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いまさらに「今日は明日の
古
(
いにしえ
)
」と晩酌すなる今日の明け暮れ
16
謀略が 均衡崩し 世界戦 高笑いする 大富豪たち ※戦乱こそ格差拡大富豪の利
13
朝茜 紫雲たなびき 静けしや 山の音ね響き 幾山越えて 山嶺やまね陽射して みどり一色
4
「でも好きだ」と結論が出た帰り道。夕風に少し涙が涼しい。
5
咲きそめし桜かわいや咲き誇り散りゆくまでの時の儚さ
20
春なかば うす紫の朧夜に 時の篝火 言の葉揺らし
19
そのことに 興味があるわけ じゃないけど 君のことだから 興味があるの
4
春浅き君住む街にほおき星 欠片を追ひて永遠の歌詠まむ
20
朧月 月の陽さえぎ 薄靄 水面に映えし 揺れる月影 山の端白み 春のあけぼの
5
小学六年生煮える欲さえも愛と嘯く僕が貴女の!(
処女
(
きす
)
を奪った、何て大袈裟)
3
ブッフェとは呼ばずバイキングというホテルで今夜家族と過ごす
10
ため息とともにトイレに入ったら、便座冷たくて、ついに泣きそう。
4
見知らぬ場所で勝手に死んだりしないでね あなたの命はわたしが測るの
5
ゴミの日に軽くなってるはずなのに なぜか部屋には物が増えてる
19
雨けぶる土色景色
畔
(
あぜ
)
の肩肩身狭そにへばりつく雪
18
生き死にを「あなたに委ねる」と言う君は 笑顔でこの世をたゆたう天使
5
ヒリヒリの 局面に立つ 細き背を 守りたまふや 雲上にをり
14
母さんの好きな花だね山桜ここならきっときれいに見える
25
真ん中の姉は似ている
亡き母
(
かあさん
)
にだから読まない僕の歌など
16
家裏の雪よ秋まで解けないで さすれば夏も涼しかろうに/雑草も生えないし!
14
仄白きソメイヨシノの二、三輪 早咲き桜の紅き喧騒
17
ドナドナがリフレインして坂のうえ白い建物母を送りし
17
もし逮捕されたら少女ではなくて女と呼ばれる歳になること
16
年度末 猫の手さえ 借りたいな ふわふわ肉球 何が出来るや
16
山肌が淡いピンクに染まるのももうすぐだよとお墓に話す
21
ゴロゴロと河原の石とじゃがいもは丸くなったり毒を持ったり
17
混み混みの イオンで気づく 春休み 子らの笑声に 周り明るし
14
山せまり川が流れてふるさとの駅はもうじき二時間の旅
23
標準語しゃべる男の声だけがローカル列車の旅をじゃまする
20
好き嫌い「憎悪」は枯らす木の幹を「
慈美
(
じみ
)
」は梢に小鳥を呼んで
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