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法律を
疎
(
うと
)
む上司は怪しいぜ弱者を守る盾じゃないのか
15
笑ってもカイリの皺が増してゆく海なら今はニヒャク乖離か
7
国民の声を聞いたか高市の男系発言 失望しかなし
20
白き花ひらかんとする沈丁花待ち遠しかな芳しき
香
(
か
)
14
懐かしさとは去った家ではなく引き戸を押してしまう指先
7
ノイキャンで耳に流せば腑に落ちて消化酵素のチェロ静かなり
8
檄文の構えが効いたか
俸禄
(
ほうろく
)
が上がり候ふ安堵されたし
9
笑い声近き遠くに聴いて居る同職異夢の昼バラエティー
9
優しさを少しだけ保つ如月に 害の字をまるくひらがなにする
5
髪切った?サッパリしたわ春だもの海へ行きましょオープンカーで
10
鼠捕りパチンッと挟むイタたたたっ青大将がやって来た!
8
春雨の おぼろ霞て 山の端よ 朝の陽射すや 光こぼれる 銀嶺の嶺 光の渦に 影さえ白く
4
揺るる車両 言の葉編みぬ その
最中
(
さなか
)
微睡
(
まどろ
)
みて 夢に消ゆ
推敲歌
(
すいこうか
)
25
政治家の 金の音聞こゆ 我が耳に 新しい鐘 撞きましょうか
9
樹々の中「ケキョ」と一声聞こえきてひと月待てば春告げ鳥よ
16
「カカカカカ!」 人笑うように 鳴くカラス 譜面起こせば みな違いたり
12
放課後の紙コップから君の声こっそり「スキ」と告げる糸電話
10
愛をせず されもしないから 想像するだけで済ませる暖色の家庭
6
筍(たかんな)の 如くに伸びし そのかみの なべてのことの 幻に似て
7
初心者は 初心者の句を選ぶとか つらつら思い 歌を見て居り /俳人協会会長 片山由美子
7
どないしょ どないすべいか 方言が いくつもでても 決まらない服
7
あやうさの静寂にひそむ春隣
A
I
といふ君の歌きく
10
今日行くか 明日にするかと ぐずぐずと 決めかねている 角のバーバー
7
一瞬に聞き惚る歌声 聴き込めば
A
I
といふ なお愛おしく
8
スパにでも行ってみるかと独りごつ 明るみ初めし空を見上げて
8
記憶ではこんな軽口言わぬ人 増えた白髪(しらが)に思う歳月
12
なんでだよ 今言わないでよって顔に 過去分詞 今も睨まれている
2
雨上がり 白梅の枝 桜の裸木 何か恐竜のような
4
不揃
(
ふぞろ
)
いな個性あふれる
塩鮭
(
しお
じ
(
◼
)
ゃけ
)
の重なる切り身に当たりやはずれ
23
ほうれん草はやく食べてと葉先から
萎
(
しお
)
れる前に早く茹でてと
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