Utakata
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湯呑み
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思いつきで始めた高校生です。私の行動の全ては思いつきです。見守ってください。
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太陽に 左半身 焼かれつつ 右肩で眠るあなたを見ている
6
あの娘の目 アスファルトだけを見つめてる。 お節介だが 雲は晴れたよ。
6
珈琲の 水面に映る 寝不足顔 いつもよりも 鈴虫がうるさい
2
名作を見た翌朝の台所。 卵焼き焼き。 センチメンタル。
6
減りゆかぬ 課題に埋もれて 時計見る もうシンデレラも寝る頃だろうに
11
「なんだかなぁ」 呟く君の苦笑い 私が笑えば 糸が踊った
1
軟骨の 延長線に目を引かれ 見慣れぬアールに 締まる喉元
1
あなたの焼く薄焼きパンに穴をひとつ。 いいえ。 これは縮み防止。
1
いいかもよ。 泣きたきゃ泣けば いいのかも。 大丈夫 きっとよく眠れる。
5
秋らしくなってきただと? ふざけるな いつまでも夏は冷めぬではないか
2
この心 ずっと重いの 抱えてる。 今日も会話を トリビアに頼る。
1
思い出そう 追えば追うほど 忘れてく 笑った祖父の 姿が滲んだ
4
紅葉や 水平線には 目もくれず。 当たり前って いちばん綺麗。
5
いいのです。 持ってるだけでいいのです。 誰かの宿り木に なれたらと。
2
いつからか 自販機前に 傘がある。 教えてあげたい。 君は差せない。
2
虫の音に 外国人は 気付けない(らしい)。 聞こえるがゆえの 寂しさもある。
4
一学生 複雑なことはわからんが みんなが
人間
(
ひと
)
を 弱いと知れれば。
3
自転車よ。君はどこまで向かうのか。 どこまで私を 連れてゆくのか。
8
「麦茶には いい思い出が詰まってる。」 そんな気がする 残暑のベランダ
5
熱海駅 出てすぐ迷子か我が友よ 私は君らの 保護者ではない
7
ブルーチーズを齧って 苦い顔する前の君。 今では君も物好き。
2
「なに川か?」 見知らぬ川だが 美しい。 詠むため問おう。 「なに川なのか?」
3
鼻柱と 頬骨と目と その爪を 並べて眺めて みたいと偏愛。
2
「アイビーの 絡んだ家が 無くなった。」 「今頃くじらの 胃の中だろう。」
4
ドア開閉 舞い込む湿気は 憎かれど 潮の香りに 頬は緩んだ。
4
白肌に 映える水色ネクタイの その全長は 如何程なのか。
1
舞台袖 聞こえる誰かの 笑い声 きっとそこには あなたの羨望
1
ほらごらん。 そこまで山がせまってる。いつもそこには いのちが住んでる。
1
電車では ずっと立って いるのがよい。 無数の日々を 眺めるのがよい。
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君の振る 風切りバット なお遠く 私の拙い 応援よ鳴け。
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