まちこ
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保健所で殺処分待ちだった野良

本物の海はいつも砂の色 綺麗な思い出になんてしない
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窓から望む青空に目もくれずブルーライトで網膜を焼く
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諦めを濾過して取り出した結晶を「優しい」なんて言わないで
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階段の縁のゴムだけ踏み上る 息をひそめる癖が抜けない
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デパ地下のショーケースに問い詰められる 母は何が好きなんだっけ
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リスニング案外得意かもしれない(※ 歯磨き中の君限定)
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「ゆっくり食べる方が長生きできるらしいよ」と私を待つ君は
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リモコンに「ピッ」とアテレコする君のそんなところを大事にしたい
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本日の予想最高気温だけ信じた服の君はお人好し
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缶コーヒーを呷った先にいつか図鑑で見た雲 明日は雨
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花も芽も日差しもやわらかい春が好き 弱いものしか愛せない
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ロックともポップスともつかぬ歌を流してる ? いや、流されている
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成人年齢引き下げだって、きみはあと10年先くらいかな
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おすすめのプレイリスト(3)その3が今日の私を弔う灯篭
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夜桜が白いもこもこにしか見えず こころを亡くす字が腑に落ちる
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あの日見た花の名前を僕はまた調べて忘れる白木蓮
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どれだけきれいに洗っても臭いが取れずゴミ箱にされる人生
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小さい頃ひどい仕打ちをしてきた子 君もそんな目に合ったのか
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「先輩にはいい人が現れますよ」と人のいい君は言う
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頭からかぶるシャワーの熱さに枕を濡らした涙が浮かぶ
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寒いのは嫌い 震えているとあたかも自分が寂しいみたいで
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3番目くらいに好きだったバンドのギターリフに置いていかれる
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廊下からレンジ前へと移動するヘソ天前線冬を告げる
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きみの声でエイジングされたイヤホン心なしか曲まで甘い
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きみ宛の送信ボタン押す度に身投げするかのような気分だ
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「暗い」とか「冷たい」だとか人々は光や熱を求めすぎてる
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清濁の濁は君への猜疑心 呑み込み大人になってしまう
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あの曲にしか癒せない「何か」の正体「孤独」と気づく脱衣所
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「天使が通る」とはよく言ったものだ ホワイトノイズの向こうの君
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「生きてれば良いことあるさ」なんてのは生き残った人しか言えない
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