Utakata
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丸山 哲史
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短歌とは潰れそうなる動物園さみしき歌が満ち溢れてる
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西暦を和暦に直すことが今難しくってよくわからない
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くだらないことばかりだけ考えて歌っていればくだらない歌
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タバコはね体に悪く高いものショートホープがけれど吸いたい
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思うこと特になくって歌うこと特になくって曇天の空
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公園の大きな芝生の真ん中に冷静そうな切り株がある
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これからが本番ですと言うように遠くの空に冬雲暗し
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ほかほかと芋のようなる朝焼けに雀のむれが集まりて散る
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歌を詠むことは狭義で神である下手くそだけどちょっと神様
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充電が99で止まっててなかなか100にならないスマホ
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読む人にとるに足らない歌であるけれど僕には精一杯で
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コーヒーをただ飲んでいるそれだけで罪を犯したような気がする
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缶コーヒー道に落として底見ればグシャリひしゃげてそら鉛色
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放射状に空に伸びゆく枝の間に朽ち折れ落ちた枝挟まりぬ
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三人の家族であるよこの内の一人死んだらたったふたりの
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給料日まだ先なのにお財布にレシートばかりお札がないな
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その角に悩みが一つ立っている父だんだんと認知になりぬ
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腕時計五分遅れているようででも正確なような気もする
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欅の木の皮の灰色ゴツゴツと触ってみれば象の脚ごと
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ヘッドホン絡み落ちたる床を見てうまくいかないことばかりある
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できるなら北海道に行きたいなそしてそのまま居なくなりたい
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前向きに考えようと思ってるまずその前に前ってどっちだ
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嘘をつく自分自身に嘘をつく鴉の渦の真黒き柱
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夏草の朽ち倒れゆく日の下に血袋のごと我は立ちをり
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空満たす茜の雲の重たかり振り向き見れば喪いしのみ
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懐かしき人順々に思い出し墨を流したような暗がり
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虚しさはまた虚しさに辿り着き無心に刻む秒針の針
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人間は恥の塊赤き口大きく開けてただ眠るのみ
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苦しいと嘘をまたつく冠雪が今年は遅い山々を見る
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こぬか星滲みし夜空見上げればうまくいかないことばかりなり
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