側道を杖つき歩くスピード高齢にあらずアスリート??
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窓たたくあまおと 心のあめざいく きらきらひかってばらばらおちる
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神もなく 仏もいない 人生に どんな理由が 見出せようか
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悲しみや 重荷を背負う 子供らを 神は天から 熱く見守る
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良いことを 行うことを 神様が 応援しない はずがなかろう
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自らの 苦しみすらも バネにして 人に優しく 愛情注ぐ
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見つめ合うふたりを分かつ狭間にはふたりを結ぶいっさいがある
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胸底のつめたく重い炉はすでになにかを燃やすすべを忘れた
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甘ければ 虫が群がり 舐め回す 苦き泉を 封印すべし
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幸福の ボタンを一つ 押すだけで 天から運が 舞い降りるから
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現実に 心開けば 現実は そんな悪くは ないものらしい
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秒針が刻むは猶予或いは身体 見えるよ君の切り取り線
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なんだろう 思い通りに なりそうな 現実的な 人生が来た
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かなしみを 詩で表す 皆の詩 とうとき詩に 心たれる
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一人っ子セキセイインコは内弁慶 お客の気配にダンマリソワソワ
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一歳半セキセイインコの反抗期 芽生えた小さな自我は神秘
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寝ることが仕事の老犬昼時は しっかり目覚めてオヤツをねだる\体内時計?
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ちらちらとかがやく天使の羽をみた つれて行ってよ光のもとへ
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恋だとか愛とかそんなんじゃない もっと重苦しい独占欲
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ねこたちは たまにはなかよく ぷろれすを いきおいあまって コテンとなったり
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あなたと見た後味の悪い映画の隙間に食べた菓子が忘れられないよ
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台風がわるさせぬようカフェオレを今日から飲まぬ。はやく去るのだ/(来たらごめん)
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待合室まちあいの仕草愛らし幼な子に吾子重ねては戻れぬものかと
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鰯雲眺めつ歩くなんだろうスタンド・バイ・ミー歌いたくなる
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繊細な人として認知されちゃうといじけるタイプの繊細な人
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箸袋たたむ指先夏惜しむ冷たい蕎麦の美味かったこと
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旬だから二百五十円秋刀魚焼き全て昔を懐かしむ夜
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雨降って濡れてしまうの嫌なので 2軍の「服・靴・鞄装備」で仕事に出かける
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霜の付く鮎五尾ならば今のうち 甘露煮にして初夏を封印
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分からなさただそれだけと関与する生きねばならぬボクらの根拠は
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