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ランクひとつ落としてみよう思案して手に取る米の五㌔が重い
25
差し込んだ光を編んで君宛てに冬の夜空で凍えぬように
9
水溜まり ネオンが映る 路地裏を キミを連れ出し 街を出た夜
8
野放しで己を律せぬ二十代 仕事のルールをじゃんじゃん破り
11
バイカル湖青い北風白い水下向くナターシャ上向く私
5
風邪気味の喉に優しい布マスク着けて眠らん微熱の夜に /手作りのゆるゆるマスク
27
大陸の 友と語りて笑いあう 小さき外交 祈りかさねて
31
殴られた日からわたしは考えることをやめたの脚を捨てたの
5
薬局でリップクリーム買いし時浮かんだ歌が少し切ない/直前の拙歌
9
両手で箸を持ってハンバーグを割る君は片手でハンバーグを割れない
3
気がつけば ひと月休み 無く仕事 月夜に照らされ 自分を労う
24
此処
(
ここ
)
までは漂ってきた草の
絮
(
わた
)
濡れた舗道に
下
(
くだ
)
って終る
9
秋深く 静かに咲きし お茶の花 可愛げな白 主張し過ぎず
22
水足りぬ植木鉢にも似てる様な食う喋るしか使わん唇
7
ウォーキング 始めてみたは いいけれど 三日続くか 最難関よ
16
犬を抱き小雨の中を早歩き 師走の足音から逃げるごと
23
片付けは したら勿論 いいけれど 散らした部屋も 居心地よくて
17
上弦の 月が放つは
白兎
(
しろうさぎ
)
落ち葉と共に 風がじゃらして
28
半分の 月が私に お似合いと 満月ほどに 完璧でなく
27
一年はあっという間に過ぎるのに あなたに会うまであと2週間もある
14
セーターを着るか着ないか携帯の天気予報は小春日和と
11
何となく微笑み合える知られずに同じキャンディ口にしてたら
14
我のため
雑草
(
くさ
)
を摘んでは土産とす
認知症
(
やまい
)
の祖母の不変の愛情
23
黄昏
(
こうこん
)
に包まるる街
鴨脚樹
(
イチョウ
)
の葉積もりぬ歩道 黄色い
晩秋
(
ばんしゅう
)
25
ハリ刺した揺蕩う本音チクチクとホラ吹き顔に滲むシオ味
7
暗幕
(
あんまく
)
に 散りばめられし 銀の鈴 夜風の揺らす 星の
音
(
ね
)
いくつ
24
この国の成り立ち知らず住んでいる 全部忘れて皆素直だ
11
寝る前のポテトチップスばりばりと 月と一緒に太る晩秋
23
まだいるのパーティションとこのマスク 思考を放棄した小役人
8
今年イチ 抱腹絶倒 したのはね 腹部エコーが こしょばすぎたの
9
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