紗がかかる
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何処までも進むさ苗が芽吹くから 一夜渡れば違う世界に
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僕たちは歳月の風に吹かれて魂の火が消えぬよう生きる
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いと青き輝きの中我あれど君の中には天地あめつちのあり
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春が過ぎ君という名の花が降る 潮の流れに揺られる最中
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吹き荒ぶ時の最中に春抱きし吾は星なれど君は永遠とわの空
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春雨にともしびの消えぬ日は彼方 幾億に散る光かなしき
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貴女との記憶に誘ひしあの子らがなびく髪さへ道に溶けてき
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生きたるは薄命の中 薄明を信じ眠るも現代いまの常かな
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