諦めを覚悟と呼びて生きてゆく この身はすでに森に降る雪
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傷あればこそ愛でらるるこの身体賢くなきを許して歩む
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美しく老ゆることなど叶わねど素晴らしき日々抱きて進まむ
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月光を束ね結んでつむがれたから きみのはだ やはらかである
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暖かな リビング抜けて 浴室の あまりの冷たさ 熱めの湯を張る
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忙しい合間の明日の休日は女ひとり一人・独りスパ銭スーパー銭湯に行く
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田舎者 空気も読めず 発言し 浮いているよな よそ者気分
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ただ行って 帰るだけでも 面白い 時には都会 歩いてみたら
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似たような 若い人らが ぎゅうぎゅうに 詰め込まれてる 電車に独り
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人類は 若い母親 父親の 愛と努力に 存続を賭け
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生きること今や明日あすへの期待より記憶ばかりの回転木馬
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温暖化 「冬はやっぱり 寒くなきゃ」 そう言いながら 待ち焦がれる春
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おみくじの 意味もわからず 景品を 貰えるものと ああ勘違い
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ラブレター心で書いたものだからあなたは明日あすも変わらずにいて
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ありがとう 人の親切 身に染みる 中央道は コバルトブルー
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吉祥寺 人波を縫い アーケード 駆け足で行く 遅刻も遅刻
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死ぬことも誰も知らずにいれることほのかにそれは有り難きこと
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国分寺 乗りかえ迷い お隣の 女性に尋ね 礼も忘れて
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緊張で 誰もしゃべらず 降りるとき あずさの中で 頭叩かれ
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日々ノルマひとつ足りない口惜しさ「んん〜」と巡らせ無駄を探して
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トイレット ペーパー垂らし 町中を 歩いた妻に 文化勲章
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風当たり 刺さる冷たさ耐え切れず フードとマスクで己を守る
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冷めるのはなんでもない違和感の 雫一滴文字一文
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雪舞いて 音をのみこむ 冬帳ふゆとばり
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水面にビッシリと氷 藻の蔭でメダカは ひたすら 遠き春を待つ
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夕球火の星を眺めて注ぐダージリン来来来世で移住しようか
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グラタンはホワイトソース作りから認知予防にせっせと料理
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カチカチと音をたてて突きたてる 白い柔肌 赤色の痕
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消費する 時間と食糧ひたすらに ソファは僕の充電器なり
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母眠る十勝おとなう飛行機とバス予約して待つ春彼岸
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