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君はまだ夢や未来を嗤わずに僕よりずっと清く生きてる
12
ずっと前落としたきりの僕の夢 君とだったら叶えられそう
9
君が云う 臆病なのは好きだから聞いた僕はまた臆病になる
10
君のこと想う寂しさには負けない
o
v
e
r
t
u
r
e
(
前奏曲
)
はもう鳴り出す頃
9
陸
(
おか
)
にある僕の気持ちを攫ってく引き波みたいな君の微笑み
10
振り向いた逆光線のシルエット遠い季節へ誘ってる君
12
まだ「君」と代名詞でしか呼べぬ君「あなた」と呼んでる私も私
2
千両の実は葉の上につき万両は葉の下につく故は知らねど
2
クリスマス? スーパーで知る 歳になり 今宵も 変わらず 味噌汁すする
8
冬の月 明るく足元照らしたり 我を悔いなき方へ導け
11
点滴を 止めてもらうと 弟から 凄い人生 堂々完結/父へ
8
モデル美女微笑む広告新聞紙 泥付き大根包んでごめん
11
小気味良く冷えた風受け窓拭けば 気持ちのくすみも消える気のする
12
イヴイヴという友のいて蒸し牡蠣をたんまり並べふたりの夕餉
8
つまらぬと 言った人生 朽ちにけり 変わらぬ笑顔で 君は逝く
1
「ポジティブが口癖」というあの人を嫌いと思う自分を誉める
22
クリスマス時期のマフラー 大判の 雪の結晶デザイン好めり
4
寂しさは病。ニットのセーターに頬をおしつけ自分を騙す
18
君のいるその一瞬にかけたくて動かす指はフリック入力
1
人間は いつになったら ほんとうに 自由になれる 魂のこと
1
がちがちに 塗りこめられた 倫理観 孔子が決めた 儒教のルール
1
あの人に 言っておきたい 一言を 言ってみたけど もっと言いたい
2
有給を 消化している 一か月 仕事決まらず 不安な師走
3
友達は 誰もいないと 思っても けっこう人気 白髪の頃
2
寒風に 追われるように 帰宅して ドアを開ければ 愚妻の小言
1
細やかな 景色を撮りて 保存する 息子がくれた デジタルカメラ
3
月末で 健康保険 なくなりて 駆け込み通う いつもの医院
2
クリスマス 人は浮かれて 讃美する 失業者には 虚しく響く
1
師走にて 船山橋の 欄干に 肘をつきつつ 富士を眺めん
2
寝違いが 中々治らぬ 師走中 痛み増したる 寒き一日
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