文具屋で あの子と選ぶ インク色 同じがよぎる 指は触れずに
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「産むんでしょ」「妊娠したの?」「孫はまだ?」フローリングの蟻をつぶした
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ひっそりと ロフトへ昇り 歌綴る 小さな灯り 私を染める
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一口目いつものうどんに塩を足す味覚鈍い日の食事なんては
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緑青ろくしょうの社の屋根を覆ひたる 銀杏の若葉さらに翠の
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始まった kindleセール また買った 禁欲せえ でも半額やで
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外は四月光る風吹く日曜に香典返しのカタログ開く
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口笛で 鳥の言葉を 真似てみる 何と聞こえた 「口説き下手」だと
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休日に のんべんだらりの 自堕落も 会心の歌に どんでん返し
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ながらひもこそすれ何を三枝さきくささきくを願ふ修羅のちまた
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朝焼けを越えて澄みなす青い空駆け込む朝に黙って笑う
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このベースやけに心を震わせるつけているのは片耳なのに
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朝顔の 朝に生まるる 夕に死ぬ 露落ちて 花は残れる といえども 夕陽に枯れるは 無常と言う 儚さよ
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人なりを知るがゆゑにし綻びて胸に短冊抱きしむ時や
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漆黒の闇歩きつつ思い出すかつての悔いと永遠トワの別れを
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ブラックはプシュっと香るプルトップ 潮風ブレンド チョコと一緒に
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三杯酢浅く残って気まぐれに〈ソ〉と〈リ〉のフォントを産む心太ところてん
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小夜さよ時に 香る花あり 帰り道 マスク越しにも 満ち満ちており
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はつかなる 三十一(みそひと)文字に 現はるる 天と地ほどの 歌心の差
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ニャンてこと(!) ニャンて ニャらぬよう ニャンこたち ニャめては ニャらぬ 爪を研いでる
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二度三度 手足水拭く ベランダを 風吹き過ぎぬ 春惜しむがに 
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バザールの 野菜に鼻を 近づけて 小突かれし牛は 大き瘤持つ /タージ・マハルの街の瘤牛
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ハナミズキ 色鮮やかに 踊りだす きみは今まさに 輝いている
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実家泊まり 今日帰るから まっててね ちゅーるさんは 今夜食べよう
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応援団幾度も道を遠回りまた舟に乗る ただ乗りだって(百人一首・六十)
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安物で根回しをする酒付けてカタブツまでの酒は惜しいが(百人一首・五十九)
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ありゃまラマ千葉に誘われ風邪引けば井手掃除日を忘れヤバミス(百人一首・五十八)
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めくり合って見るかそれとも着けぬ間に隈なく見るか与太のヅラ友(百人一首・五十七)
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川浚え子供のほかに鬼も出ぇ一番暇なアンタも行かな(百人一首・五十六)
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ヤギの子とはあえて親しくなりぬれど夜ごと泣かれてなお食えぬサメ(百人一首・五十五)
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