君と乗りし ジェットコースター 絶叫し 笑い合う日々 今は帰らず
17
ちま猫ちゃん あったかおざぶが きにいった ねむねむなのよ いちにちここよ
18
ひらひらと 妖精のよう 舞う雪あれど 屋根押しつぶす 残酷な雪もあり
8
君生まれし今日 46年経てど おじさんになれど 愛は不滅だょ
10
冬の空 核をつかんで結晶化 雲の努力は雪を生み出し
13
真っ白なテストに消える雪の華 溶けて見えざる核だけ残し
11
寂しさを埋めるための300mgミリグラムDXMデキストロメトルファン
5
皇子おうじとて農夫になりきり詠ふ妙「仮庵かりほいほ」は稀なのかしら (天智天皇・もとは「詠み人しらず」の歌だったとか)
14
我が髪をグルーミングす 愛猫の肉球と 甘噛みの感触
23
自分とは 自問自答し 知りたがる 返る答えは 何も無い
9
震災で数千枚が灰になりそれでも訳し『源氏物語』
12
「戦争は野蛮時代の遺物と見、軍備の撤廃未来の理想」
12
質の悪い初期のうたほど膾炙かいしゃして晶子は「常に悲しむ」と云ふ
11
熱情の与謝野晶子は十一人子を産みうたを五万首も詠み
19
いつもより 静かな車内に 首傾げ テスト期間の 想い出あくむぞひょっこり
9
ひよどりは声高高と飛び上がり凍れる空に朝の月見ゆ
19
この世界 なくなれば良い そう思う 自分が嫌い 心が痛い 
9
片手だけ ナイフを握り 左手疼かせ 月を眺める 僕がいる
8
古稀過ぎて 蘇りをリ幼日の 紅きほっぺと カピカピ袖口 
23
時々に頭もたげるモヤモヤも チャリを飛ばせば剥がれて落つる
31
立ち待ちの月に引かれし通院の峠に待てり白雪の富士
29
自由律 書ける才能 羨むも 身の丈合わせ 不自由と遊ぶ
17
意味なんて無いかもしれないなにもかも自分のためにやったらいいよ
9
「ひさしぶり」「元気にしてた?」「ぼちぼちね」「それはよかった」「それじゃあまたね」
9
ちゃんと寝て朝に起きればいいものを 朝寝夕起き無限夜更かし
9
いちど降り 商店街を 抜けるって 俺はスパイか 乗換案内
7
「恋したい」 つぶやく君を 眺めては 恋い慕いつつ 想うころかな
8
暗鬱も 想い暫く 愛芽生え 故に月日を 明あかりと謳う
8
つくるため けずったりして ふやそうと 効率上げて 時間をつぶす
7
冷や飯に寄せて水温む御御御付 湯気立つ鮭へ散らす波の花
12