虐待と名前がついた「当たり前」まだ始まってすらない人生
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昼休み。半額だった菓子パンの、半額シールを隠しつつ食べる。
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掃除機の音にも怯まず かまってと 棚を降り すり寄りぬ愛猫
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恣意的な小さな神の乱心でちはやぶる 神代も知らず 竜田川 からくれなゐに水くくるとは 17/100 在原業平朝臣
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​花散らし 好きにされませ 満開の 桜楽しげ 雨と舞い揺
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ただ看過してきた闇の哀しみの無数の罰を背負い逝かせて
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エイプリル フールと言えば 嘘ですか 千に一つの 真実探し
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春の空 昨日今日と 薄曇り しとしとと降り 桜散る
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スマホなるモノに夢中な母がいて阻止すべしとゴネる子もいて
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一吹きの 風吹き過ぎて 花韮に 桜舞い散る 佐保川の岸 /佐保川の桜
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佐保川の 汀に青む 荒草(あらくさ)に 伏す鹿の居て 花の散り初む /佐保川の桜2026年3月31日
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猿沢の 池の畦(ほとり)の 暗がりに はつかに動く 鹿の角見し /春宵の奈良鹿
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丁重に エレベーターまで 送らるる 小株主の おほけなさかな /2026年3月30日株主総会
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戦争と 言いて戦闘と 改むる おつむの弱き 総理戴く /April Fool's Day 2026
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「ひみつだよ、私ほんとは魔女なんだ」5歳のうそは こしょこしょ話し
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新年度気になる事は多々たた有れど雨風あめかぜあとの満開桜
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河川敷ダンスを終えた少女たちわれ過ぎるとき例の真顔に
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平日の凪を楽しむひとりとして俵万智読むマクドナルドで
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花冷えに ちま猫ちゃんは さんかくの おにぎりになる おててはのばして
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狂気とかではないけど切りたくなる心ととのうキャベツの千切り
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雨しずく乗せた桜と新緑を朝霧つつみ惑う胸のべ
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子の部屋に大きく空いたこの穴はブラックホールここは宇宙だ
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もしもしも 自分に息子が おったなら 地区予選からして 直視できへんわ
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結局は内干しうちぼしとなり予報にはウソはなかったと安堵する妻
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先見えぬ不安を避けて雨に濡れ 桜舞い散る街並みのかほり
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春が来て君の魔法が綻んで嫌いになれたやっと忘れた
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コロナ禍に元気もらった人もあり「ポヨヨン」と歌うお姉さんたち
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タンポポが白も黄色も雨に揺れ草に埋もれる季節がまた来る
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良い天気。四月一日の朝の駅は、人がうじゃうじゃ、ゴミもうじゃうじゃ。
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嘘だったらと 思う哀しみあれこれと 連ねて浸る 4月1日エイプリルフール
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