嬉しさは 尾っぽの振りにあらわれて 家人帰れば ちぎれんばかり
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次男坊じなんぼの知らせにふふと頬緩む われらは爺と婆になるらし
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十五のやうにコソコソと 煙草憶えし廿五の秋
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二度と目醒めぬ積もりで睡り 明日の予定の夢を視てゐる
5
御休憩、と云ひつつ満身創痍に成つて
4
唇を 重ねしときの 温もりに 君が鼓動の いたづらを知る
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冬と春 行ったり来たりの 境目が 幻想的な 夜明けの時刻 
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其処に無ければ無いと宣う 薄利多売の愛である
5
遊び着のままで舞うよな氷上の十七才のファンキーな笑顔
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鏡に映らないところにあるホクロ
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「母さんがちゃんと手作りしてたから」 料理男子息子のお褒めの言葉
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落ち込みぬ日に一欠片ひとかけらのチョコ 心に沁むる 慰む甘味
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幼き子キュンやグズるや竹の子や少子しょうしに笑み咲く歌に癒され
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ケ・セラ・セラ明日は明日の風が吹く 気楽にいこう空は澄んでる
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夕焼けを見るたび今日も想い出す 君の温もり煙草の匂い
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むらさきのまくはるむこうのふじのねのすそするおとはざぱーんでした
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栗の木の 近くに暮らす羊駝 栗食す 他の羊駝達こたちは 見向きもせず
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閉ざされた 我がこころへと 差す光 わたしを変えた 革命の訪問者うんめいのひと
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水仙ナルシスは犬に小水かけられて むっとしてをり桜待つ春
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皆が愛づ梅の花こそねたましや 水仙ナルシスはただうつむくばかり
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道ばたの水仙ナルシスは今うす汚れ 己の姿観る気も失せり
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どこ見ても 見るに堪えない 番組に ただ忙しき リモコン操作 / 自省自戒を込めて
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フロジンを一月分はもらえない悩み過ぎては髪また抜ける
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スーパーの店内ソングの特集を テレ東あたりでやらないかしらん
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ヤオコーの店内ソングの謎を解き 誰かに言いたい「中押しの市」
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懸案の債権回収成功し やれやれやれとロング缶呑む
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着熟(こな)して 主役は笑顔 中心で 数多のストロボ 後もよしなに / 政治とマスコミとの関係を詠みました
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始めれば素早いのだが動かない動きたくないスイッチは何処どこ
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喉渇き 飢えたる川と 川魚 生活見直し天に祈る
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Utakataの言の葉はいつも誰かに操られそっとこころに舞い降りる
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