平等に再び冬が巡りきて終わる命と始まる命
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鳴かぬなら 殺してしまえ そんな歌 勝手に詠まれ 信長は泣く
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聞きたくも 見たくもなかった 世の裏を 毒になるほど 知らしめられたり
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いまさらに 顔を出すなよ 観たくない 芦ノ湖帰りの 車窓の富士よ
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夢の国 セレブを囲う 戦略へ 魔法は解かれ 今や幻
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リストバンドリスバンを見てると勇気湧いてくる だから大事にしまっとくんだ>人生初ライブ「ライブパーク・甲子園」のやつ
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笑点が焦点だと Googleで知った僕と 授業でたどり着いた君
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霧深き比叡の寺のともしびのたえざるごとくわがこころもゆ
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太陽に少し近いか ひなたぼこ 屋上駐車は冬のぬくもり
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これがもし冒険譚ならば きっと御伽話も本当になる
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木漏れ日のひかりを永遠とわと思うかい? 幸せになりたくて もう冬
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金色の銀杏背にして君を待つ遠い秋の日十七歳じゅうしちの吾
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うたかたを 詠みながら見る 冬の空 ちらほらと舞う 雪の結晶かな
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季節とは息をするように嘘つきで夏の背を追い秋は去りゆき冬の影 お題・息
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旅毎に 宿代よりも 高く付く ご当地ちいかわ 種類多すぎ
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老人と 欧米人の 箱根なり 中華と若者 物価に勝てぬ
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予言とか 霊感とかを 信ずれば もっとやれると 思い始めて
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いつの日か 誰もがここを 去りゆきて あちらへ行って お話ししましょ
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地主様 畑のごみを 焼かないで 煙臭くて 失礼します
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あれも嫌 これも嫌だと 言ううちに 友も去り行く 身から出た錆
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拒むほど することも減り 貧相な 人生となり ほんまやばいで
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ゲームとか ネットにはまる この世代 ついていけない スマホも持たず
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漱石や 太宰が好きな 日本人 真面目過ぎたら 大変だけど
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婆さんら 仕事帰りの 駐車場 暗い空見て 楽しく語る
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毒のある けばい人ほど 楽しそう この世はちょっと 地獄の気配
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野心とか 欲望とかに 悩まされ 秋の青空 明るく笑う
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どこが好き? 好きになるのに 理由いる? 理由がないと 不安よとキミ
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絶望のまだその先へ行く人は地上を越えて神に近づく
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微睡まどろみて 列車は目的駅へと 車窓変わりゆきつつ近づき
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喉痛い 悪寒もあるし 嫌な予感 検査陰性 ほっと一息
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