海野水屑  フォロー 3 フォロワー 3 投稿数 29

ええ先生、恋は罪悪なんでしょう わかってますよ わかってますとも 

道端で猫の死骸を見た君はきっと天使より美しく泣く 

腕時計利き手に着けておくからさ ひねくれ者に出会える日まで 

草花も蝉も少女もあの恋も、夏はすべてを殺してくれる 

熟れすぎて腐ってしまうくらいなら少女のままで死んでいきたい 

教えてよ 愛した人と沈みゆく水はどれほど優しかったか 

眠るよう死んでいきたいだけなのに朝日が今日も私を生かす 

いつもより酔いが回ったその顔は真赤な月の真似をしてるの 

マニキュアの除光液が鼻を酔わせて知らず知らずのうちに鼻歌 

罪人の吸う煙草から立ち上る煙は天国に行くのかな 

このことは墓まで持っていくけれど あなたのために生きていました 

ぬいぐるみ抱いて「おれのほうが」って言うおまえがいちばんかわいいよ!!!!!!ばか!!!! 

きみとなら死んでもいいよ、でもたぶん生きてもいいと思うんだよね 

あの恋を告げてしまった夢を見た 君は私を見もしなかった 

ワンルーム 窓に映ったあたらしいあたしとあたしらしいあした 

溜め込んだ洗濯物を干してみて計画性の偉大さを知る 

もう少し隣を歩いてほしいから知らぬふりした折り畳み傘 

もの言わずぼくに寄り添うきみの髪 雨のにおいが梅雨を知らせる 

優しさは花に似てると言うけれど日が当たらねば芽吹きもしない 

今夜から一人で眠ると思っても、寂しくはない、ことが寂しい 

君からの手紙と青春の記憶を今朝あの部屋に捨て置いてきた 

引越しの段ボールが部屋を埋めてく さらば青春、もう帰らない 

会いたいと書いては消してを繰り返し下書きばかり増えていく夜 

抱き枕代わりの可愛いぬいぐるみ きみの名前で呼ぶのはないしょ。 

さらけ出た首をあなたが柔く食む そのまま噛み契ってくれないか 

飲み込んだ言えぬ想いが身を焦がす地獄のような恋をしたのだ 

あのひとに夢でいいから逢いたくてパジャマを裏に返して眠る 

誰よりもきみを幸せにできるのは きっとぼくではないね それでも 

「荷物なら持つよ」と出した左手をほんとはきみと繋ぎたかった