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君とゆく桜の階段抜けて空 耳そばだてて 孫はまぼろし
8
法事でも 家族に会える 幸せは 格別でして ワクワク待つわれ
12
戦って 憂き目に遭った 回数分 優しさ増した あったかいスープ
6
さりげない友の言葉は宝物 ラーメン屋にて「いいこと言うね」
20
自分から別れを告げた翌日はなぜかポテチが不味く感じる
3
違和感は自分の声が1センチずれて聞こえる気づいてしまった
3
柔らかく優しい君と離れるよ 温もりだけがそこにはあった
3
邂逅を求めた街は何もない 近所のババアいつも小さい
3
ペダルこぐ 青年ひとり 声弾む 見えぬ誰かと 繋がっている
7
梅の木にミツバチの飛ぶのどけさよ雪国の春も近いでしょうか
23
脳みそがないクラゲたち傷つきもしないのならばいっそ来世は
17
深夜二時肩を落として灯を求む 冷蔵庫より小さき「おかえり」
15
車窓より降り
注
(
そそ
)
ぐ陽は暖かし 春が手を差し伸べる如月
22
沈丁花 不意に知らせて
春かおり
(
遥か居り
)
7
雨水きて 春の入口 半歩待つ
4
願いごと 一つ叶うなら
黒羊駝
(
きみ
)
に逢いたい そんな奇跡を 絆を信じ
5
両脇に 幼な子かかえる 細腕が かけるメダルは 何色だろう
14
北窓のデンドロビウムに逞しき花芽みつけしふたつみつよつ
15
衿を開け 雲一つない 道を行く 東の山は 少し霞みて
14
まどぎわで ねこたちふたり ひっついて ひにゃたぼっこよ よいおひよりよ
20
あと10点 ヤマザキ一瞬お休みし 春の三色あんぱんなど食む
18
キリストは 嘲られても 驚かず 侮蔑されても 怒らなかった
4
われならば腹掻っ捌き腸(はらわた)を引きずり出して投げて果てまし /『太平記』風に
4
大勝利
納
(
おさ
)
めた総理の演説は
要所
(
ようしょ
)
に「そうだ」の
合
(
あ
)
いの手も付く
19
仏壇の 花を整え ふと気づく 心も同時に 整っている
16
逃げ足を 早く素早く していれば 危険は回避 チャンスもドロー
2
空間に 浮かぶ一つの 点だから 何も知らない 無限の宇宙
2
空いた椅子 机を挟み 相対す 会いたい姿 縋る「せをはやみ」
4
キリストが 命を捨てて いなければ この世はただの 枯草の山
5
勇ましい 声も大きい その人の 肩肘張りて 背中寂しき
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