ありありと ひかりたたえし 水鏡 指をすり抜け ほくそ笑む月
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目の覚める歌を暴けば大概は音符の脇に髭が生えてる
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ふいの風 ひととき揺れる 草堤 吾亦紅われもこうの空 やがて静まり
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風呂上がり涼を求めて扇風機畳でごろ寝アイス喰いたい
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太陽は 山の端超えて 明明と 布団干したり 梅雨前にして
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チビ猫も けさは りびんぐさんでねた まちがえて どあドアしめられちゃった
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幕引きは文字を記号にうすめつつフェードアウトか然らばマドンナ
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摩訶不思議 国の財政 キツいのに いつまで続く ガソリン補助
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デイケアは久しぶりにて薔薇の花黄色の言葉の友情ありて
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この感情だけは残してくれないか たとえわたしが消えてしまっても
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嘆くでも悔しがるでもない朝にもの憂げなりしわたくし眺む
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「一区切りついたら先へ進めばいい」「つかなかったら?」「ここにいればいい」
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向日葵の幼き芽立ち見つめつつ今年も暑き夏を待ちをり
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遅刻する!慌てふためき目が覚める追わるることは何もないのに
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アナログが元に戻した現世で 手足を伸ばし仲夏に眠る
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規格が合わない充電器を差されて回復できるきみはいい子
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地団駄をスローテンポでボックスステップであけない夜もやまない雨もいい
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細き指 煙を目で追う仕草さえ妖しく映り 俺を惑わす
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梅雨時の束の間の冴ゆる夜半やはんに 煌めく全体像の蠍座
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泣ひたとて 亡きものは帰らぬけれど 涙は悲しみを薄めゆく
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正確性視認性に忠実な ねじ巻き式の懐中時計
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ドブ臭きぬかるみの町深川に 終を迎える 楽園の夢/昭和三十年代
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国鉄の運転手(義父)より譲り受けし 懐中時計と業務に向かう
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ため息の漏るる音すらくぐもりぬ 人も薄れて 暮れる待合
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お伺い立てれば見える今朝の君 「勝手にしたら」の綾なすもやい
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旅行中ビルの高さに上を向き 東京人は皆下を向き
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偏りを テロと云わずに 何という 突き付けられた 地雷爆弾
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公権に あまねく事を 申し立つ 寄り添う人は 必ずや居り
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利権追う泥にまみれしカッブにも夢のピッチに選手煌めく
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大観も モネ・雪舟も 描けない 昨日見た空 八十億の空
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