久々に 集うシニアの お喋り会  早速始まる 健康談義
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明日あすこそは 恵みの雨か 予報観て 渇きぬ草木を気に掛ける夜
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ほろ酔いの父の土産は海苔巻きの 折詰手に提げ波平のよう
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凧の糸ぐんぐん伸びて百メートル 手に掴むごと正月の北風ならい
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観察を頑張る 朝の爽やかさ 咳き込み 幻かもしれねぇな
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天の泣く そのひと粒を堕天使の 指震わせて掬わむとする
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眠れない理由を探して眠れない 明けない夜を探して明かす
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嘲笑が反響したら壊してね クソ過ぎる馬鹿 過去 コレクション
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俯きて歩めば光る霜の星 朝日に染まり土に瞬く
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「大丈夫」「全然平気」「待てるから」深夜の駅前雪だるま一つ
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君の腕君の手君の目君の声脱ぎっぱなしの白い靴下
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遠出して昔の赴任地通りなば 思ひ出手繰たぐりて多弁となるつま
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ゆるゆるとベッド抜け出す朝の五時カップに揺らぐ気怠い湯気よ
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過去の日々すべてが僕のものだから腐った花でもこの手にいだ
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冬晴れの 光あふるる岩風呂の 湯気に隠れし石蕗の花 
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人々は 答えは一つと 思わされ 違う答えを 排除して行く
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あなたを想った灰が積もる 恋慕も憎しみも全部が燃えろ
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言わないで 「忘れて」なんて 簡単に 貰った愛は ほんとうだから
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うっかりと 寝てしまいすぐ 起きたはず バッチリ時間 過ぎてて焦る
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君は生きてくださいいつまでも生きてくださいそれだけでいいから
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私がいなくても生きていけるなんて許せないっていうのは嘘
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最近はよく咳をする ただの風邪じゃないといいな そう思います
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眠らなきゃ「ヘアカットして」と頼まれて免許なんかは持ってないのに
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「どうしたの?」ヘアドネーション気づいたか腰までの髪が美川憲一
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今日こそは死のうと思いドア開けてあくびをしたら全部忘れた
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行っていい?娘にすいとん汁を出す「これって・・・」覚えてくれていたんだ
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あの夜は月が二つもあったから僕ら何度も間違いをした
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重なって乱れた髪に櫛入れる君を見つめた月のある夜
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「愛してる」嘘だったことはないけれど 君がほんとにさせてくれない
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鼓動とか血流だとか言葉とか底から湧くのあたし生きてる
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