Utakata
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まちこ
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保健所で殺処分待ちだった野良
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きみの声でエイジングされたイヤホン心なしか曲まで甘い
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きみ宛の送信ボタン押す度に身投げするかのような気分だ
11
「暗い」とか「冷たい」だとか人々は光や熱を求めすぎてる
4
清濁の濁は君への猜疑心 呑み込み大人になってしまう
1
あの曲にしか癒せない「何か」の正体「孤独」と気づく脱衣所
0
「天使が通る」とはよく言ったものだ ホワイトノイズの向こうの君
1
「生きてれば良いことあるさ」なんてのは生き残った人しか言えない
1
おやすみモードのケータイを叩き起こし「過去の通知はありません」
2
脈アリだとか脈ナシだとかはしゃげる仲じゃないわたしは幽霊
0
明日
(
あす
)
から日ごとに夜が延びる 太陽に縮む影とは裏腹に
0
頭の中サカナクションが泳ぎまわって仕方ないあなたのせい
1
いつ途切れてもおかしくない一日一往復の赤い糸を撚る
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そのかぎしっぽには神経以上の生命体が潜む揺れ方
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愛された分だけ寿命が縮むとしか思えない猫の一生
4
「月食見えなかったね」と月色の目をしたこの
猫
(
こ
)
に語りかける
2
なんだかんだ言って自分が一番根暗だと思ってる皆さん
4
運命が与えてくれなかったものばかり追いかけるような人生
3
今日はまばたきで猫に挨拶していたら「むゥん」と返ってきた日
1
ご褒美はもらうものから買うものに 代々木上原飛ばす特急
1
時間割には大人たちが
やりたかった
(
やれなかった
)
ことが詰め込まれているよ
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灰色のケサランパサランが生まれるブラッシング 今日は三匹
1
最高に愉快な過ち、電子書籍の積ん読の山を今日も
1
冷たいものを綺麗だと思うのは心が水でできているから
2
「人なんて無意味で無価値」の一文に救われた側の者でして
3
ほしい本の数だけ逃げ込める世界を求めてるのかもしれない
3
頑なに張った心身なんてのはすべて湯船にとかしてしまえ
1
イヤリング、指輪、コートの順に脱ぎ「帰るまでが」の魔法が解ける
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コーヒーを警邏あるいは探索する猫を捕えられない朝餉
1
扇風機つけた途端に風下を陣取る猫に夏を見つける
2
横たわるあなたの背中に安心ではなく不安を覚える夜
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