嘘 嘘 ほんと 嘘 ほんと ぜーんぶ嘘で着飾って!
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結婚する友の元まで飛んでいく飛行機よ飛べ世界よ平和にあれ
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逝きし犬独り想うてゐるところ友来てこころの現世へかへる
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なんでだかわからないけど声優のラジオが多い文化放送
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なんでだかわからないけどFMDJたちは英語ができる
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あたし今日襟にパンダを飼っている 君が好きだと言ったパンダを
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下車したら粉雪降りて窓の灯へサクサク辿り抱く侘助
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細いのに暑さ寒さをはね返す日日草は僕の友達
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歌ゆえに捕まる国に戻るなよ 今日も明日も歌詠みて生きる
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朝焼けの窓の斜光に硝子器の一輪挿しの薔薇の際立つ
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馬車道の雨の景色に助手席の窓はゴッホの絵画に見えて
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我なくも 一人で生きよと 目を見つめ 残さる少女に 与えし文具
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あぜ道のしろむらさきのトキワハゼ殿日々謝してますありがと
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身の内をぐるぐるしてるこのこころ 歌にせずしていかに生きてく
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夜も更けて 心の奥に 沁みていく 即興演奏 吾が手を跳ねる
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古都の庭 楓と松と 苔むした岩と水面にぬる燗と君
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売れ残り 値引きされてた愛しの子  残りもののきみ 最愛の福
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黄の花やぽつぽと空へ伸びて実の香りの高き水木サンシュユ
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一鈴の童のような無邪気さに憧れ宿すサクラソウかな
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晴れの日に旅立つ子から紅白のスイートピーの小鉢を貰う
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肌の艶 教えてくれた セロトニン 手の温もりは 消えないままで
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空の下 稜線の下 紅梅の 下に菜の花 我は旅人 
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瀬を早み 違和に流るる 滝汗も 焚きたての湯で ざぶと背を流し
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桜咲く 開花宣言 札幌に とはいえこちら まだまだ蕾 
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安心したさで謝っている あまりの弱さを叱ってください
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見えへども香よかほりて水なき空に花の盛りに逢はましものを
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桜色や移りけりなる我が心思ふらむやぞ問ふかけもすふ
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葉桜を見上げて思う北国のまだ雪残る桃色の空
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できるだけ一緒にいよう あの星で青い夕日を見るその日まで
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空よ空 芝原駆ける幼児おさなごをそっと優しく見ていておくれ
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