Utakata
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湯呑み
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思いつきで始めた高校生です。私の行動の全ては思いつきです。見守ってください。
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双眸に嵌った月が透明な私の先の誰かを見ている
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万全の自分を信じるためだけに手のひらの魔法陣を飲み込む
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傷付いたはずのこめかみをなぞった あぁ きっとこの辺りに君が
3
石段に染み込む君の細胞と あたしの間に契約ひとつ
3
つばめがとんだ後を見ていた もちろんそこに燕は居なかった
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「目が似てる」そう言われてもわからんが 中の景色が同じだといいな
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質問に質問で返す悪癖も君の愛だと甘んじてやる
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あの頃の記憶に抗うようにして君の手の温もりを貪る
6
「精神衛生にいいんだ」 賢くて逆に素直な甘えだった。
4
また失くす。何度も近づき、また失くす。わかってるのに海が綺麗で。
5
おにぎりと豚汁だけの昼飯も君が作れば完全食だな
7
「蜂蜜とラム酒を少し入れるだけ」 再現できないホットミルク
5
食堂、机のうえの日誌 そこにあったのか、愛というやつは。
3
弾かれたチェスの駒が倒れ込む カラカラ笑う君に敵わない
3
沈みゆく思索の海を打ち破る君の手の盆に彼の好物
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脱力し布団に預ける全身と毛布の境はすでに曖昧
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ちゃんとした飯を食えよと言う医者の 今日の昼は
in
ゼリーと聞く
5
メガネ棚 買わぬメガネを手に取って あの横顔を思い浮かべる
4
自然の美 守っていこうと言うけれど あの『無限』が少し恐ろしい
3
海水で濡れた裾見る片割れの 帽子の影が深海のようで
5
甲板に干された白い波の上 鼻歌交じり進むペンギン
4
新学期 遠足前の予備調査 友のお菓子の 好み訊ねる
7
切れ切れの 飛行機雲を目で追って 「首ってこんなに 動くんだ」と、きみ。
7
ミニキャンバスの真下 絵の具を被っている進研ゼミのチラシ
3
一晩中 家の窓から飛び出して
衛星
(
ほし
)
に触れゆく 妄想をする
4
アーケード 屋根の上から見渡した あなたの部屋の窓は
何処
(
いずこ
)
に
2
久方の 失恋とやらを味わう日。コンビニ飯に泣かされる夜。
5
冷めやらぬ 赤と黄の熱、爆発は、今日も私に夢を見させる。
2
雪降らぬ 地元の子供の楽しみは 学校行事の紙吹雪たち。
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おじいさん。 赤い服着たおじいさん。どう考えても 怪しいだろうが…
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