ガタゴトと農道揺られ耕運機もろこしもいだ たくさんもいだよ
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情景の言の葉の糸 見へたらば ペンとふ編み針で紡ぐ歌
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久々の 眼科受診で まさかさま 視力1.2が 明らかになり
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迷い人ひざを抱えて暮れていたロスト寸前待ち人きたる
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太陽ともくし鬼の存在無意味なり同志ともを労ひ戦ひ続けむ
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警備員 不動の様は 近衛兵 釘付けで見る JKの足
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涙腺をティッシュで押さえ目薬がジワジワジワジワ 広がっていく
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凱旋門 ルーヴル美術館 エッフェル塔 醒めれば 硬い床 煎餅布団
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万葉の 防人たちの 長き道 誰ぞ知る人 家族への愛
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星屑を集めて君を作ったら蠍火さそりび燃える心を灯す
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蝦夷が泣く誠の武士が終わり告げ生きる者皆悲しみ胸に
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菩提寺の墓の間に間に風遊ぶ夕には春雨そぼ降るらしき
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銃弾を受けしその瞬間ときよぎるのは太陽ともの笑顔かすぐに闇か
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届かない 痒い背中のもどかしさ アマゾンプライム孫の手届く
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想い馳せ蝦夷にて詠んだ辞世のうた揺るがぬ道を生きた侍
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余白にはへのへのもへじが脹れてるペケばっかりの答案用紙
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書かされた 間もなく消される チョークの絵 私と君だよ 似せてないけど
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羽のないバッタじゃ飛べない板が厚さない1cmならばスライス板タテ5mmに切り (中学時代の課題)
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三年前うたよみんで閉じた日々詠みをここに出会えて再開する春
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靖国の開花宣言待てぬまま ひそかに二輪 初恋めきて (3/18標本木)
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春風や 速さ違えて 湧く雲の 妙なる時を 感じさせおり
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真っ白いシーツの中で悶える 苦しい わたし海に還りたい
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やんのかよ! エスカレーターの 上の方 ジジイとジジイが エスカレート
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消えたのに 俺だよ俺と 叫んでる 見てくれ俺を 透明人間
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この想い 気付けば崩れる 距離ひとつ 名前をつけず 終わらせた春
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おぼろげな光をまとい 春の月 しんと更けゆく夜を照らしつ
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きみのこと おもいだすたび おもいだす きみのなまえを わすれてること
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春触れて涼宮ハルヒの雪がやむエンドレスな日々誰ぞしるらん
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九時からの会合遅れてまだ着かぬ先方の首は六メートル超え
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ラミネート チューブの端もち 振ってたら 蓋が外れて 歯磨き粉だらけ
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