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篩
(
ふるい
)
かけどれが地雷か見ているがとんと分からぬ怒りの理由
16
後ろにいるのに気づかないふりのあなた代わりに広い背中を独り占め
4
グリーンのペンで書かれた君のメモ持ってるだけでずっと花束
52
山肌に春の残雪眺めいて恍惚とする過ぎし想い出
17
柔らかく柳が揺れる風をもて泪の如く桜散り舞う
28
淡い春 性旬終わり 老害は 己で歩く 前だけ見据え
9
朝摘みの新茶なれども人は言ふ。「八十八夜の長寿の薬」と
7
ベッド脇
凭
(
もた
)
れてスマホ眺めたる夜の シトシト窓叩く雨
19
てのひらに落ちた桜を水浮かべこの静けさで今日を始める
28
あなたのこととなると逢うときも逢わないときもどうにもならない自分
6
ハイキング身仕度整え電車乗り ふと気がつけば周りは仕事着
17
職人の誇りがすごく傷ついた痴漢冤罪かけられた
掏摸
(
すり
)
11
半減期 永い時間が経過して 毒の力も珠の光も
11
雨上がり窓枠が春を連れてきて「頭痛がする」と春病の母
19
生徒らは散り散りになり忘れられ 発掘されないタイムカプセル
17
記念だの思い出だのを貯め込んた ガラクタ箱は発酵しない
14
早朝の庭さえ煙る雨上がり薔薇の香りが淀み動かぬ
13
躓いてアイスの先が跳ね飛んで大泣きした子いま三十五
12
つばくらめ空ひるがへり急降下
眼
(
まなこ
)
で追ふも秒で消へさる
31
杖つきてセルフレジに挑みしに後ろの行列湯気立つもあり
27
引き抜かれ花二つある
スナップ豆
(
スナップ
)
が地に横たわり鬼の
吾
(
あ
)
を見る
22
思いがけず新聞掲載の報を受け老医われにも力みなぎる
6
菜園に 紋白蝶が飛び舞いて 猛暑の序章初夏は来たりぬ
25
春の陽にもてあそばれて町ゆけばカーペンターズ口ずさみつつ
17
教科書を毎日忘れていたやつがちょっと心配になる五月は
8
透明に開いた傘に小さくて黄色い未来 雨は上がるよ
7
真夜中のドアはでっかい猫じゃらしぼくはいつでもきみを待ってる
3
海の塩っ辛い味さえ知らないのカツオノエボシは知っているけど
3
ゆってぃがワカチコワカチコ言っている「島崎?」母さん、それは和歌子よ
2
あなたからもらった金のネックレス、メッキがはげてあなたらしいね
3
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