Utakata
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丸山 哲史
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雲間から光り射し込み音もせず鳶がゆっくり旋回をする
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手を握るそれも営み降る雪もいずれは融けて海へと帰る
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半分に開けられているドアがあり開けるか閉めるか考えている
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白球が何処へと飛んでいくのかは神様だって分かりはしない
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精魂を込めてあなたが縫い上げた真冬を一つ心にしまう
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結露した電車の中の窓ガラス氷りしほどに今朝は寒きか
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快速に乗り込んでくる人ら皆メガネ曇りて面白きかな
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駄歌を詠む一万二万と駄歌を詠むそれを続けるずっと続ける
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傘を差し顔を見せずに歩きゆく細き女性を美人と思う
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喫煙は肉を貪るようなものさもしくもあり哀れなるかな
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川の辺の岩に腰掛け川見ればカラカラカラと寒風が吹く
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見渡せば山は茶色く枯れ果ててタバコ一本吸い終わりたり
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それぞれの人がそれぞれそれぞれに思い思いにそれぞれにす
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椿の葉冬日に光りその脇にイヌツゲの葉まあるく添いたり
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とりあえず走ってみるよ孤独とか優しさだとか考えながら
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鮎釣りで虻に刺されたあの時はまだあの人が嫁さんだった
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友達の家に蒲団が干してある三十年も会ってないけど
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ドブ川の橋の上から背負ってたリュックサックの荷物を棄てる
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楽しみは家に帰ってエアコンを入れてぬくぬくテレビ見ること
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辞めないで続けることはしんどいが辞めてしまえばもっとしんどい
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短歌とは潰れそうなる動物園さみしき歌が満ち溢れてる
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西暦を和暦に直すことが今難しくってよくわからない
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くだらないことばかりだけ考えて歌っていればくだらない歌
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タバコはね体に悪く高いものショートホープがけれど吸いたい
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思うこと特になくって歌うこと特になくって曇天の空
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公園の大きな芝生の真ん中に冷静そうな切り株がある
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これからが本番ですと言うように遠くの空に冬雲暗し
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ほかほかと芋のようなる朝焼けに雀のむれが集まりて散る
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歌を詠むことは狭義で神である下手くそだけどちょっと神様
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充電が99で止まっててなかなか100にならないスマホ
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