寛生
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今は香港で暮らしています
風流なのか日記なのか恋文なのか風刺なのか駄洒落なのかSFなのか

おやすみと唱えれば今日出しゃばった僕を後悔しなくていいの
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ご一家は路頭にぽいっと落とされてにっちもさっちも尖沙咀チムサーチョイ
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「おはよう」で昨夜のケンカを強制終了します修理はしない
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あそれそれ跳ねる浴衣の袖先の横顔見てました何周も
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踊れないパパ踊れないイージーなステップも踏めない観光地
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日記たちは僕と共に灰になる 側室たちは生き埋めとなる
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ドバドバと書けば流れる脳味噌はペンを通って日記の海へ
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今日が来た生きろ生きろよ明日までも日めくり日めくら日めくり日めくら
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もらったが正直いらぬカレンダー押し付け合えば年の瀬家族
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「火曜日が七の段!」子が言ったから今月末は六十三日
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燃え落ちる我が家の火事は全身で火の粉を浴びて感じたいから
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夜勤明け帰るあなたの「お疲れさま」「お」にため息が混ざってました
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デートする約束LINE書き出しは「お疲れさまです」でしたねいつも
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わからない僕をわかってもらうまでただただただただ距離を置く
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ちゅちゃっ、と誰も見てない瞬間の口づけばかり上手になった
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どろどろのクルミ汁粉と父の口 マンゴープリンの子が見ている
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柔らかな酢豚に混ざるクルミもねパイナップルも君も許したい
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ぼく泣くよ一週間後 二週間後にユウイチは転校するの
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生きるため 霞を食べ飽きた時はペッパーランチの煙を吸う
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引越しの箱が荷台で転がるのタバコの煙越しに見ていた
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水飛沫を立てぬ漕ぎを続ければ徐々に水煙あがり舟、飛ぶ
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デカ過ぎる段ボール箱を蹴飛ばす カルロス・ゴーンは黙っている
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味濃いめの幕の内を抱えつつ青空と上るあざみ野の坂
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赤Tの子らが裸足で寝転がる寺の石床 神々笑う /シンガポール
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ごくごくと天下一品の旨沼を飲み干す胃腸よもう一度
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「すいません」を言い換えようチャレンジは「ごめんなさい」が増えて終了
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龍の足 何本だっけ?あったっけ?蛇はないよね?だったらあるよ!
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3個ずつ3行 絵文字送ったらスロットマシンみたいおめでとう
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ふくらんだ赤い靴下 ひざ抱え見つめています光の中で
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「もう二度と揃わないよねこの仲間」みんなであえて言わぬ夜です
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