湯呑み
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思いつきで始めた高校生です。私の行動の全ては思いつきです。見守ってください。

手が触れる 西日、陽炎、あと少し 隠れかけた太陽に毒づく
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「どうなってこうなったんだどうしよう」何もわからん落ち着いてくれ
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透明なキリンにエサをやる仕事 どこでニンジンは見えなくなるだろう
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逆さまに眺めるノートの端っこの真横を向いた横縞の馬
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バス逃し手持ち無沙汰の喫茶店 次の鳩が鳴くまで待ってる
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真水より体に取り込みやすいから悪意も善意も混ぜこぜで飲ませて
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あの人の詠んだ短歌が好きすぎて 私は二番煎じみたいで
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布団の中で詠む歌は布団の中でこそ読んで欲しい仕上がり
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伸びる見込みの無いわたしのこめかみをグッと押して「大丈夫」って
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クルクルと回る銀蓋 浴槽の中から元気を知らせてくれてる
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座席を取ろうとする人の素早さ 全然立ってられそうな脚力
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バスタオル出すの忘れてマット乗りサーフィンしながら取りに行く時間
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あのねからえーっとねまでも許される そんな世界が大人にも要る
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大切な物を絞れるようになる頃からトトロが見えなくなった
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今年の夏の思い出は バーベキュー、花火、お祭り… あれ?これ去年?
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追伸の方が伸びてく久々の便りにとっておきの切手を
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「宇宙から見たらちっぽけなことだよ」 それでも今が私のすべて
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帆は揺れて提灯の火を受け止める わたしがヒトになったあの夜
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祝福を受けたあの日の細胞もいつの間にやら死んでいること
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あの指に甘えてもいい潮風が羨ましかった 時間返して
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あの日見た花火も今じゃ曖昧で 大人びたこと喜べない夜
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エアコンの汚れたフィルター洗うように愚痴をこぼせる相手がいること
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明日の朝 後悔するのに何故かしら 夜更かしの終わりが見つからない
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光速は彼の真横を飛んでって一瞬のうち永遠になった
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煮詰まって連ねた椅子に寝転がる 君が口に入れてくれたグミ
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透明な夏に赤みを足したのは自分の顔色を誤魔化すためで
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今日だってテキトー喋ってるだけ そこが好きなのなんか言えない
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歩いてるだけでMPHPが減る気がする灼熱の日
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好きという二文字の伝え方ひとつ こんなに悩む わたしは人間
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久々に短くした髪 照れくさくて言い訳みたいに放つ「夏だから」
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