kuniyakko
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短歌は2022年2月6日から作り始めました。

村上へ藻塩を買いに彼と行くモナカどら焼き大人の遠足
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寒空のビール祭りは震えても一緒に呑めば楽しいふたり
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5002本飲んだぞ1リッター! 良く飲んだほう下戸にしてはね
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「徐脈だ」と胸に耳当て笑う君 これでも充分どきどきしている
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その人の名前ひと文字酒汲みて同じ空をば眺めつつ酔う
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風寒し日差しはやさし春の日に君の手取りて寄り添い眠る
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今日もまた寝落ちする君見届けてナイトキャップのジンをひと口
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愛おしく髪を梳く手に身を任せ目を閉じて聞く柔らかな声
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例うれば他人寄せ付けぬ崖に似てその腹のうちに人見知りの竜が一匹
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今宵また寝落ち確認お風呂ヨシ詫びは直接明後日聞こう
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桜咲き新入生は転居して介護転職妻も越し行く
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昂りて掻き抱きたるその人は無限の優しさ都度沁み出づる
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サクラサク 勢い余りコケる父スケート解禁弾ける歓び
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じわじわと喜びの増す サクラサク スケート解禁受験生の父
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ふたとせの月日またいで封を切るいつぞやの君思い出しつつ
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海光る君が踏みたる夜光虫辿りなぞりて巡り逢いたし
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腕まくら寝心地のよいその胸に抱かれてなお何を求めん?
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いつからか君の自撮りを見る日々が日常となり待ちわびる朝
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有毛な戦い挑む白髪にはまだまだ負けじ三面鏡
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あれはチョコ?見慣れぬ袋下げて行くビル内周遊お疲れさまです♥
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交わりて果てて落ちたる胸の上今この時は全て我がもの
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三日月に金星木星寄り添いて離れていても同じ空見る
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たとへば君 など知らずとも 生きていく ただそれは今過ぐだけの人生
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陽光の明るさ透かすその先にぽつねんと立つ長身の君
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七日後はようやく会えるそれまでは互いの自撮り目線はあなた
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マーカーの上下に一喜一憂す腫瘍マーカーなんぞ気にせず生きたい
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軽くなった?いいえ違うのそれは私がお姫様抱っこに抱かれ慣れたの
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会いたいと思えば君もはいと言う想い合いたる強さの引力
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彼の国は既に美国にあらざりき カードの表裏色を窺う
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恐ろしきニュースのポップアップ大統領彼の国はもう美国に非ず
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