マグカップ 両手でそっと 包みこみ 冷えたこころに 暖めぐらせる
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緑内障 重い眼に 喝入れて カッと開いて 真実を見よ
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目薬の 一滴二滴が 効能に 関係かあるか わからんけれど
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芝の上セラピー犬を抱く母 末期まつごの時を薫風はつつみ
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雪の舞う義母ははの忌日の墓参りローソクの火も早々に消え
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餅つきの準備のための餅米は前年よりも二倍の価格
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デコられたシール手帳を並べだす子ども食堂に集まりし子ら
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サクサクのパイを君と分かち合う今年はじめのガレット・デ・ロワ
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氷点下6度の夜を越えた朝 カップを取った指から解けそう
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詠む力楽しむ力がどこにある我がはらぞこを探しつづける
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ひと月ぶりようやく会える単身赴任 会えるときより優しく想う
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5分間フロム鉄道停車あゝショーズの滝にフルドラ踊り
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O脚とぬくみ解消一分のおしり筋トレまだ若いから
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濯ぎてむ 雪に埋もる言霊を 夜明け前こそ君に捧げむ
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あと一日で一月終わる朝 ふと思う こうして過去が出来ていくこと
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感覚も失せる程 凍へし両手かざす ストーブの匂ひ 昔日
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成果に自信はないが 継続はできる好きなこと 今日も続ける
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若くなることはできないから呪うそんな大人になりたくなかった
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ふさふさと蕊(しべ)の際立つ梅の花憂い帯びたるまつ毛のように
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竹を食むパンダの消えし園のなか働く人の靴の音ひびく
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春をまつ町でジャージの二つがいアオハルの夜熱をおびつつ
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天上の空を陣取る黒雲を店主と見上ぐ公園マルシェ
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冬尽きてめくる暦の処女雪は君の「バイト」に汚されていた
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寒波来て 老いの身凍ゆ大寒の 震えて待つは小春日の空 
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恵方巻き ひとくち食べて 美味いと言う 俺の頭を キミははたいた
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ふたおやの齢超え生く妻の目に映るかなしみ われそばにいて
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草花の 芽吹く段取り 整えリ 春遠からじ 立春の地中
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贅沢の限りを尽くす午前2時  明日の仕事を生き抜くために
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追いかけて つかまえんとして 逃げられて 空に召されし 君の温もり
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越してきて カーテン無いのに 気がついて 週末までは 真っ暗で暮らす
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