Utakata
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海野水屑
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み-くづ 【水屑】 水中のごみ。つまらないもの、役に立たないもの、はかない身の上などのたとえに用いられることが多い。
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明日には忘れていいよ 僕たちが親友と呼ばれていたことも
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焼きたてのシフォンケーキも優しさであなたに勝てる見込みはないね
9
秘密基地ごっこをしてたあの頃のままで大人になったぼくらは
10
寂しさを誰かのパパが作ってるシュークリームで埋めてから寝る
9
きみを攫うのはおそらく桜ではなくて波ではないかとおもう
8
「世界一好きだ」って言う君はこの狭い町から出たことがない
22
冬が来る前に会おうか 身を寄せる訳を気温にさせないために
9
あなたはすべてくれました 本当にほしかったもの以外はすべて
7
バースデーケーキのように線香を立てて君との別れを
祝
(
のろ
)
う
2
ボートを漕ぐように生きる 行く先に目を向けるのが怖いのでしょう
1
恋という言葉を知らぬ少年が鼓動の音に驚いている
10
瘡蓋になったあなたの思い出をそっと剥がして残る傷痕
7
言い訳がきかないほどに春になり車窓には青白磁の空
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全速力で生きていた彼はいまごろあの橋を渡りきったか
7
すこしだけ窮屈になった詰襟の黒に一枚映える花びら
8
ささくれが引っかかったら痛いって言ってもいいよ よかったんだよ
5
ひみつ、って どこでそんなのおぼえたのめちゃくちゃかわいいけど ひみつ、って
1
この傷も孤独も闇もぼくのものだからきみにはわけてあげない
9
やわらかな布にはなれやしないけどナイフでだって君を守れる
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桜の花が散ったらいなくなるあなたは春なんですね、せんぱい
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これは梅、これは桜で、これが桃。ゆびさす爪の先も春色
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灰皿もないのに煙草を買ってみてあなたの上澄みだけを想った
6
心臓にこころが宿るというのなら死ぬまでじっとしてくれないね
2
「もしもあと十年経って二人とも独りだったら乾杯しよう」
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歯車のひとつにすらなれやしない僕らは路地裏のスクラップ
1
歩く度かかとが割れて痛いのは前世が人魚だったからかも
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追いかけた夢は時間の無駄だったし 猫はビニール袋だったし
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画面の向こうのわたしは実在しないゆうれいだから愛してね
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画面の向こうのあなたは実体のないゆうれいだから愛せるよ
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