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無い物は 別にいらない
失
(
あ
)
ったもの 返せ、返せよ 我慢ならない
17
無関心 強きに阿(おもね)る 人が増え いつの間にやら 「弱者」在り
15
答弁が 何か白ける 予算委の 三分の二超え 台本通り
10
吾に近寄る
蒼瞳羊駝
(
きみ
)
の動きに笑えた日 だるまさんがころんだみたいで
4
泥濁る溝に
小蝦
(
ざりがに
)
釣りし日は舗道となりて靴音の
下
(
もと
)
14
白雲に 匂い立つよな 桜花 遠くから見る 桃源郷
14
美しい一枚の絵のような
黒羊駝
(
きみ
)
の姿に一目惚れ
3
毎日が ただなんとなく 過ぎてゆく 苦がないだけ ありがたいかな
9
眠い朝 目に鮮やかな みどり色 菜花の里に
春隣
(
はるとな
)
るなり
11
足を止め 朧月夜を背景に 梅を眺めつ 風に身
委
(
ゆだ
)
ぬ
28
来年度 新たな組織 改定に 頭悩ます 適材適所
19
君と我 互いのぬくもり分けあって 過ごした時間 減りゆく春へ
13
雪解けも彩り褪せしさくら草
運命
(
さだめ
)
を生きる輝きの外
27
眠りから覚める合図や梅一輪開きて庭の色づき始む
22
樹々の間に小さく聞こゆはそら耳か優し調べは春の声やも
29
降り積もる 雪に吸わるる 音もなし 霜柱踏みて待ち人来たる 灯り灯り 馬いななくや
2
ふき味噌の 香りと苦味のハーモニー 春の息吹を噛みしむる朝
23
ベランダにそそぐ
春陽
(
はるひ
)
の強さ増し庭の雪塊もちりちり昇華す
8
春寒(はるさむ)に 悔いることなし おぼろ影 陽射し影朧 夢かうつつか
3
春立ちて 花こぼれ散る 枝垂れ梅 おぼろ月夜に夜の影朧 去ぬ後ろ影
2
滝つぼに 梅の花 散る 樹つららの 雫したたり 梅の残り香
6
子の熱に眠り削りて添う母に 豆電球の明かりやわらに
24
応援と 寂しい気持ち 葛藤し 誰にも見せない 零時の涙
7
缶コーヒー ひとくち飲んで 深いと言う キミは笑うが マジだよ俺は
3
きみがいう のこったしろみは どうするの? のこったしろみに きみをかさねて
2
きみが3 しろみが4の レシピみて しろみのきもち わかるときみが
4
重だるい幕を開ければ花ばっかむやみに咲いてばかにしやがる
5
「やったか」と言ったばかりに残党の不安がわたしの寝首をかいた
4
「ダメな奴だ」と自分を呪う癖にようやく気付く夜/都々逸
3
「いつ帰ってもいいように」ドアのチェーンはいつも開いてる
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