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この想い 隣にいても 言えないな 心の距離が 近すぎたから
7
宿題へペンを動かす手が少し遅くなってる日曜の夜
8
へたくそな遺書も歪んだ生き方も四の五の言わずこっちへ寄越せ
6
猫母よまずは予選を突破せよ 高槻はそも右近の国ぞ(切支丹大名)
17
厳寒の 布団の中の温もりに 吐く息白く抜け出せぬ朝
24
振り袖の二十歳の孫に抱かれつつ亀も祝いの真ん中に居る
25
比喩の風ヒューヒュー吹ひて耳ピクリ 風にも宿る心の声は
15
世界観?ひとりちっぽけ井戸の中 出れぬ井戸なら潜って海へ
16
バタンキュー深夜に目覚め白湯麺ジャンクなパワーを啜ってチャージ
13
身を捨てて我が子を救う親鹿の瞳を胸に冥府への道
17
思う
様
(
さま
)
指揮棒
(
タクト
)
を振るえ円環を閉じる舞台の幕は上がった
9
見たいもの 聞きたいことだけ 選んでる お前の話は 聞きたくないわ
5
わからない バレバレのウソ つく意味が へぇそうなんだ それはスゴイね
4
真夜中のチュッがしたくてスマホ「あっ既読ないいい友達だった」
6
あれやこれ 選手のフォーム いじくって あいつはダメと 愚痴を言うコーチ
4
自販機の あたたかいお茶 売り切れで お汁粉と迷い コンポタを押す
6
頭上からロータリー車の唸る音雪の量さえ見ぬ引きこもり
25
本当は『忘れないで』と言えば良い不出来な
娘
(
こ
)
だし親不孝だし
21
母さんが忘れることはイヤなこと忘れたいから忘れると言う
22
かが朝で むが冬ならば そが古都で のが徒歩の時 がは奈良だろう
4
君の注ぐ熱々の紅茶冷ましては 沈むシュガーを飲み込めもせず
5
血圧の薬で少し冴えてきた脳血管が若返る母
20
皆が集まる水域に一石を投じればそりゃ誰でも見るさ。
5
ほらな?どんなにでかい石投げたって誰も見とらん。飛沫も上がらん。
5
タネも仕掛けも ありません 嘘だけど 本気でひとを 楽しませる人
4
吹きすさぶ凍てつくような寒風がおでんに欠かせぬ冬のスパイス
14
「じゃあ今日は失礼しますね。お世話様」親子のような他人に成れた
7
今だけの 期間限定 売り切れで 明日こそはと 二日連続
7
「ホットラテお席までお持ちしますね」白杖を持った日人魚は笑った
7
夢があって別に大したことじゃないんだけど 細めた目で何を想う
5
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