海野水屑  フォロー 17 フォロワー 19 投稿数 135

み-くづ 【水屑】
水中のごみ。つまらないもの、役に立たないもの、はかない身の上などのたとえに用いられることが多い。

弱みなど見せるものかと意気込んでコンシーラーを塗りたくる指 

酒女酒酒女女酒 女酒酒酒酒女 

宵越しの恋は持たない主義なので君とはここで終わりにしよう 

この先も優柔不断の優しさと柔らかさだけ残していたい 

陽だまりの君が振りまく無差別の春が日陰の私を殺す 

お揃いが増えていく度いつか来る終わりが僕の頭を小突く 

海にゐる人魚がなげく唄声が水面を揺らしおしよせる 

簡単に言うなよ当たって砕けたら誰が拾ってくれるんですか 

友情を言い訳にしたブラウニー 本命だって気付かないでね 

I loved you.と言えない あの恋は過去形にすることができない 

星座とか見えなくていい ただ君を連れ出すための理由が欲しい 

朝焼けに光る小波さざなみ、硝子片、砂浜さえも生きている時 

肉まんになりたい 分厚い皮の中温もりだけに包まれてたい 

蜜柑剥くぼくの手だけが黄色くて 食べるのだけがきみの担当 

忘れたいことに埋もれて動けない ゴミ収集車まだ来ませんか 

君のこと忘れたいから髪を切る 君の嫌いな髪型にする 

好きな人 明朝体で話す人 三点リーダを二個使う人 

すみれ色 私の色だとわかってて選んでくれた? ……んなわけないか。 

ひらひらと袖を揺らして歩いてく後ろ姿をそっと切り取る 

もうずっと貴女のために死にたくて 貴女のせいで生きていたいの 

故郷ふるさとに煙草を持たず帰るのは 大人の僕を忘れたいから 

神様のくしゃみで空に飛ばされた手紙が届くのを待っている 

人間の心と心を繋ぐにはまだ有線が主流らしいね 

君の吐く二酸化炭素と愛だけで光合成ができたらいいな 

六畳間照らす円い蛍光灯 眠れぬ少女が縋る満月 

ごめんね、と言われてやっと気がついた 優しさは愛ではないらしい 

引いていく波と同じ静けさで言葉を紡ぐひとになりたい 

ゆりかごとニンナ・ナンナの子守唄 確かに君は愛されていた 

真夜中が凍りつかせた指先を温めてくれる人なき師走 

はじめてを奪ったやわいくちびるが死ぬほど好きだから死んでくれ