Utakata
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まちこ
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保健所で殺処分待ちだった野良
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「月食見えなかったね」と月色の目をしたこの
猫
(
こ
)
に語りかける
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なんだかんだ言って自分が一番根暗だと思ってる皆さん
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運命が与えてくれなかったものばかり追いかけるような人生
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今日はまばたきで猫に挨拶していたら「むゥん」と返ってきた日
1
ご褒美はもらうものから買うものに 代々木上原飛ばす特急
1
時間割には大人たちが
やりたかった
(
やれなかった
)
ことが詰め込まれているよ
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灰色のケサランパサランが生まれるブラッシング 今日は三匹
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最高に愉快な過ち、電子書籍の積ん読の山を今日も
1
冷たいものを綺麗だと思うのは心が水でできているから
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「人なんて無意味で無価値」の一文に救われた側の者でして
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ほしい本の数だけ逃げ込める世界を求めてるのかもしれない
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頑なに張った心身なんてのはすべて湯船にとかしてしまえ
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イヤリング、指輪、コートの順に脱ぎ「帰るまでが」の魔法が解ける
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コーヒーを警邏あるいは探索する猫を捕えられない朝餉
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扇風機つけた途端に風下を陣取る猫に夏を見つける
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横たわるあなたの背中に安心ではなく不安を覚える夜
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狭い空、星代わりの夜景、アスファルトが私の故郷 東京
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今わたし 暖かさより冷たさに春を見いだす季節に居ます
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変わりゆく時代の中で変われずに「変わり者だ」と揶揄される僕
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謝られても私の心は元に戻らないので別れましょう
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猫が風通しの良い廊下の角で寝転んでいる春の便り
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猫の頭に はふっ と息をかける 私も母にされた愛で方
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君の話の要領はお米の計量みたいなものだ。……で、オチは?
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ガソリンがとけた水たまり色した君の瞳が欠伸で滲む
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もたれ合う恋人見せつけられつつ私は窓に身体預ける
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桜じゃない花びらだったものを踏みつけて春の足音とする
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マンホールを踏めば死ぬと思ってた頃を思い出させる春雨
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小窓に「夢」と打っていざ[検索]すると
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Not found
)
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一日の反省会をするようにスクロールすれども答え出ず
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薬漬けの私の肝臓は苦いでしょうけどそれでもよければ
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