Utakata
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海野水屑
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み-くづ 【水屑】 水中のごみ。つまらないもの、役に立たないもの、はかない身の上などのたとえに用いられることが多い。
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声だけは憶えておいて いつかもしすれちがったらそれで気づいて
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左手と右手の違い ペンを持つ方と子猫の背を撫でる方
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目の奥におおきな海がすんでいてたまには会いに来ることもある
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君の吹く笛の音色をのせてゆく川は流れて流れて海へ
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とびきりの笑みで手を振る いま下を向いたら泣いてしまう気がして
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懐かない猫のあくびに報われたような気がした夏の終わりに
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そういえばあのとき決めた暗号の解き方をまだ忘れてないよ
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両腕の蔦であなたに絡みつくのを抱擁とわたしは呼んだ
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人生はタイムカプセル 後悔は忘れた頃にまた目を覚ます
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きみが跳ぶ! その瞬間に世界から音が消え去るような日もある
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網戸越し吹奏楽の合奏にトロンボーンの音色を探す
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君のいた夏があるから君のいない夏がうまれてここにあるのだ
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「もう一度触れてください」切なげにだれかを呼び止める改札機
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けだものはぼくだけだものきみはまだあかるいばしょへゆけるのだもの
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きみがいま名前を呼んでなんでぼくボイスレコーダーじゃないんだろう!
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大切にしたかったよね こんなことしたいわけではなかったのにね
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図書館へ予約の本を取りにいく からだがちょっと上下にゆれる
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遠くからきみを見ている 届かない星に名前をつけるみたいに
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来世では魚になって水槽の中をふたりで泳ごう ずっと
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嫌われるのが怖くなくなってからあなたのことがこんなに好きだ
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水道の蛇口に住んできみの手に触れる温度を調節したい
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思い出を主食にしてるわたしって手のかからない生き物だから
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イヤホンのぷにぷに、え、そうイヤホンのぷにぷに、ちょっとなんで笑うの
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ビー玉を口に含んで冷たさがきみのたましいとおなじだね
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とん、とん、と幼きわれの背をたたく母の指にも似たる雨音
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エスカレーター のぼるときその先が見えないことを希望と呼ぼう
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きみは星 夜がこんなに似合うからなんと言おうとぜったいに星
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この顔にピンと来たならご連絡! アプリに並ぶ指名手配書
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「生きるってなあに?」と子らが母に問う 死なないことではなかったはずだ
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「妖精はいない」って言う度に死ぬ妖精みたいに生きるわたしは
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