のんびりと 過ごすとしょうか 春日和 往来ぶらり 寄るライブラリとしょかん
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残された桜の木々の枝たちは変わる季節を物語るかな
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人詠みし歌の葉に知る季節かな花はもも色うたかたの夢
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調べでは あまたの土器に足跡が残りてありき いにしへの猫
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叔父さんに冷凍餃子大量にもらった。リュックの背中がすごく冷たい。
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エモき曲  春の夜長に  聴きおれば  理由わけなき涙  頬をつたいぬ
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闇の中  ランタンひとつ  ともしおり  音の波間に  夜は深まり
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群青が黒板上を演出しひこうき雲が絵を描きます
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布巾ふきん干し振り向く夜空に沈みそな思わず見惚みとれる赤い三日月
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夜明け前 右の腰の上 ねこがのる 生命のぬくもり 生命の重さ
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冬鳥の去りし沼地の静けさに 雲雀ひばり空高く舞いあがりけり
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菜の花のこうに酔ひつつ螺旋なす蝶や現と夢のあはひに
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「夕飯は 何が食べたい?」「なんでもええ」 っちゅう口癖の 禁止を命ずる
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島橘とうきつの詠む句はすべて物悲し己の運命さだめを残したのか
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この歌の この句がよいと 告げられぬ もどかしさあり WEB短歌は
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阿仏尼の 如く嘆きて 居ますらむ 彼岸の墓参 行かぬ不孝を /『十六夜日記』
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若妻の 色香に溺れ みまかりき オーバードーズの 紀伊の富豪は /大阪高裁元妻無罪判決3月23日
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褌(たふさぎ)も 無き遠き世に 文明を 築きしイラン 米(べい)に敗れじ /アケメネス朝ペルシャ
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敷きたての黒いマルチがつやつやと朝日を返す葉野菜のはた
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夕焼けの 銀の矢射し 夏終わる 引いては寄せる貝殻ひとつ 拾いてこぼれ 独り戯れ
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菜の花は間近に見ればモンキチョウ花と虫とは親戚なのね
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ふるさとに電車が止まる白線がスタートラインになる四月の人
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かりん茶の湯気に喉をあずけつつ「悪くないよね」インフルの春
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花ながれ枝たゆたえば古の栄華ぞ散りぬ楼門の風
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枝垂るるは逆巻きに立つほむらかな 武蔵の国の東郷寺、春
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霊園の名前ついたる駅に降り枝垂れ桜の寺へと下る
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ポロポロと 悲しい雨音 聞いた夜 カップボートに ココアを探す
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ピュッと風くるの知っててまばたきを我慢するなどできるわけない
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起き抜けにプリン蜂蜜ラズベリー目覚む命に瞳つむって
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夕焼雲 絵の具を溶かす如 茜色にむ 西空の芸術
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