鈴猫  フォロー 0 フォロワー 8 投稿数 316

どうしても暖まらない部屋の角 私もそこで生きていけたら 

この雪が溶けだすまでは君のこと失わなくていいと言っても 

眠れなくなったと笑う唇が零す言葉で温度を計る 

こんにちは、お久しぶりです、そうですね、思ったよりは寒くないです 

ひんやりと俯く身体 その上を赤と緑に光って泳ぐ 

この言葉 舐めると少し甘いでしょう? だって優しさとは違うもの 

あの日から忘れられなくなりました 鬱を漢字で書けます、私 

君がまた明日も歩いてゆくために僕はここでお茶を淹れるよ 

夕暮れを待たずに光る星が今君の名前を呼んでいたから 

迫りくる夕日が僕の背を押した、「そろそろ歩き疲れたでしょう?」 

サイレンに吸い寄せられた向こう側 ぱしゃりと響く画面が怖い 

淹れすぎた珈琲みたいなものでしょう?その苦しいの、ちょっとちょうだい? 

「寒いから、」「もう冬だから、」 ほんとだね 言い訳をして君と眠ろう 

あぁダメだ 寂しい音が響いてる 僕の中だけ 僕の中だけ 

少しだけ赤く腫れてる注射痕 君には教えないはずだった 

「当たり前」 そんなものなどなかったね 早く戻ってこいよ、日常 

さよならの音はまだ聞こえておらず、そう願いたい夜もあるので 

「また明日」、信じているよ 僕はまだ泣けないままでここに立ってる 

いいね、って いつもより遅い親指は誰も知らない感情を持つ 

午前5時ロップイヤーが道端でクリームパンを食べていた夢 

これは恋だとした方が美しく見えそうなのでそう呼びますね 

君のこと考えながら食べたパフェ 悲しいほどに甘ったるくて 

翌日のおかずを作ってる途中 開けてしまったビールの軽さ 

寒い日に思い出すのはあなたです 今夜の風は紺色でしょう 

歩道橋の上から少し眺めた欠けてる月は意外に近く 

猫耳の少女が街を駆けてゆく 今日という日の意味を知らずに 

君の言葉をまた勝手に消費して満たされたつもりの午前 

あの、髪を切りました。3ヶ月前に貴方が褒めてくれた長さで。 

別に隠すつもりはないけれど、これは君を忘れるためのワイン 

誰も皆 心の中にもう二度と針が進まぬ時計を抱く