鈴猫
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投稿数
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温めたミルクに砂糖混ぜてみる 君の寝息を思い浮かべて
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週末が白く輝く手帳見て 毛布の温もりを抱きしめる
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春が近づいて足音立てる時 どんなパンプス履いてるんだろ
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目を閉じてこのまま朝が来なくとも 冷たい頬は冷たいままで
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ねぇ君と食べたあの日のクレープの重たさだけが手の中にいる
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ねぇ君は別れの色を知っている?じゃあ寂しさの味と温度は?
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悲しみは暗くて深い場所にあり ゆっくり背中から落ちていく
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もう二度と来なかった「また今度」ごと掬い上げられたらよかったね
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そうだった 別れはいつも突然で あなたの笑顔ばかり浮かんで
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冷えていく二十三時のやや手前 三十一文字に変える寂寞
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ふんわりと雪の形は消えていく 静かに濡れる横断歩道
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「愛」ならば 私の辞書の、ほら ここに 君の名前がきらめいている
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祝うべき今日と分かっていながらも もう交わらぬハタチのあなた
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「愛してる」を何億回重ねても貴方が欲しい「愛」には成れず
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「コンビニでおでん買ったよ」それだけを書いては消して また 春が来る
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春雨に流されて降る桜花ごと 流されて降れ 私のこころ
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ねぇ 君が教えてくれた曲だけど 「LOVE is」何て歌ってたっけ
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意味のない夜ふかしさえも金曜と土曜の隙間に溶かす春雨
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三十一文字にはならないことばかり考えている まだ生きている
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春だね。と言いたいがため桜とか三十一文字に詰め込んでみたり
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ビニール傘の屍が辿り着くことでも知られるナントカ駅
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死なないで、誰も、私より早く。 贅沢だねと春が笑った
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「死にたい」も 明日やろう、に回してた そうか、もうすぐ春になるんだ
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あの日見た「さよなら」に似たものを見た 散るための花ではないとしても
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思いがけず夜を更かした明日にも人生はあり春はもうすぐ
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何だっけ 出る所から零れ落ちそうなシャンプー みたいな人生
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寂しさの成分は何だと思う?―好きとか未来とか過去ですか?
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人生はどこまで続いていくだろう この寂しさと寒さを抱いて
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行かないで 逃げないで ねぇ去らないで 私まだ何も手にしてない
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人生もほろ酔い気分で丁度よく廻ってくれよ、もう三十路だし
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