5分間休憩中にコーラ飲む自転車旅の唯一の甘え
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模様替え したくなる春 『春』の字は 『新』に見えたり さあ、スタートだ
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あの頃を妻と重ねる桜かな 腹ばいに駄々こねる子のいて
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企画書を企画書らしく作る午後、春が来そうで来なくって、来た
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いにしえから 川辺りに立ちぬ桜の樹 老木なれど ひたむきに花咲かす
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窓開けて爽やかな風浴びた後シャワーで流せぬ轟音浴びる
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恋人を実家のイヌの名で呼んでナナって誰と修羅場になった
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山かすみ何かが飛んでる気配するケミカルな太陽は柔らか
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整頓の手を止め 近場にて花見 よどみぬ心をほぐす桜
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親からの愛を知らずに育つ子は一生愛に不自由するんだ
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春の碧  白さ清けし モクレンの 白陽はくよう浴びて 心なごみて 夢心地
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バス停前満開の桜実家から家に帰るわれ見送りぬ
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桜とか、雪とか、絵とか、イルカとか、二人で見たら、違うのかなと思う。
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測らずも セルカレンズに 切り替わり 吾の素の顔を 見せつけられる
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弱者かつ女ひとりの生活は堀埋められた城も同然
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ようやくに空気も春になりにけり雨の予報も耳に入らず
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『焼きビール』ググってみればAIが地元の菓子と教えてくれし
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行きたくもない墓参り行ってきて、何だかこっちが、ちょっぴり死にたい。
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「死にたくて手首を切るの?」「辛うじて生きていくため切っているのよ」
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同じよに 「なってないよ」も 「なってます」 聞こえてしまう やさしさの綾
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やわらかに世界を変える手触りは蝶のはばたき君のまばたき
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舟浮かべ池から庭を眺めれば春の香りが湖水をかすめ
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3の クラスの女子の ブスっぷり 試合観ながら 聞かされてんねん
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花見へと一三八タワー駐車場どこもかしこも満車満車
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でぃすこみゅにーけしょん!ふわふわして頭おかしくなるまで散歩をした日
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倍速のShape of youはやめてほしい純喫茶がなくなってしまうから
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阿保のまま 生き死にせよの定めなり 目出度くもなく赤飯を炊く
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友だちとのランチはご飯少なめにしたから、帰ってカップ麺食べる。
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冷心 抱いて眠れし 雪だるま 日光当たりて 心も体も
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寛解の医師は「患者の心境が分かったかも」としみじみ言えり
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