藤棚の 花触れたくて背伸びして さき両の手 伸ばすおさな子
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ランドセル 傾けながら ゆく背中 見送る朝の 光眩しく
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何処までも冷えの増す身に脅されて季節を戻す卯月の二十日
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燦々と澄んだひかりに歌を添え小鳥鳴くは淑やかに
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移りたいところは新機種未対応ひとつ前とて売れ切れのかい /スマホって···
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祖国なる米国アメリカに思ひを馳せて 日の本の空仰ぐハナミズキ
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薄墨流し 山の端おぼろ 桜散り 遠来の友来たる  春を惜しみて 桜敷く野辺に  坐して酒酌み 朧月
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初投稿ウルトラマンは叩かれて今は何処いずこへ哀しき新芽 (☆新芽は愛でたい)
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通路側 あとからの風 通過駅 誰かを真似て 身体に電源
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手摺り持ち あくび横目の 朝八時 引力のまま Yahooに沈む
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定時前 PCの光 叩く音 呼ばれた声で 諦めた夜
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冬越しの白菜終わり野沢菜の塔立ち待ちて青菜三昧
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さりげなく 「かの子」の歌を 読むように 告げたき人よ 直(ただ)に会はねど /岡本かの子
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世々を 経し齋(いつき) リンガに 手触(たふ)れむと 烏羽玉の闇に 人の犇く /羇旅歌カイラーサナータ寺院
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三代の 親子削りし 岩山の 石の寺院の リンガ拝(おろが)む /羇旅歌エロ-ラカイラーサナータ寺院 
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野に遊ぶ 心潰(つい)えて けだるさに 家籠もる日を 春闌けてゆく /春愁
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なんとなく酸っぱい味のコーヒーを飲みたがってる夏日の手前
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家を出て 慣れない施設 ひとつずつ できごと語る 前向きな老母はは
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庭に咲く 小さな花は 風に揺れ 木漏れ日の中 嫋やかに咲く
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れーずんは ねこにはきけん ぶどうもね たべたらだめよ みんニャきをつけて
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道端の ハルジオンたち おしゃべりで ついつい会話 弾む朝なり
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こまるよ そんなこと言われたら僕は何も言えないじゃないか
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思いきり笑ってしまった待合室 北大路公子の本は危険だ
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あたりまえなんてないんだ母親の笑顔のために介護がんばる
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追い越しに暗黙の礼交わしつつ自転と自動 国道の旅
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海峡を翔んで行くらし推し活のたま 「韃靼海峡渡るてふてふ」のごと/BTS公演
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御名唱え 海に沈みし者 いるに 神よなぜ なぜに沈黙したもうか
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秘密基地 だったところに 畦道に 春光味方に 搖れるハルジオン
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早くリフレーミング自信を取り戻せもう紫陽花か向日葵までに
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何気ない朝も 失意の 夕暮れも 同じメロディ コンビニのドア
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