湯呑み
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思いつきで始めた高校生です。プライドと共生していく道を日々模索しています。

雪降らぬ 地元の子供の楽しみは 学校行事の紙吹雪たち
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おじいさん。 赤い服着たおじいさん。どう考えても 怪しいだろうが…
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君の手が 走るノートを覗き込む。 真横を向いた横縞の馬。
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風に負け 衝動買いする レジ横の 少し割高 コンビニおでん
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バスタブの 中に放った 夢たちも いつか私を笑わせてくれる
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明日あすのこと 考える度 追い込まれ 足早に帰る自動改札
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平安の 貴族に倣って したためた 届け届くな きみへのこひぶみ。
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わたくしの お墓に乗って いつの日か あなたが衛星ほしを 見れたらいいのに
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いつの間に? 日に日に短くなっていく 日照時間に 急かされ洗濯
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窓の外 流るる甘い香 秋感ず 今年はまだ見ぬ 小さな花よ
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誰のこと 愛しているのと 問われたら、 もちろんあなたと 返せるかしら。
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目覚ましと 明日の自分に頼み込む 是非とも早くに 起きまほしかり
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「青春は 自分たちでは わからない」 そう達観す 君こそ青春
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伏せられた 長いまつ毛に乗っている 君の夢まで あと何光年
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あの人の 顔がうろ覚えな気がした 横顔だけを よく覚えてる
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勉強中 ココア飲みつつ思い出す。 昨日の夕方 誓った減量。
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少しだけ 涼しくなった 帰り道 クリスマスの計画を立てる
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オレンジの 光に照らされ 笑ってる あなたの頬の産毛が光った
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階段を ジャンケンしつつ 降りていく。 いつかの夕日を 思い出してる。
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足並みを 揃えようとはしたものの 一息つこうと また遅れてる
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吹き抜ける 涼しい風を嗅いでみた。 うろこ雲が 闇に飲まれた。
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電車内 お喋りマダムに挟まれる 私はSONYのサンパチマイク
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太陽に 左半身 焼かれつつ 右肩で眠るあなたを見ている
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珈琲の 水面に映る 寝不足顔 いつもよりも 鈴虫がうるさい
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名作を見た翌朝の台所 卵焼き焼き、センチメンタル。
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減りゆかぬ 課題に埋もれて 時計見る もうシンデレラも寝る頃だろうに
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「なんだかなぁ」 呟く君の苦笑い 私が笑えば 糸が踊った
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軟骨の 延長線に目を引かれ 見慣れぬアールに 締まる喉元
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いいかもよ。 泣きたきゃ泣けば いいのかも。 大丈夫 きっとよく眠れる。
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この心 ずっと重いの 抱えてる。 今日も会話を トリビアに頼る。
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