Utakata
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眠
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点々と影になりゆく鴨の背に寒くないかと語れば羽音
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見た目より中身が大事と言う口で綺麗なパンを選んで食らう
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ブレーキをかけてしまった感情にもういいよってねぎらう夜更け
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多じゃなくて個になりたくてもがいてた 白い校舎に捨てた青春
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死ぬときは傍で見ていて人生で吾の一等まばゆい姿
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舐められぬ強さが欲しい ばってんを刺されたひとつひとつに刻む
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優しさに触れて自分の醜さが二人の部屋にぽかりと浮かぶ
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突然の雨に濡れてはいないかと六駅先に馳せる愛情
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本棚にまどろみと在る本たちをそっと目覚めに誘う指先
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とぐたびに米は濁りを脱いでゆく こころの脆い皮膚を流して
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さよならが言えないままに情ばかりふり積もっては動けなくなる
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炭酸の抜けたジュースを飲み干した 輪郭のある終わりが欲しい
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