平太
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いきがって 忘れたふりを かさぶたに 過去の思い出 エイヤーと剥がす
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秋なのに 天低く雲が雨呼び 空見上げても 青色がない
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朝風呂に 朝ビール飲み 朝ごはん 納豆卵 豆腐味噌汁
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食うために 無理を重ねて 歳をとり 我が人生に 悔いはある
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サックスが 夜更けのバーに切なく響き 煙るネオンが 孤独を優しく包む
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すごい雨 舐めていたのか アンダーパス 水平に見える 怖さ身にしみ
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六の段 六七四十二 となえてた 九九の呪文に 辿りつけずに
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熱帯夜 眠れぬ夜に 水槽の 熱帯魚見て いっときの涼を
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百円の コインで出てくる 不思議缶 プシュッと弾けて 悩み吹き飛
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化粧なし 素でも綺麗な 人を見て 「素」と「べっぴん」で すっぴんとなりけり
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鉄格子 名前を呼ばれ 振り向けば 影だけ歩む 自由の方へ ・お題「刑務所」
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てっぺんで 夕陽に染まる 街並みと 明日の平和を 静かに祈る ・今日のお題「観覧車」
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羊から 鶏になる 午前三時 枕投げ出し 天井仰ぐ
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夏の海 絵葉書に閉じ 波の音 君の知らない 空を見ている
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手探りの 眠る言の葉 どこへ行く 波間をさまよう 脳の海原
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産業の コメと言われる 半導体 エーアイ覇権に 命削りて
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ラジオから アメリカ音楽 聞きたくて アンテナ伸ばす 夜の電波に
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防波堤 一人たたずみ 波しぶき 迷える心 打ち砕きゆく
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鈴の音 響かせ歩く 山道を 背中をたたく 黒い大きな手
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盆の夕 墓を離れて 振り返る 見知らぬ影が 手を振っている
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蚊に好かれ 蚊取り線香 焚きまくる 汗かき酒呑み O型だから
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窓枠が 切り取る空の 薄茜 遠き記憶が 静かに揺れて
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雨粒の 伝う窓辺の 向こう側 滲む街並み あの人の影
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ペン先が 行きつ戻りつ 便箋に 真意を探る 夜ふけの迷路
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夕陽浴び 色なき風を 紅く染め 急いで山に カラスが帰る
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静けさに 苔むす岩に 山つくり 夢定の刃に 宇宙を見たり
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車輪の音 静まりてなお 振り向かず 預けし荷物は 知らない明日へ
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八百万の 神に祈りて 土まみれ 闘魂燃ゆる 甲子園の夏
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眠い目を こすり駆け出す 校庭で 終わっていたか ラジオ体操
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包丁を 入れれば香る 青き風 蜜の記憶に 夏は過ぎゆく ・お題「メロン」
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