平太
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熱帯夜 眠れぬ夜に 水槽の 熱帯魚見て いっときの涼を
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百円の コインで出てくる 不思議缶 プシュッと弾けて 悩み吹き飛
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化粧なし 素でも綺麗な 人を見て 「素」と「べっぴん」で すっぴんとなりけり
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鉄格子 名前を呼ばれ 振り向けば 影だけ歩む 自由の方へ ・お題「刑務所」
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てっぺんで 夕陽に染まる 街並みと 明日の平和を 静かに祈る ・今日のお題「観覧車」
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羊から 鶏になる 午前三時 枕投げ出し 天井仰ぐ
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夏の海 絵葉書に閉じ 波の音 君の知らない 空を見ている
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手探りの 眠る言の葉 どこへ行く 波間をさまよう 脳の海原
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産業の コメと言われる 半導体 エーアイ覇権に 命削りて
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ラジオから アメリカ音楽 聞きたくて アンテナ伸ばす 夜の電波に
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防波堤 一人たたずみ 波しぶき 迷える心 打ち砕きゆく
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鈴の音 響かせ歩く 山道を 背中をたたく 黒い大きな手
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盆の夕 墓を離れて 振り返る 見知らぬ影が 手を振っている
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蚊に好かれ 蚊取り線香 焚きまくる 汗かき酒呑み O型だから
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窓枠が 切り取る空の 薄茜 遠き記憶が 静かに揺れて
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雨粒の 伝う窓辺の 向こう側 滲む街並み あの人の影
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ペン先が 行きつ戻りつ 便箋に 真意を探る 夜ふけの迷路
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夕陽浴び 色なき風を 紅く染め 急いで山に カラスが帰る
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静けさに 苔むす岩に 山つくり 夢定の刃に 宇宙を見たり
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車輪の音 静まりてなお 振り向かず 預けし荷物は 知らない明日へ
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八百万の 神に祈りて 土まみれ 闘魂燃ゆる 甲子園の夏
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眠い目を こすり駆け出す 校庭で 終わっていたか ラジオ体操
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包丁を 入れれば香る 青き風 蜜の記憶に 夏は過ぎゆく ・お題「メロン」
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火を起こし 具材を焼きつつ ハイボール テントの上に ぽっと蛍が
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夏休み 炎天下での 草野球 下着のままで 川へ飛びこむ
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ジーンズに 白いポロシャツ 襟立てて 青い海原 声かけしあの日
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今日も晴れ 窓から見える 青空と 白い雲二つ 海へ行く朝
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蝉の声 参拝の道 汗だくで にじむ御朱印 夏の影落ち
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酷暑地獄 グビうまビール ノーベル賞 ゴクゴク喉ごし 夏を飲み干す
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ちりりんと 響く音色に まどろめば 夢へ漂う 夏の日の恋 ・お題「風鈴」
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