Utakata
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鈴猫
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本当は好きだった気もするんです 眩しさなんて許せるくらい
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夏は「もう、帰る」と言った 「どこへ?」とは聞けぬ私を揶揄うように
4
簡単に終わらせたいね 朝なんか来なくていいよ 来なくていいよ
6
自分にも向けた刃を君に向け 叫びたいのだ お願い〇〇〇
4
君はもう知ったのだろう この夏は嫉妬深くて寂しがり屋だ
4
終点の先の先まで連れてって 知ってる声に見つかる前に
7
疲れたね この蒸し暑さと混ざり合い溶けて消えても構わないのに
5
夏はまだここにいるよ、と雲が言う どこにも行けない私のために
15
花の名は記憶の奥で揺らいでも 優しい声はまだここにある
5
あの人の痛いと怖いと悲しいを食べ尽くしたい そして消えたい
3
二日では伸ばした羽もすぐ折れる 何者でもない私に帰る
8
明日の朝 起きて貴方に会いにゆく 「久しぶり」だけ携えてゆく
7
もくもくと夏の気配を吸い込んで雲は大きく眩しく光る
26
「よそゆきの笑顔って難しいですか?」「出ていなければ もうないですね」
4
明日用の笑顔と気持ち準備して布団にもぐる 夢だったらな
6
夕焼けを藍が優しく飲み込んで始まる夜を分かち合いたい
13
「水の色は水色ですか」と問うている 朝日を弾く水面を見ている
10
沈みゆく心に色があるのなら きっと深くて深い紺色
7
欲しかった優しさの代わりみたいに詰め込んで飲み込んだマシュマロ
4
「どこか遠くに行きたい」が目を覚ます 色んなものが育つ 春だね
6
ため息が出るなら淡い
幸福
(
しあわせ
)
になってあの子に届いてほしい
8
届かない 届かなかった指先が記憶になって もう 夏になる
9
さよならが上手くなりたい 本当は泣いたら腫れるまぶたが嫌い
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目覚めても 世界の色は青くって 窓の向こうも眩しいだけで
8
海辺から別れの匂いだけ連れて帰ったみたい 涙が痛い
8
この夏の素敵を全て閉じ込めて 飲み干したいの クリームソーダ
7
そういえば 世界は続くらしい、ので 今年は海で遊びませんか
10
もう少し会える気がしていたけれど
梅雨
(
きみ
)
を好きとは言わないけれど
4
「ねぇ 明日 滅亡するって ほんとかな」 口実にして かけたい電話
11
言い訳を探した 梅雨前線の行方不明は予測できずに
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