たんぽぽの綿毛の群れに立ち止まり犬は喜び転がり回る
13
愛し人ある丘陵に 甘い蜜擦り込んで 暗き世は過ぎゆく
16
しぶしぶと 残る雨見上げ 足とまる 行こか行くまいか 我が体操なり
17
終日の雨に洗わる柿若葉 光沢増しをり初夏の風待ち
38
いつもなら 遠くに聞こゆ鶯の 雨降る朝は声も沈みぬ 
22
さえずりは 朝の音楽 ゴミ捨ての 縄張りあるのか 場所を違えて
21
青々しき空の真珠よ アザミ咲く初夏待ちわびて穀雨とならむ
26
怒り空雨が打ち付け風狂う木の下に立ち雷を待つ
9
夢を見て 夢見た暮らし 手に入れて 疲れて眠る 夢も見ないで
8
ごろごろと 光る雷 ゴロゴロと だんだんキミは 俺に近づく
5
カラオケで 東京ララバイ 歌うキミ 帰り支度を し始める俺
6
たらのめにうどにこごみの一袋を「食うか」と持ち来る友やありがたき
12
いつの日の雨も明日の糧にして恋のオレンジ揺らすガーベラ
27
塗り箸を 紙ナプキンで 拭いてから 使う俺見て 一瞬止まる
5
久しぶり元気だった何してた ところであいつ何をしてるの
8
根民草 土を腐らす劣等感 土を誇れば虹色に咲き
21
実家発つ 二日前にありがちは 閉じぬ鞄と はみ出る土産
16
振り返り過ぎ行く時の流れ見てあと何度ほど笑い合えるの
10
生活は続く 言葉を投げつけて こぼれた分はしっかり拭いて
12
霧かぶる 木々の彼方の 光明こうみょうに 北の大地の 息吹をぞ知る
17
インスタ等 でインスタントに 繋がって 「良いスタートイースター島」 ってこれも愛モアイ
11
支配者の愚かな欲望残虐さバタフライ・エフェクト母と見た夜
27
非表示があれば消される宿命ね人の着ぐるみ動きづらいわ
18
君がまだ眠れないというのなら 右利きという個性をあげる
9
ひと冬の埃清めたストーブを再び灯す雨の寒き夜
35
寒き夜の鶏すき鍋とぬる燗の〆に明日への梅茶漬けかな
27
薄日差す静かな午後にしとしと新緑濡らし雫となりぬ
9
引きこもり 軍国主義の 燃えカスで 識っていながら 支援怠り
15
国会で 買い占め転売 規制する 反故にするのは 大企業なり (★)分かっていて大企業の不正を利用するのが政治
12
発つ想い紡ぐ衣を肩に掛け今すぐ行くよと歌雲うたぐもに乗り
19