとか言われてどんな美食かと思えば讃岐弁で「お豆腐」
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人生は脱線させた ひがんばなレールの上に咲いていたから
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おしょうゆをそっと渡してくれる様なおひとはどこサヘキサエン酸
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愛がため溜めずにおれぬ息すらも滲みる知覚過敏ハイパー・センシティビティ
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二〇度の酒をごくごくこれでぼくほくほく甘い芋になれれば
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グミなんて舐めても溶けて消えるけど白い歯それを噛むから至高
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近ごろのぼくが暮らすCLASSに欠いていたそれらに代えて十時の日射
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やどかりのちょけて招きし白浪の岩ひうつなり いわし煎るらむ
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一目さへ見ざる他人は白雲といへど此岸に影をつくりつ
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まっすぐにてんくうたかくとびあがる   とりのかなしげなこえ がきこえる
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胸焼けと回る地球と扇風機 カルボナーラを乾かしていく
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セックスがうまくいかない夢を見た 照明カバー内のカメムシ
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蒼白い窓の光が胸底を照らすから月の夜は永い
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呪文まで覚えて唄い散らしても君の気を引けなくて、心は
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やたら酒・印度が出てくるアルバムを聴いてビールとカレー飲んでる
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