田宮花梨
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猛暑日の 汗はプールの 露と消え うおの心に 我が身重ねる
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夏の日に 落つる夕日を眺めつつ 涙と暮れる 恋の面影
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我が隣 共に夕焼け 見上げれば 消え行く赤に 待てと求める
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雨粒は 紫陽花あじさいに落ち 宝石に 天の恵みに 思い巡らす
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春はまだ 来ないと風に 知らされて 溜息ひとつ 冬の寒空
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夢現ゆめうつつ 部屋の寒さに 気づく朝 冬よ も少しもすこし 寝かせておくれ
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秋過ぎて 心身冷ゆる 寂しさに 落ち葉の匂い もはや懐かし
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