Utakata
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まちこ
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保健所で殺処分待ちだった野良
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あの頃のうちら幼かったよね そういう意味では「幼馴染」よ
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引っ越してひと月経っても生きてるの、植え替えに成功してて草
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口にあるむき出しの骨磨くとき自分史上の学芸員だ
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腕の毛を剃らなくていい日は楽で 剃りたいと思う日は楽しい
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個包装込みの栄養価だってよ、食べろってことかな 疲れてる
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親が喜ぶから「好き」と食べて見せたホタルイカでえずく晩酌
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図工室「何しに来たの」いえ、何も 「楽しいよ」って聞いて来たのに
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汲みたての水を求めて喚く猫 二月中旬 暦では春
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コミュニケーションというよりコレクション
鍵アカ
(
わたし
)
のいいねは君に見えない
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目の粗いネットにツアー
T
入れて 丁寧じゃないけど生きている
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枯れ際が一番鮮やかに見える伯母が寄越した名も知らぬ花
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サビ前で飽きて途切れた鼻歌の続きを紡ぐオクターブ下
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「そんな風には見えないよ」と励まされ自分の歪さを知るランチ
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特別な日にはケーキがあったからケーキセットを頼む休日
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眉を描く 「一本一本描けてるね」と草の絵を褒められたあいつ
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買い替えたスリッパにまだ身構える 履き潰してよテセウスの船
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寂しさを歌う曲が聞きたくて一人で帰っている節がある
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「好きです」と言われた直後エンドロールが流れて次に進めない
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化粧品売り場もスタバも春推してひとり解氷を悼む帰路
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「誰呼ぶ?」じゃなくて「誰か呼ぶ?」なんだよ、『別にいいよ』ってどっちなんだ
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僕を好きだと言う君を僕も好きになれないバグで処理落ちする
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失うのが怖くて何もできない 元から何も持ってないのに
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プレゼントは消えものって決めてんだ 惜しまれたいし忘れられたい
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「私はね焦げてる方が好きだから」母の方便を君に捧ぐ
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視力には自信あるから手の届かない存在で在り続けてね
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お前らが「特別だ」って言うから何かしなくちゃいけない気になる
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「私より長生きしてね」呟けば欠伸でこたえる温い毛玉
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ブロックした元彼のアカウントを見る度自分が嫌いになる
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新しいトリートメントに髪敏く ただ我のためさらさら踊る
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じゃりじゃりとココアのダマを押しつぶす カップの傷はとけきれぬ愛
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