まちこ
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保健所で殺処分待ちだった野良

お局の小言に共感しつつあるワーキングデッドオフィスアットトーキョー
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水滴をいちいち受け止め鳴るシンク 大げさなんだよ泣いたくらいで
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23:47じゅういちじよんじゅうななふん すりおろしトマトジュースで休日とする
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ジリジリと私をなじってた奴の訃報を告げるコックカワサキ
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手のひらを電灯にかざしてみれば真っ赤に光るぼくのマニキュア
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エスシタロプラムのエスは左回転 弟のベイが吹っ飛ぶ
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▼なべのふた ▼さいばしのつえ そうびして クエスト★★★★★ ▽「からあげづくり」
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こ〜〜んなに、なが〜〜いテープ、どうするの? はしゃぐゴロリを封緘する
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カレンダー千切る「思い出にするな」と記憶に代わり叫ぶミシン目
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あの頃の私へ 見てる? 憧れの街でこんなにお金がないよ
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引っ越家出してふた月ぶりの実家では食べたことない献立が出る
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私しかいないんだから刃先側こちらに向けなくてもいいんだ
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好きになるのはヒット曲ばっかりで こんなとこだけ平凡なんて
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あの頃のうちら幼かったよね そういう意味では「幼馴染」よ
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引っ越してひと月経っても生きてるの、植え替えに成功してて草
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口にあるむき出しの骨磨くとき自分史上の学芸員だ
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腕の毛を剃らなくていい日は楽で 剃りたいと思う日は楽しい
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個包装込みの栄養価だってよ、食べろってことかな 疲れてる
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親が喜ぶから「好き」と食べて見せたホタルイカでえずく晩酌
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図工室「何しに来たの」いえ、何も 「楽しいよ」って聞いて来たのに
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汲みたての水を求めて喚く猫 二月中旬 暦では春
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コミュニケーションというよりコレクション 鍵アカわたしのいいねは君に見えない
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目の粗いネットにツアー入れて 丁寧じゃないけど生きている
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枯れ際が一番鮮やかに見える伯母が寄越した名も知らぬ花
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サビ前で飽きて途切れた鼻歌の続きを紡ぐオクターブ下
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「そんな風には見えないよ」と励まされ自分の歪さを知るランチ
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特別な日にはケーキがあったからケーキセットを頼む休日
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眉を描く 「一本一本描けてるね」と草の絵を褒められたあいつ
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買い替えたスリッパにまだ身構える 履き潰してよテセウスの船
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寂しさを歌う曲が聞きたくて一人で帰っている節がある
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