天気図に並ぶ気圧の高低はちょっと似ているカーリングの石
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「離婚って悪いことなんですか?」片親が語る誰かの常識
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『またあした』ほんとうがない僕たちのあいだに流れるさいごの嘘
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3年も 経つけど未だに治らない 次逢ったなら「愛」を刺しそう
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ゆびもつれ ほつれるこえの たまゆらに ながれるかなで こひしけくあれ
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春近し いざなわれ温泉に 広き湯船で心解けり
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天下布武覇道で制しあぢきなく王道ものはすぐ消してよい
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あれこれと工夫されたるおかずより 普通のおかずがよっぽどおいし
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好きなんて嘘って言ってるそばから 爪の先すら溶けて混ざってく
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リネン糸で手編みしタオルは桜色 いつもの暮らしにひといろ添えて
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水面のように揺れるを知りてなお 君はわたしを 火の人と言う
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かろやかに踊る少女の笑顔にて 春は近づく勝利の女神よ
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沼ひたり特権に生くひとり星「がため」眠りてめざむや否や
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救う心君の快方知る由に 我安ずれども冷たき世間かな
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寒戻り 落ち葉布団に 包まれた 青き新芽を 撫でる指先
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遠ざかる 勇気はなくて 立ち止まり 君の体温ねつだけ いまは灯火しるべ
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離れつつ 揺れつつわれら 並びおり 手の温もりで 影を止めゆく
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「離れてる」 君はいうけど 「触れてるよ」 怖さ隠して 伝えゆくわれ
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南西の医療のない国でトゲ刺さるあしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜をひとりかも寝む /坂上田村麻呂 3/100
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離れてた 君に近づく 同じよな 違うよな「好き」 その距離感に
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サナエノミクス2.0 よく解らぬが 政権はさながら週刊誌
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ボス羊駝 粒餌欲しいと 甘えてきます お客イチコロ 粒餌独り占め
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除雪機を 借りて歩道の 雪どかす 途切れることない 一本道できる
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春先の天気にリンクし我がこころ  晴れやかな日あり 落ち込む日もあり
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このクスリ 効かなくなったら どうします 先のことだが 見通し持ちたい
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見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
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公道の 勝手に草刈り 枝払い 自由に生きる 社会貢献
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髪睫毛 眉毛も抜けし 抗癌剤 ウイッグツケマに 眉シールして
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ガンマーカー ひとけた続く いいことだ イチネンニネン 生けそうな気分
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温泉気分の入浴剤寒風に乗って香ると暖まる気がする
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