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懐かしき人順々に思い出し墨を流したような暗がり
0
虚しさはまた虚しさに辿り着き無心に刻む秒針の針
0
人間は恥の塊赤き口大きく開けてただ眠るのみ
1
一杯のために長蛇の列並ぶ 冷えた足先 熱い麺・汁
4
眼差しで制止を受ける それ以上僕の心に踏み込んじゃダメ
2
制約のある恋だから深夜のみ強く想うこと許されている
6
赤い花制限区域に咲き誇り、眺めることは許されている
0
整形医ブスから金を巻き上げて美人と遊ぶいい商売ね
1
噛みまくる女子アナにイラッ納品路正月ボケかもう夜は明けた
1
その運は食玩の方に取っておけ 大吉引いて長男浮かれ
0
賽銭は入場料ではありません 社に入れろとせがむ二歳児
1
書き初めはタイトルのみがマジックで緊張走り左に寄って
1
二歳上友の縄跳び刺激され最高記録塗り替えた冬
1
時がたち 慣れない日々も平常に おしゃぶりみたいなイヤホン外し
0
真実を決定づけるかのような こんな強さの瞳があるの
1
観覧車背にする君はほんとうに 夢みたいで宝石みたいで
0
頭がいいから好きになったけど どんどんばかにしてしまいたい
2
「バイバイ」と唇そっとうごいてる きみは消えた 小松菜奈みたい
0
意識だけ十億年後に旅しても体は連れて行けないもので
1
年末も年始も仕事 不満はない 電気ケトル早くわかないかな
0
君を乗せ 駆け抜ける馬の背中には 大地より黒いたてがみが躍る
0
味の向こう スパーク宇宙の背中かな 畳で味わう夜は明るく
0
境界にて感覚されし刺激なる一塊の棘皮てふ我
3
そんなことどうでもいいのにまた今日も食べるもので悩む夕暮れ
4
本殿の前に巨大なQR 遠めから投ぐ電子賽銭
2
飲み込んだ言葉たちが喰らい合う いつでも胸に抱いてる
蠱毒
(
のろい
)
6
君よりも二秒遅れて目をつぶる 君で眠って君で起きたい
0
苦しいと嘘をまたつく冠雪が今年は遅い山々を見る
1
こぬか星滲みし夜空見上げればうまくいかないことばかりなり
0
ひとひとり失うことを忘れるということなんてできるだろうか
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