のねママ
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からっ風 ものともせずに ボール蹴る 半袖の子等 弾む声聞く
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吾に声 掛けし笑顔の 看護師は 「十五の春」の 面影残せり
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身体の「経年劣化」へこむ日に 春の香届く 古木の梅花
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胸迫る あのの電話 父の声 今年で10年 記事読みし朝
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遺された 毛糸で膝掛け 編む夜は 胸に去来す あの日の笑顔
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人波を 縫いし進めば 目の前に 水面みなも揺らめく 睡蓮の池
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夏越した シクラメンの 株元で 冬に向いて 伸び立つ花芽
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古楽界 最高峰が 奏でたる 心沁み入る 通奏低音
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晴れ着着た さき手を取り 踏む砂利は 人生時計 秒針の音
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植物園 とばりがおりて 始まるは 樹々と光が 織りなすステージ
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人類の進歩と調和 時を経て 生命の樹は 吾に語れり
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呼応する 光と樹々に いざなわれ 踏み入りたるは 幻想空間
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彼岸花 縁取る黄金こがねの 水田に 微笑み浮かべ まどろむ亀石
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