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本当はもっと熱くて尖ってて、
A
I
創る君の自叙伝
14
罪人の刑場跡の桑の実を恐れず食んだ子らも大人に
16
両隣会話のはずむ老夫婦 われら
黙々
(
もぐもぐ
)
ラーメン啜る
21
水滴のようないじわる いじわるにいじわるを返すわたしでいたい
5
こんな場に座して震えて凍えおるわが在り様を戯画にシフトす
7
熱の子のあつき唇ひらきつつ林檎のしずく命へ運ぶ
30
「ただいま」の声を待つ間の静けさに鶏肉沁みて愛しき夕餉
25
鉄砲鍋
(
てっちり
)
や 由来を聞けば きな臭し
弾
(
はず
)
む心に
弾丸
(
たま
)
弾
(
はじ
)
かれず
13
一人で過ごす一月に二人で過ごす二月を夢見る大寒
5
寒風に 負けるものかと 脚早め 即 息上がる 70代の我
9
冬枯れの 下草の茂み 掘削の跡 水場を求め マガモ降り立つ
10
風浴びて 寒がる僕と 陽を浴びて 眩しい君の 心は遠い
7
命綱手放し潰れていくようにセロハンテープの匂いを嗅いで
8
君だけを 見ていたんだよ 7年も 叶わないのは なんでだろうか
6
「マイナス」三キロ「痩せる」んですか? おいおい増えてんじゃん
6
再会に苦労も忘れ来年も桜並木を口笛吹いて
9
目標は低く設定そっと言い 一年間でマイナス5キロ
8
降雪の予報聴きつつ眠る夜は 外を確認一時間毎
7
正月のド派手な車見なくなり 新成人が歌舞いて闊歩
8
年明けに 隅で人待つ スノードーム 笑うサンタは 見向きもされず
19
返信のメールを開き首ひねる送りしメールそう読まれたか
14
厳寒や 冴ゆる朝空 干したての衣類より立つ湯気 ゆらゆらと
30
息継ぎしないとほろびる毎日に無理しないでと言われましても
11
サイゼリヤ一杯百円のアンビリバボー気が付けばお歯黒に
4
山本五十六とは別に友達にはなりたくない
5
熊の手でかき集めたる枯れ草を マメに散らされもうママいやだ
10
ふとんにて目を開けたままスペインの砂漠に寝転ぶ猫を愛でて
9
耳かきの先端にいる人形の折れた首見た なにか起きそう
6
長靴がいらない街に慣れていく 都会の冬の風に吹かれて
21
裏起毛透過し肌を刺す冷気内か外かに一枚要ると
22
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