満開の溢れるほどのつつじ色 幼子たちの視界いっぱい
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午睡あけ子らの額に滲む汗 すぐ近くまで夏が来ている
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露濡れた綿毛の子らはじっくりと舞うときを待つ 一歩ずつ行く
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猫でなく手洗たぬき出でにけり大岳山のそびえる野里
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二人して読書の静かな一日ひとひかな 会話減りくる連休四日目
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日沈みて月登りにし山影に、煙たちこむ渓谷の里
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良い事と良い人ばかりの人生じゃ気味が悪いとまた前を向く
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天井を 眺め動物 見つけ出し 詠むひと時は 希望だったか
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わが人生たびは後悔胸に棲ませつつ反芻するも消化未だに
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隠す・消す そんな生き方知っていて消さないでいたキミの怠慢あいじょう
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ゴールデンウィークまだ始まってないですと連絡を入れるゴールデンウィークに入った人へ
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ゴキゲンになってやるさ!WOWOWで あんたたちがいないよるだって
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情熱と冷笑を何度も焼き直して 灰にならないものだけ思想と呼んで
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おかあちゃんのぬくもりのこる まくらさん ちま猫ちゃんも まねしてつかう
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あんぱんの残りにマーガリン足して シャレオツあんバターパンを気取れり
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あまりにも眠くてがっつり二度寝した 朝の薬がほとんど昼前
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ツーリング二度目楽しむ写真かな単車を囲む桜絨毯
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新しい日々に揉まれて揺られてる 救いとなるのは電子音だけ
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ふんわりと届く香りは「えぐられてちぎれそう」詠んだあの藤の花 /今年も咲いてます
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同じ場所、同じ時間を分かち合う。 気持ちも同じでありますように。
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日を重ね 薄まる愛に優しさを 足して笑顔の味を整え  
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真っ青な空を見上げて雲を見る サッサと行くよとキミがふりむく
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なにこの手女子みたいそうなのよ みんなの前でサラッと言うキミ
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伝えてよあなたの気持ち口にして 俺はうつむくチープな気がして
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信じれる? もう四か月過ぎてる あなたは信じる? 信じられない
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探してる答えのありかわかってる 本屋の奥のカーテンの奥
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人生は神の作ったゲームらしい僕が神でもそうするだろう
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海の中空の果てまで行けるのに鳥や魚が羨ましくて
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何気ない日々の連鎖が本物と認めたくない今も昔も
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Unbelievable! Four months have gone by this year. Can you believe it? I can't believe it!
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