Utakata
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ハル
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自然と文化が好きですが、最近は日常の歌多め
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忍ぶ風やり残してきた事柄が重なる季節を偲びて浴びる
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病み上がり体を押して働きつまだ頭が追いついてない
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秋雨が靴に残した泥の跡冬を想いて拭き取っていく
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中秋も秋分もまた置き去りにやっと気温が秋らしくなった
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衰えぬ残暑の車上に舞い落ちた一葉きりの秋の先触れ
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何もしてないのに勝手に痛くなる関節に寄る静かな年波
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マイナンバーそろそろ申請せなあかん証明写真を撮る気恥ずかしさ
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車外計四十二度はさすがにねそれでも三十九度はあろう陽光
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あれこれと試してみては気に入った靴だけなぜかサイズ欠けなり
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某メーカーエアコン無能過ぎるのよ上場廃止になるのも已む無し
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ヨドバシとリンクス延々彷徨って目的遂げた時の嬉しさ
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夏の気温防衛線の三十五度容易に越える都会の排熱
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梅雨雲に置いていかれた残り雲寂しそうに日差しを遮り
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押し寄せる暑さが思考を紫の渦に溶かして見えなくさせる
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旅程表あっという間に消化してあとから旅情が追いついてくる
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言葉でも絵でもなんでもいいからさ自分の世界を表現したい
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メガソーラーひとつも見えない田園の得難き美観守られあれかし
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曲がるとこ間違えたなら何キロも迂回させられる田舎の国道
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白樺の並木の奥の光から優しい日々の足音がする
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ストーリー壮大なれば完結が全く見えぬ漫画の多さよ
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日曜の午前に起きたそれだけで少し得した気になりませんか
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梅雨の谷空の模様に気を配り束の間に干せし洗濯物や
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クッションに難ある靴にインソール入れてなんとか戦力化せり
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道路脇ひょろりと伸びる街灯がもやしみたいで可愛らしいね
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光陰が鷹のごとくに飛び去りて老いた身体が取り残される
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灰色の路が静かに横たわる昨日も今日も明日明後日も
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梅雨入りで肌にまとわりつく湿気足取りさえも重くさせる
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手料理の素朴な味が一日の疲労を受け入れ易くさせる
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デカ過ぎる無印良品探せどもどこにあるやら目当ての品物
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スーパーの自動ドアを開けたなら新緑の匂い吹き込んでくる
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