偉い奴ほど 責任取らぬ この国の 伝統守りし 佐川宣寿 /佐川宣寿元国税庁長官
5
抜け目なく 退職金を 懐に 佐川の奴は 今どうしてる /佐川宣寿元国税庁長官
6
病人の 布団をはいで 持って行く 非道の感じ 税務署は持つ /税務署
5
改ざんの 悪事をなした 大ボスを 忘れず税の 申告に行く /確定申告最終日
9
散歩道ガソリン価格看板が桜の木より気になるんだな
11
街明かりと 星の灯りの ボーダーで グズグズしてる 春分け近し
28
敷布団 折り折り壁折り上で寝て気分は野良猫 世界を眺め
15
酒、醤油買い物かごは重たかろう釣銭落とせし家路は遠き
11
倍速で生き急ぐ君見えますかゴールの後の土、風、空を
13
熱心に 神を拝める 実家かな 家族の絆は とうに枯れ果て
17
福井にて 黒き涙を 流す地よ のこせし子は今 四歳よつになる
14
夢追って 喧騒へ往く 君に告ぐ 帰ってくるなよ 帰ってこいよ
5
春場所 夏場所前に 父は逝き 弔事切手の 紫 悲し /一周忌準備
25
人の世の無情を知りて声もなく涙流さず悔しさ募る
6
愛してる 今更言っても おそけれど 声なき彼を 抱きしめて私
6
流れ着く果てを知るのか雪解水急ぎ急ぎて目指す下流の
27
とばり降り 雲ひとつ無い 月光浴げっこうよく 照らす大地に 芽吹く若草
16
スタートもゴールも違う独り旅 めぐり逢て春去ればまた冬
7
夕暮れに古希予備軍が甘味買い一日遅れのホワイトナイト
12
おくるみはパステルカラーのコットンで 思いを込めて編むは楽しき
25
雪女郎 埋み火おこし ともし影  氷雨窓打ち  待ち人来たる
12
目を閉じて 香る梅の木 凛として 一本の木の 生命いのちの神秘
13
父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
26
鼻かみて あぁ鼻かみて 鼻かみて 春の陽気に 舞い散る花粉
6
とある市のとあるシャンプーの工場で量産されてるあんたの匂い
11
蜘蛛の巣が 成長してゆく 春先の 牛歩のような 綱渡りかな
13
藍色の 花を見つける アスファルト 割れ目に絵の具 凛と散りばめ
9
水温み 淡雪溶けて せせらぎの 流れ渦巻き 岩を噛みつつ
12
離散する 言葉の欠片 掴み取る 手からすり抜け 白紙に戻る
10
横顔が なんか綺麗?と ふと気づく あなたに会える 1週間前
6