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ポケットに飲んだ数だけピーナッツいつのだろうか箸置きだった
7
線香の 匂いが好き と孫の言う 我は君の香 好きと呟やく
18
立ちくらみ 免震構造 船の中 逃げる船舶 超える大潮
6
葉桜の下のベンチで本を読み 冷たくなったらおうちへかえる
12
満たされない心を満たさないままにする つまらない暮しを愛する
8
新しい制服届いて試着する誰よ一体勝手にサイズ落としたの?
10
曇天に燃ゆるツツジの陽だまりが蜜の香りを風に運ばせ
12
走る骨太 蹴る骨太 カラムーチョ食べる岡部が友達
4
テレビとかスマホとかから警報で心細さのひとり暮らしよ
15
離れても その身案じて 大丈夫 返事があれば 安らかになり
13
新しき試み流るる
泡沫
(
Utakata
)
に春のせせらぎ賑やかなれと
19
雑踏の大阪駅で乗り換えて春野を見つつローカルの旅
27
安堵した病院帰りの風景に
眩
(
まばゆ
)
いほどの色彩宿る /夫の検査結果「転移無し」
32
友訪ね杖を頼りの一人旅荷物はリュック一つにまとめ
27
杉咲花ちゃんが物喰う姿から説明のつかぬ幸せ貰う
13
前髪さえ切ればなんとかなるのよと鏡に向かい鋏振るう夜
12
新緑の ハミング空へ 薔薇を呼ぶ 風の口笛 雨の手拍子
13
三十詩
(
看板は
)
「いいね
30
」越えてたら毎週抽選ハッピー提案 (☆Utakata 管理者様へ)
11
時移り 「SNS」が
跋扈
(
ばっこ
)
する 人の不幸は 蜜となりけり
12
薄茜
(
うすあかね
)
徐々に染まりて 今日といふ 新しき空を 与えられし
吾
(
あ
)
28
不注意で 迷惑かけた 幼き日 交通事故は 減らす
術
(
すべ
)
あり
13
今朝もまた行商のごとやって来てヤクルトレディ ジョワひとつ買い
17
三日月は欠けているから三日月で 死にたいけれど生きていたくて
9
目印はミニこいのぼり京都での外国人のツアーの列は
15
曖昧な 道交法と 道区分 どうぞお先に 目と目を合わせ
17
薄墨流し 山の端おぼろ 散る桜 野辺に坐して 遠来の友 春を惜しみて 酒酌み交わし 朧月
4
三十一文字
(
みそひともじ
)
をこういう風に分けてみるのも面白いと思って
5
立ち止まることも厭わぬ駆け引きの横断歩道すごく嫌いだ
6
幼児
(
おさなご
)
の落としたものか 一粒の小さなラムネ 座席の隅に
27
誘われて 街の憂鬱 戸を叩き 光と影の 妖しき狭間
9
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