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四半世紀この耳かきと共にあり 今日もほじほじ至福の時間
21
車窓から お墓が続く 景色から パッと桜が 現れた瞬間
8
濃い碧の 深山入りて 白銀の 魂凍つて 碧さ目に沁む
10
濃い碧の 深山入りて 白銀の 魂凍つて 碧さ身に沁む
5
外晴れてちょっと遠くの通りまでカラオケ屋から「なごり雪」聞こゆ
13
老木のその佇まい武士なりて
斎藤一
(
寡黙な人
)
を彷彿とせり
8
甲子園実況陣のあたたかさ戦争の根を止めるものあり
8
雪明けの 白銀の矢射し 春薫る 独りまどろみ 呼べど答えず
9
ウェーブする 髪
靡
(
なび
)
かせて 動画撮る はしゃぐ子ふたり 肌浅黒く
9
淡々と全てを置いて進むだけ黄色水仙咲く場所で咲く
19
一緒に居たあの頃よりも あなたのこと考えてる自分 戻らない
時間
(
とき
)
15
連休の最終日には孫
来
(
きた
)
る 初日進めよ二日目疾けよ
14
皮だけを残して枝にある檸檬 君の心の器に似合う
11
角番の危機は綱取り一転の力なくもう人生なのか
21
花が咲き美しいと愛でるより静かに佇む老木慈しむ
5
美意識が 高いおばちゃん 温泉で パックの効果は 如何ほどですの
8
無人車に 不労無賃で乗る人と ただ同然で 資源を掘る人
6
牛食べて 豚食べたら 鶏食べて
肉
(
なみだ
)
の数だけ 上がる霜降り
15
春なのに
愁
(
うれ
)
ひをまとひ 淋しそう うつむく姫は クリスマスローズ
26
新年と お誕生日や 四月には また今年こそ 切り替えチャンス
8
行きつけの 本屋が潰れる 寂しさを 共有したい 妻にはずっと
13
僕の目に 唇の先 たつ煙 次映るのは 今夜がいい
7
進次郎ならば得意の構文で煙に巻けたろパールハーバー
15
走るたび イヤホン落とし 拾ってる そういう運動? ルームランナー
7
ぼた餅のあんをこなして黒ゴマときな粉を添えて三種供えり
26
ひそやかにつぼみ膨らむ縁側で犬のあくびも春に溶けゆく
19
咲き
初
(
そ
)
むるソメイヨシノに見送られ 姉と
故郷
(
こきょう
)
へ
発
(
た
)
つ 春彼岸
31
恥ずかしい気持ち悪いし見たくないどうか変えてと願う春分
17
季節感特にないけどなんでだろー 語源知りたや春雨春巻
15
青銅
(
からかね
)
の
馬車
(
くるま
)
の守る火の影は八百の結びを誓ひし聖火
9
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