よるやま
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あゝいつもさよならばかりが人生だ/焦がれるばかりの憧憬だいて

わたしたち、雲に似ていた。「さよなら」で 直ぐ消える瑕疵きず 撫でて忘れて、
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パイの実の一番上の甘い層、わたしの戀と同じはかなさ
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恋では無いそんな軽さで済んでない さうでなければきみに届かぬ
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不意に落ちるを耐えたのに。く殺せ 恋の濫觴らんしょう まだ間に合うはず
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もういない 踏みしだかれた初雪の その背追はざり、ゆめのあとさき
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血のゆる傷もいつしか乾きゆく 故にも絶えぬわがはまなすの花/花言葉 美しい悲しみ
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向日葵に並んで笑ったきみ消えゆ 最期のことばがわれろいて
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きみがため言わぬと決めたふ言葉、名残りの思慕よ 浜木綿はまゆうと散れ/花言葉 どこか遠くへ
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別離わかれまで幾許もなしと数えつつ われら屈託もなくまろびて遊ぶ
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そばにいる時ほど辛い孤独かな されどほほ笑む貴方の横で
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みて きみ振り返り吾を呼ぶ 刹那に過ぎ去るとわでもいいのに
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きみがゆく、天を衝く様な雲の峰 叫んで呼んでも声は届かじ
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その色のうつりにけりも愛おしと 貴方が見つめるひとになりたい
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きみ去りし 学び舎に花一輪の、想いは今更 えやみぐさ手に
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優曇華うどんげの花 咲くを待つな脈の無さでも きみがすき/都々逸
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永いこと血のゆる傷であれよかし 痛んでいる間はきみを忘れじ
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おまえさえ居れば地獄に花も咲く 背を追うだけでもわれさきわ
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綺羅宝樹きらほうじゅ、花咲み盛る極楽も おまへ居らずは地獄に同じ
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鯨幕、きみねむる夜の長いこと 話しかけても冷たいばかり
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きみの目にいつか映るとゆめみてた さようなら病葉わくらばこい
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を焦がす 触れえぬ太陽、そはとほく 同心円で息を切らせる
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早春のよるにとけたる沈丁花 となり歩いたむかしのにおい
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平気だよ。わたしがいるよ、大丈夫。 両腕もろく、弱い要塞
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