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薄氷
(
うすらい
)
の ごとき夕月
縁
(
ふち
)
欠けて 羽虫の飛びて 闇に溶けゆく
29
凩
(
こがらし
)
や 赤み増しゆく マンリョウを 「
小
(
ち
)
さき
桜桃
(
さくらんぼ
)
の如」 と君
27
雨傘が音をたてて壊れた せめてと知らせてくれてありがとう
11
腹立った あんにゃろこんにゃろ ばかやろう 話のネタが またひとつ増え
4
寝落ちてて 起きたら汗だく シャワーしたい 気持ちと葛藤 あとでお風呂かな
17
許せない 相手を許す 必要ない 許せぬ俺を 許すのは俺
13
お元気な ばあちゃんたちが ディズニーを デニーズ言うのを そっと見守る
17
揺れ動く大縄跳びの心臓は 生きる喜びの証だろう
8
哲学の書物を読んで水を飲むやっぱり私は孤独であった
13
チビ猫は
ゆうやけ
(
夕焼け
)
さんとか みたいんだ
ひ
(
日
)
はくれちゃったの じゃあ ねんねする
14
山脈を越えても越えてもなお高く人の営みちっぽけなこと
8
雲まといノコギリ歯のようにそそり立つ地球の呼吸雄大語る
5
大切なあなたをあの日失って二十一だけ増えた体重
8
ずっと好きなんてそんなの綺麗事そうしていつか昏い執着
13
露かかる網もて秋色引っ掛けて山辺に蜘蛛の紅葉狩りあり
14
三時間目に雨が降ります 自分勝手天気予報士 資格有
7
満たされる事なき渇いた魂が無表情の下叫んでるんだ
33
心臓に 悪いが一転 胸熱く 心動かす
強者
(
つわもの
)
どもよ
10
自転車の サドルに触れて 思い出す 犬の鼻先 湿度とぬくみ
13
これはもう コーラというより 氷みず ストロー鳴らし 君を待つマクドで
12
月の道 横切る船は かげろいて 漁に出るのか 時空の旅か ③
21
海駆けて 渡れたならば月の道 金木犀の都に着かむ ②
18
海の上 低く明るい月があり 光の道が浜へと至る ①
19
煩悩の 断つ木刀や 修学ぞ 為す術も無く 教師の元へ
5
謂れある 黄金の国 ジパングの 俗説とやらは 今や幻
4
難病で 召されし吾子の 墓参り 心落ち着く 秋の一日
33
ゆでたまご剥いて剥いても薄皮が残る姿が私みたいで
8
例文の男女がどうも気に入らずハッピーエンドを書いて提出
11
散歩道ルート設定あれやこれどう変えようと熊が出ている
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精神科 先人たちの苦しみの歴史があって今があるんだ
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