Utakata
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ほー法華経 千葉の田舎の工場の駐車場にて初鳴きを聞く
20
誰彼も 待ち侘びたり 開花待ち ほぼ比類なき 思はるる花
7
自分史をながなが語る男には あくびとともに哀しみ誘う
13
これからの十年おもひ大きめの洗濯機買ふ春分のそら
18
関越の 渋滞
3
km 通り抜け 着地点まで ストレスフリー祈る
8
機嫌よく診察室の入口へ一分もせず吾子の絶叫
14
地に根付き寒さも暑さもものとせず老木空を真っ直ぐ睨みし
11
切っ掛けは俵万智の本 短歌をば詠みぬ 日増しに続く楽しさ
19
菜の花の 苦味が鼻を ぬけてゆく 熱燗にして 「立山二合」
28
はじめてのマッチングアプリ登録す無惨な恋を忘るるために
14
親切も絆も義理も振り払い
泡沫
(
Utakata
)
の淵 万華揺らめく
28
息切らし登った先の青空にぽっかり浮かぶ雲を追いかけ
12
「元をとるためだよ」と朝四度目の風呂に入りてこの歌を詠む
12
謎解きの様な短歌に出会ふ時 脳内サプリの効き目は未だ
32
掲示板いくつもあれど閑古鳥ツールは映えるビジュの時代へ
16
春彼岸 半年ぶりの無沙汰詫び 花を手向けて亡き父母偲ぶ
22
好きじゃない 好きになれない 仕事して 好きなことする 自分が嫌い
4
花を持ち ご婦人方が レジを待つ ああお彼岸か 変わりなきこと
22
平和ボケ先分からずも息をして雨風しのげ飢えもしのげ
9
夜勤明け ビール焼酎買ってきて 梅林公園横目に帰る
13
野馬と書き「かげろふ」と読む季語を知り万葉集の「かぎろひ」浮かぶ
10
多摩の空若き二人の夢の先 誠の武士へと立てた誓い
5
春駆ける愛馬いっそう逞しく自ら掴む勝利の予感
18
目覚めれば 何処から歌声
東風
(
こち
)
に乗り 聞こえ来るよな春の朝
16
「触れちゃダメ!」カタンッと響いたピタゴラが狙う命は館の中で
12
うそつきでかっこよくてかわいくて 時々泣いてるお前が好きだ
4
貧しさを 愉しむ余裕が 豊かさで 豊かなことは 豊かではなく
4
勝ち負けで 考えるのを やめてから ただの一度も 負けてない俺
4
損得で 考えるのは 損だよと 計算高い 新人に言う
4
ハスキーで音痴なくせに懸命に歌う卒園ハンカチ足りぬ
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